ベイトフィネスロッドの選び方を2つのポイントでシンプルに解説!使用シーンごとにおすすめロッド9選を紹介
投稿者:ANGLERりゅーちょい
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「ベイトフィネスという釣り方を知ったので試してみたい。専用のロッドはあるのかな?」
「ベイトフィネスロッドはバス釣り用ロッドとは違うの?」
ベイトフィネスロッドについて調べてみようと思ったとき、上記のような疑問が出てきますよね。
調べてもよくわからないといったことも多いでしょう。
ベイトフィネスという釣り方は比較的、新しいジャンルのため、釣り経験者でも具体的な選び方がわからないことがあります。
「ベイトフィネス用ロッド? 名前にベイトとつくのだから、ベイトロッドを使えばいいのでは?」
長年、釣りをしている僕でもベイトフィネスを知った頃は上記のように単純な思考でロッドを選んでいました。
しかし、いざベイトフィネスを試してみると、ぜんぜん釣果が上がりません。
色々と原因を探った結果、やはりロッド選びが間違っていることに気がつきました。
正しいロッドを選べるようになってからは見違えるように釣果が向上しています。
たとえば、食材を切るときに包丁なら何でもいいというわけにはいきませんよね。食材の種類や大きさによって、包丁を使い分けることも多いでしょう。
ベイトフィネスロッドもただのベイトロッドではなく、ベイトフィネスという釣り方に適したものがあるのです。
本記事では僕が失敗を元に考え抜いた正しいベイトフィネスロッドの選び方を誰にでもわかりやすく共有します。
記事を読み終える頃には初心者も上級者も納得してベイトフィネスロッドを選べるようになることでしょう。
具体的におすすめのベイトフィネスロッドも紹介しているので、手っ取り早くベイトフィネスロッドがほしい人も安心です。
ぜひ、本記事を参考にしてベイトフィネスロッドの選び方を習得してみてください。
ベイトフィネスロッドとは
ベイトフィネスロッドとは軽いルアーとベイトリールの組み合わせでターゲットを狙う「ベイトフィネス」に適したロッドです。
ベイトリールは真っ直ぐにしたロッドにたいして縦に糸を巻き取るリールのことです。
そのため、ベイトフィネスロッドは必然的にベイトリールを装着できるベイトロッドとなります。
ただし、ベイトロッド=ベイトフィネスロッドとはいえません。
従来のベイトロッドは主に重たい仕掛けを操作することが前提に設計されていました。
軽いルアーを操作するためにはベイトロッドではなく、スピニングロッド(横巻きリールを装着するロッド)というのが業界の常識だったのです。
しかし、各メーカーの技術の進歩が重なり、軽いルアーを操作するためのベイトロッドが次々と開発されてきました。
ベイトフィネスロッドとは軽いルアーを操作するための専用ベイトロッドなのです。
メーカーによって表記がないこともありますが、商品の型番に「BF」と書かれているものが該当します。
ベイトリールについても、軽量ルアーに特化した「ベイトフィネスリール」というものがあります。
具体的なベイトフィネスロッドの選び方については下記で説明していきます。
ベイトフィネスロッドの選び方
本項目ではベイトフィネスロッドの選び方について説明します。選び方のポイントとなるのは以下の通りです。
- 使うリールとのバランス
- ロッドの長さ
以上となります。
ベイトフィネスロッドは軽いルアーを扱うことが前提と説明しましたが、さまざまなシチュエーションに対応するために多くのバリエーションが存在しています。
いざ選ぼうとすると、迷ってしまうことが多いので、上記のポイントを重点に意識してみてください。
詳しくは下記で説明します。
使うリールとの重量のバランスを考えて選ぶ
ベイトフィネスロッドを選ぶためには使うリールとの重さのバランスを意識することが大事です。
なぜかというと、ロッドとリールの片方が重すぎる、軽すぎるといった構成の場合、ルアーのキャスティング(投げること)が上手くいかないからです。
ベイトフィネスでは軽量ルアーを使うことが基本なので、ルアー単体では飛距離が伸びません。
ルアーをより遠くまで飛ばすためにはロッドとリールの重さをルアーに乗せてあげる必要があります。
しかし、ロッドとリールの重量バランスが悪いと重心がブレてしまい、遠心力を使ったスムーズなキャスティングが難しくなるのです。
ベイトフィネスロッドを選ぶときはリールとの重量バランスを意識しましょう。
重さの感覚を知るためには釣具店に行こう
ベイトフィネスロッドはリールとの重量バランスが大事と説明しましたが、具体的な比率については人によって違うので一概にはいえません。
自分にあった重さのバランスを見つけるためには釣具店へ足を運ぶのが早いです。
釣具店では試しにロッドを構えさせてもらえることが多いので、自分に馴染む重さを見つけることができます。
試し持ちは重量バランスを見るためだけなので、ベイトフィネスロッドではなくてもリールが装着された陸釣り用のロッドなら何でもいいです。
手に馴染んだものがあれば、ロッドとリールそれぞれの重さを記録しておき、ベイトフィネスロッド選びの参考にしましょう。
長さは6.6ft前後のものを選ぶ
ベイトフィネスロッドを選ぶときにはロッドの長さも大事です。基本的には6.6ft(約2m)前後の長さがスタンダードといえます。
6.6ftより短くなると、遠心力が効かずルアーの飛距離が伸びません。
また、ベイトフィネスは植物が生い茂る池などで遊ぶことが多いので、6.6ftより長いロッドは枝に引っ掛かるなどして扱いづらくなります。
とくに理由がなければ6.6ft前後の長さを選んでおきましょう。
特定のポイントでは長さを変えることもある
ベイトフィネスロッドは6.6ft前後の長さが基本と説明しましたが、特定のポイントを狙うときは6.6ftにこだわらなくても大丈夫です。
たとえば、ボート浮かべて障害物のない池の中央などへ移動するのであれば、長いロッドも扱いやすくなるでしょう。
長いロッドは飛距離を稼ぐことができるので、広範囲を探るのにも適しています。
また、ポイントによっては6.6ftでも持ち運びづらいほど、枝葉の繁っているところがあります。
狭い場所でピンポイントにターゲットを狙いたいときは取り回しの効く短めのロッドが有利です。
自分の行きたい釣り場の環境に応じて、選ぶロッドの長さを調節してみてください。
ソルト用おすすめベイトフィネスロッド3選
本項目ではソルト(海釣り)に適したベイトフィネスロッドを具体的に紹介していきます。
初心者にも扱いやすいものを厳選しているので、迷ったときの参考にしてください。
アブガルシア:「クロスフィールド(XROSSFIELD) XRFC-662ML-BF」
「クロスフィールド XRFC-662ML-BF」はしなりが良いことから、ソルト用ベイトフィネスにおすすめのロッドです。
しなりの良さで、ソルトベイトフィネスのメインターゲットとなる根魚などに対応できることが理由です。
根魚は小型のサイズであっても、グンとロッドの先を引き込むような強烈な引きが特徴です。
しなりが悪いロッドであれば、折れやすかったり、食いついたターゲットが違和感を覚えて逃げてしまうことがあります。
「クロスフィールド XRFC-662ML-BF」であれば根魚の強い引きにも文字通り柔軟に対応できるので、ソルト用としておすすめです。
- 商品名:クロスフィールド(XROSSFIELD) XRFC-662ML-BF
- メーカー:アブガルシア
- 全長:6.6ft(約2m)
- ルアー重量:2~18g
- 適合ライン(PE):0.4~1.2号
- 値段:8,270円
アブガルシア:「エラディケーター ベイトフィネス カスタムエアー EBFC-610ULS-TZ」
「エラディケーター ベイトフィネス カスタムエアー EBFC-610ULS-TZ」は本体の軽さによってソルト用ベイトフィネスにおすすめのロッドです。
ロッドが軽いことのメリットはキャスティングを繰り返しても、疲れにくいことです。
ソルトベイトフィネスではメバルやアジといったライトな魚種を狙います。
メバルやアジはポイントを探るために何回もキャスティングを繰り返す必要があるので、軽いロッドの方が適しています。
釣り場をウロウロと動き回る必要もあるので、軽い方が何かと便利というわけです。
小型のターゲット用に軽いロッドを求めている人は選んでみてください。
- 商品名:エラディケーター ベイトフィネス カスタムエアー EBFC-610ULS-TZ
- メーカー:アブガルシア
- 全長:6.1ft(約1.8m)
- ルアー重量:1~7g
- 適合ライン(フロロカーボン):0.8~2号
- 値段:28,675円
ジャッカル:「レボリューション RV-C73H」
「レボリューション RV-C73H」は長めの全長で、ソルト用ベイトフィネスロッドにおすすめです。
ソルトでは防波堤や桟橋など、周囲に障害物が少ない環境が多いため、長めのロッドも扱いやすく、ルアーの飛距離を稼いで広範囲を探れるからです。
たとえば、初めて行くソルトの釣り場では一見しただけではポイントがわからないため、ルアーを遠くまで投げれる方が、1回で探れる距離が広がって効率が良くなります。
ベイトフィネスロッドの中では大きめのルアーにまで対応しているので、小型の青物を狙いつつ大型も狙いたいときに便利なロッドです。
長めのソルト用ロッドを求めているなら、ほぼ間違いないロッドといえます。
- 商品名:レボリューション RV-C73H
- メーカー:ジャッカル
- 全長:7.3ft(約2.2m)
- ルアー重量:10~42g
- 適合ライン:3~7号
- 値段:26,342円
バス釣りにおすすめのベイトフィネスロッド3選
本項目ではバス釣りに特化したおすすめベイトフィネスロッドを具体的に紹介していきます。
ブラックバスなどの大型に対応できるロッドばかりなので参考にしてみてください。
ダイワ:「ブラックレーベル バーサタイルシリーズ 6101ULRB」
「ブラックレーベル バーサタイルシリーズ 6101ULRB」はベイトフィネス用としては標準の長さでありつつ、遠投性能に優れているのでバス釣りにおすすめです。
バス釣りでは取り回しの良い長さを優先すると、肝心のポイントにルアーが届かないケースがあるからです。
たとえば、バス釣りのメインフィールドである池は草木が生い茂り、動ける範囲が限られていることが多いです。
限られた場所で遠くのポイントを狙うためには、遠心力の強い長めのロッドが必要なのですが、長すぎると枝葉にロッドやルアーが引っ掛かるなどのトラブルがあります。
「ブラックレーベル バーサタイルシリーズ 6101ULRB」は標準的な長さのベイトフィネスロッドなのですが、しなりが良いので反動を利用してルアーを遠くまで飛ばすことが可能です。
長めのロッドが使いづらい場所で、ルアーの飛距離を稼ぎたいときにぴったりのロッドといえるでしょう。
- 商品名:ブラックレーベル バーサタイルシリーズ 6101ULRB
- メーカー:ダイワ
- 全長:2.08m
- ルアー重量:0.9g~7g
- 適合ライン:1~2.5号
- 値段:24,081円
シマノ:「ゾディアス バス 168L-BFS/2」
「ゾディアス バス 168L-BFS/2」は耐久性があるので、バス狙いのベイトフィネスでおすすめのロッドです。
なぜ、バス狙いでは耐久性がある方が良いかというと、大型のバスは重量があり、引きが強いからです。
とくにバス釣りのメインターゲットであるブラックバスは大型サイズになると、左右に暴れ周り、ロッドが激しく揺さぶられます。
耐久性の低いロッドでは長時間の格闘の末にねじれてしまうことがあるのです。
「ゾディアス バス 168L-BFS/2」は本体に強度のあるカーボン素材を採用しているので、ブラックバス狙いにぴったりです。
ルアーを扱うための感度の良さもあります。
- 商品名:ゾディアス バス 168L-BFS/2
- メーカー:シマノ
- 全長:6.8ft(約2.1m)
- ルアー重量:4g~12g
- 適合ライン(ナイロン・フロロカーボン):1.5~3号
- 値段:13,321円
シマノ:「エクスプライド 172ML+-BFS」
「エクスプライド 172ML+-BFS」はターゲットを易々と引き上げるパワーがあるため、バス用ベイトフィネスロッドとしておすすめです。
理由はバス釣りではパワーのあるロッドの方が疲れにくく、トラブルも少ないからです。
たとえば、パワーの弱いロッドで大型のバスを相手にすると、引き上げまでに時間がかかり、かなりの体力を使ってしまいます。
また、バス釣りを行う池などでは水中に障害物が多いため、引き上げに時間がかかるとラインが絡まるなどのトラブルのリスクが高まります。
「エクスプライド 172ML+-BFS」はロッド全体のパワーで大型のバスの引き上げを楽にしているので、体力の消費を抑えることが可能です。
大型バスを何匹も釣るためにパワーのあるロッドを求めているときにおすすめです。
- 商品名:エクスプライド 172ML+-BFS
- メーカー:シマノ
- 全長:2.18m
- ルアー重量:4~18g
- 適合ライン(ナイロン・フロロカーボン):1.75~3.5号
- 値段:19,200円
トラウトにおすすめのベイトフィネスロッド3選
本項目ではトラウト(川釣り)におすすめのベイトフィネスロッドを紹介します。
渓流で使いやすいサイズのロッドを厳選したので、参考にしてみてください。
アブガルシア:「トラウティンマーキスナノ 5本継ぎタイプ TMNC-575L MB」
「トラウティンマーキスナノ 5本継ぎタイプ TMNC-575L MB」は持ち運びに便利なことからトラウト用ベイトフィネスロッドとしておすすめです。
トラウトのメインフィールである渓流などは徒歩でなければ行けない場所も多く、携帯性に優れている方が体力の消費が少なくて済むからです。
「トラウティンマーキスナノ 5本継ぎタイプ TMNC-575L MB」は5本のパーツに分解できるので、一般的なリュックサックにも納めることができます。
ポイントまで険しい山道が続いているような場所ではロッドを背負って運べるので、移動が楽です。
身軽にトラウトを楽しみたいときにおすすめのロッドといえるでしょう。
- 商品名:トラウティンマーキスナノ 5本継ぎタイプ TMNC-575L MB
- メーカー:アブガルシア
- 全長:5.7ft(約1.7m)
- ルアー重量:2~10g
- 適合ライン:1~2号
- 値段:18,327円
シマノ:「トラウトワンAS B66UL-F」
「トラウトワンAS B66UL-F」はパワーがあるため、エリアトラウト(釣堀)でおすすめのベイトフィネスロッドです。
エリアトラウトでは人の手で管理されている都合上、必ず大物サイズのターゲットが放流されているからです。
とくにメインで狙いたいマスは重量もあり、引きが強いので、ロッドパワーがなければ引き上げるのに苦労します。
「トラウトワンAS B66UL-F」を着けばロッド全体の硬さとしなりで、大物の引きに対抗できるため、マスであっても楽に引き上げられるでしょう。
エリアトラウトでベイトフィネスを楽しみたい人におすすめのロッドです。
- 商品名:トラウトワンAS B66UL-F
- メーカー:シマノ
- 全長:1.98m
- ルアー重量:1.5g~6g
- 適合ライン:0.5~1.2号
- 値段:14,585円
メジャークラフト:「トラウティーノ渓流モデル ベイト TTS-B382UL 」
「トラウティーノ渓流モデル ベイト TTS-B382UL 」は通常よりもかなり短い長さで、幅の狭い渓流のベイトフィネスにおすすめのロッドです。
幅が狭い渓流では遠投の必要性がないため、極端に短いロッドの方が扱いやすく、手近なポイントへルアーを落としやすいからです。
たとえば、水に浸かりながらポイント近くまで移動できる浅瀬では、短いロッドで軽く投げるだけでポイントに落とせます。
反対に長いロッドで近めのポイントを狙うと、ロッドの反動で勢いがついてしまい、ポイントを超えてしまうことがあるのです。
「トラウティーノ渓流モデル ベイト TTS-B382UL 」は本体も重たくないので、移動も楽になるでしょう。
ポイントが近めに点在している釣り場にぴったりのロッドです。
- 商品名:トラウティーノ渓流モデル ベイト TTS-B382UL
- メーカー:メジャークラフト
- 全長:3.8ft(約1.15m)
- ルアー重量:1~8g
- 適合ライン(PE):0.3~0.8号
- 値段:12,379円
ベイトフィネスを使いこなして釣果に繋げよう
本記事ではベイトフィネスロッドの選び方について解説しました。ベイトフィネスは軽いルアーを使って、身軽にライトターゲットを狙うラフな釣り方です。
ベイトフィネスロッドを選ぶときは軽いルアーを扱いやすい長さ、リールとの重量バランスを意識してみてください。
迷ったときはおすすめ商品で紹介したロッドの中から気になるものを選べば間違いないです。
ぜひ、本記事を参考にベイトフィネスロッドを揃えて、海や渓流へ出かけてみてください。
ベイトフィネスの手軽さに病みつきになると思います。
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