【2020年版】新たな進化を遂げたシマノ最新の『スコーピオン』シリーズの全知識|11モデルのロッドと「スコーピオンMGL」を徹底解説!

投稿者:ANGLERりゅーちょい

シマノの「スコーピオン」シリーズは、バス釣りをする人たちが一度は憧れを持つタックル(ロッドやリール)です。「スコーピオン」シリーズのタックルを手に入れたいと思っている人や「スコーピオン」シリーズがどんなタックルか気になっている人は、ぜひ本記事をご覧ください。「スコーピオン」シリーズについて、あなたが知りたいことを余すことなく解説&紹介しています。

この記事をシェアする

「シマノの『スコーピオン』って、見たり、聞いたりしたことはあるけれど、どんなタックルなのか詳しく知りたいな」

「『スコーピオン』って、釣り人にとって憧れのタックルだと言われたりしているけれど、何がどう良いのか初心者にも分かるように教えてほしい」

「最新の2020年の『スコーピオン』シリーズには、どんなモデルがラインナップしているのかな、初心者でも扱えるか知りたいな」

最近、新作が発売され話題にもなったことで、シマノの「スコーピオン」シリーズって聞いたことはあるけれど、釣り初心者だと何のタックルのシリーズなのかよく分からないですよね。

あなたもおそらく、シマノの「スコーピオン」に興味を持ってはいるけれど、いまいち良く分からないな、と思っていることでしょう。

そして、「『スコーピオン』シリーズについて知りたい、釣り初心者でもちゃんと理解した上で、タックルを選びたいな」という思いから、当記事にたどり着いたと思います。

当記事の読者となるあなたに最初に伝えたいことがあります。

当記事を読み終える頃には、シマノの「スコーピオン」シリーズに関する知識が十分に身につき、自分にあったタックルを選び出すことができるようになっていることでしょう。

なぜなら、当記事はシマノの「スコーピオン」についてほとんどよく分からないけれど、ぜひ知りたいと思っている人たちに向けて分かりやすく徹底的に解説しているからです。

そして最後まで読み進めていただくと、おそらくあなたがまだ気付いていない疑問や不安にもお応えしているばずです。

例えば、「『スコーピオン』シリーズはどのような経緯で誕生したのか?」、「『スコーピオン』シリーズにおすすめの釣りは何か?」など、様々な疑問への解答を用意しています。

シマノのブランド『スコーピオン』とは

「スコーピオン」とは「さそり座」のことで、シマノの「スコーピオン」シリーズ全ては、スコーピオン(さそり座)を生成する星から名付けられています。

具体的には、主星と言われる真ん中の星「アンタレス」、毒針の先端に当たる星「シャウラ」、お尻の部分の「レサト」、ハサミの星「アクラブ」が挙げられます。

またシリーズ全てのものには釣り業界で神と呼ばれ、日本のプロ釣り師である「村田基(むらたはじめ)」のこだわりが反映されています。

シマノの「スコーピオン」シリーズは色んな魚が釣れますが、主にバス釣りに最適なロッドリールとして、アングラー(釣り人のこと)から高い人気を誇っています。

また発売当初から、バサー(バス釣りをする人のこと)たちの憧れのタックルとして注目を集め、今もなお名高いブランドとして位置づけられています。

「スコーピオン」シリーズの歴史

1990年に誕生して以来、シマノの「スコーピオン」シリーズは進化し続けています。

本項では、「スコーピオン」シリーズの代表的なリールやロッドを取り上げながら、歴史的な展開を振り返ってみます。

「スコーピオン」シリーズ➀|「バンタム スコーピオン BSR」(ロッド/1992年)

1990年に、初代「バンタム スコーピオン」が発売されました。「赤いスコーピオン」という名前の基となったベイトリールです。

そして、1992年に「赤いスコーピオン」に合わせるための初のロッド「バンタム スコーピオン BSR」が登場しました。カラーはもちろんリールと同系色のワインレッドです。

「バンタム スコーピオン BSR」はブランクスルーのロッド(グリップ部分とブランクスが一体となっているロッドのこと)です。

当時はブランク(ロッドを構成するパーツの一つで、本体部分のこと)を触るほど感度が良くなると言われていました。

全体的に細身のボディで、ガイド数は8個ありました。一時期小口径が流行っていましたが、シマノのトップガイドは他とは違い経口の大きいものが採用されていました。

また当時では最先端かつ高級なロッドの証しであるガイド「ゴールドサーメットリング」が搭載され、軽さと感度が大変優れていました。

しかし、値段が高く容易に手を出せるロッドではありませんでした。

「スコーピオン」シリーズ➁|「バンタム スコーピオン メタニウムXT」(リール/1992年)

そして、同年の1992年にバンタム スコーピオン シリーズのリール「バンタム スコーピオン メタニウムXT」が発売されました。

赤いアルミボディが特徴的で、ファンの間では「赤メタ」と呼ばれるほどバス釣りを象徴するカラーとして一世を風靡したモデルです。

当時、憧れのリールとして多くのアングラーやバサーを魅了しました。

初の「SVS(シマノ バリアブルブレーキ システム)」の搭載や、穴開け加工の「ブランキングスプール」の採用など、テストを何度も繰り返しながら誕生させた魅力的な商品です。

「スコーピオン」シリーズ➂|「スコーピオン クイックファイヤー」(リール/1994年)

この投稿をInstagramで見る

Shimano Scorpion Quickfire 倉庫から久々に引きずり出してきたリール。 当時なんで買ったかイマイチ覚えておらず、当然使用目的も無くなんとなく置いていたのがScorpion Quickfire。 しかし、今となっては買って良かった。 村田さんも使っていただけあり今でもちゃんと使えるクォリティです。 最新も良いけど、こう言う世代の道具で遊ぶのも良いもんですね。 赤メタと比べているだけでも楽しくなります。 赤と白のエクスタシィ。 #Shimano #Scorpion #Quickfire #Filter #白いリール #クイックファイヤー #ShimanoLegend #ScorpionIGHISPEED

naoya sumikura(@filterweb)がシェアした投稿 –

1994年に、「スコーピオン クイックファイヤー」が発売されました。

クイックファイヤーは軽量化を目指して、穴の開いたスプール(リールの糸が巻いてある部分のこと)を初めて採用した商品です。

スコーピオンの中では唯一ホワイトに塗装されたリールでもあり、貴重な一品と言えるでしょう。

「スコーピオン」シリーズ➃|「スコーピオン EV」シリーズ(ロッド/1995年)

この投稿をInstagramで見る

20年物か? #スコーピオンEV #彼女用 でももう限界 さらば

Takahiro(@taka_kawazou)がシェアした投稿 –

1995年に、1992年や1993年のものよりも安価なロッド「スコーピオン EVシリーズ」が登場しました。

そのため、当時手の届かないと思われていたスコーピオンシリーズが、ようやく多くの釣り人の手に渡り挑戦できるようになりました。

その後、ロッドは次々と進化していきます。

「スコーピオン」シリーズ➄|「IGハイスピード スコーピオン」(ロッド/1995年)

1995年には、「IG ハイスピード スコーピオン」が発売されました。

中通しの竿で、商品開発におけるテストで砂や水を入れて色んなことを試したと言われています。

ガイドが外についていない「インナーガイド(IG)」構造により、ライントラブルが激減しました。

翌年には、スコーピオンのルアー「スコーピオンDS-75N」も発売されました。

当時「遅い釣り(スロー、S)/速い釣り(ファスト、F)」という言葉が作られました。

そのため、ルアーも「ナチュラル&アピール」という設計で、動きを変えることができるように工夫されていました。

「スコーピオン」シリーズ➅|「スコーピオン メタニウム XT」(リール/1997年)

1997年「スコーピオン メタニウム XT」が発売されました。当時としては、飛距離も伸び、精度の高さを誇っていました。

ネームプレートには「バンタム スコーピオン」と刻印されていますが、モデルチェンジに伴ってボディカラーがシルバーになり、「銀メタ(ギンメタ)」と呼ばれていました。

「スコーピオン」シリーズ➆|「スコーピオン アンタレス」(リール/1998年)

1998年「スコーピオンアンタレス」が登場しました。

ボディ全体が映える銀色であり、「アンタレス」という名から「蠍座のメインスター」とも呼ばれていました。

当時のアンタレスは淡水専用で、対応できるラインの種類も多くはありませんでした。

後に、海水にも対応できる「アンタレスVer.2」、ギア数が高く力強い巻き上げが期待できる「アンタレス5」、高剛性の「アンタレスAR」などのモデルが続々と発売されています。

「スコーピオン」シリーズ➇|「スコーピオン メタニウム Mg」(リール/2000年)

2000年「スコーピオン メタニウムMg」が発売されました。

1992年に発売された「バンタム スコーピオン メタニウムXT」に続き、シマノのリール、メタニウムシリーズも2000年を契機に続々と発売されていきます。

「スコーピオン メタニウムMg」は、アルミボディから脱却し、Mg(マグネシウム)のボディを初めて採用したリールです。発売後は「メタマグ」と呼ばれていました。

当時、「マグネシウムは腐食するから不適切だ」など色々なことを言われることもありましたが、最後まで意思を貫き、マグネシウムのスプールの誕生に至りました。

結果、マグネシウムの金属製ボディにしたことで飛距離が格段と高まり、試験では追い風も合い間って88mも飛距離が出たと言われています。

同シリーズで、2007年に発売されたリール「メタニウム Mg」は、いまだに一部のプロが愛用しているほどの名作と呼ばれ、中古でも高値で売られています。

「スコーピオン」シリーズ➈|「スコーピオン シャウラ」(ロッド/2000年~)

一方、ロッドも進化を続け、2000年には「スコーピオン シャウラ」シリーズが発売されました。

シマノのバス釣り用のロッドとして君臨し、後に最高峰のブルー(青)の「ワールドシャウラ」へと発展を遂げていきます。

また、2002年にスコーピオンから名付けたられた「レサト」や「アクラブ」など、さらなる進化を遂げたロッドが次々と発売されていくようになります。

「スコーピオン」シリーズ➉|「スコーピオン G4」(ロッド/2005年)


他にも2005年に、グリップの長さが変えられるロッド「スコーピオン G4」シリーズが誕生しました。

ターゲットに応じてグリップを調整し、長いものから短いものまでを使い分けると釣果が期待できる商品として、当時売り出されました。

「スコーピオン」シリーズ⑪|「スコーピオン XT」(ロッド/2009年~)

この投稿をInstagramで見る

今日は久々に板倉方面へ⤴️ チャターで30位のが食ったんだけどバラし💦 気を取り直して#城沼 のいつものポイントに入るとおチビちゃんゲット😗🎵 小さいけど親父の#ステラ に入魂できてよかった✨ ベイトも久々に#タトゥーラエリート と#スコーピオンxt 使ったんだけどやっぱり使いやすいね👍 水位が落ち着いたらそろそろスモールも釣りたいなぁ😚 #bassfishing#bass#lure#chaterbait#zman#stella#scorpion#1500xt#バス#ルアー#バスフィッシング#スコーピオン1500xt#tael701mhrbg#2652r#スコーピオン2652r#チャターベイト

oba7(@bass_master_oba7)がシェアした投稿 –


2009年にはXコードが導入された「スコーピオンXT」のロッドが発売されました。操作性の高さが備わった、キャスティングしやすいロッドの誕生です。

以降、シマノのスコーピオンシリーズは時代とともに進化を続け、さらなる性能の向上が見られます。

現在では「スコーピオン」シリーズには、「スコーピオン」「スコーピオンDC」「スコーピオン BFS」の3シリーズが販売されています。

2020年最新スコーピオンの特徴

2019年最新のシマノの「スコーピオン」はブルーのワールドシャウラの姉妹品です。

さらに言えば、ブルー(青)の「ワールドシャウラ」がそのまま「スコーピオン」として復活したとも言われています。

しかし、最新の「スコーピオン」は初代のブルーの「ワールドシャウラ」に比べて、高剛性や感度がより良くなり、従来のブルーの「シャウラ」よりも性能が進化しています。

最新の「スコーピオン」のロッドやリールにはバス釣りだけでなく、海釣りのライトルアーゲームにも転用できるなどベイトフィネスゲームが楽しめるモデルが豊富に用意されています。

にもかかわらず、ワールドシャウラよりも低価でコストパフォーマンスにも優れた逸品です。

ちなみに、現在の「ワールドシャウラ」シリーズは「スコーピオン」シリーズをイメージさせる赤色を取り入れ、サソリの紋章が刻印されています。

2019年以降に発売した「スコーピオン」のロッドの特徴

2019年に発売された「スコーピオン」は、魚種・フィールド問わず、大自然の中でマルチに楽しめるフリースタイルのロッドとして作られました。

赤を基調にしたカラーリングが特徴的で、従来の「スコーピオン」の伝統を残しつつ、性能はさらにグレードアップしています。

以下では、2019年の「スコーピオン」の主な特徴を一つずつ紹介していきます。

2019年発売の「スコーピオン」シリーズの購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

携行性・高剛性に優れたワン&ハーフの2ピース

2019年最新のロッド「スコーピオン」は、従来の1ピース構造(継ぎ目のないロッドのこと)と異なり、携行性や利便性に優れた「ワン&ハーフの2ピース」を採用しました。

近年、1ピース構造のロッドは運送が困難で送料も高くついてしまいます。

シマノのロッドのほとんどが各地へ持ち運びができ、フィッシングを楽しめるように仕舞寸法は130cmに統一され、「ワン&ハーフ」に構造化されました。

「2ピース」のロッドとは通常のセンターカットではなく、ティップ(ロッドの先端部分)が長く、バット(グリップより上から腰までの部分)が短い変則2ピースを採用しています。

ベリー(ロッドの中央、腹の部分)からバットにかけてを分割したワン&ハーフ設計は操作性を向上し、強靭なパワーを発揮します。

また、最新の「スコーピオン」のロッドのブランクス(釣り竿の素材のこと)には、シマノ独自のカーボンテープ構造「ハイパワーX」と「スパイラルX」が搭載されています。

「ハイパワーX」とはカーボンテープをX状に巻きつけて強度を高めていくのが特徴的です。

キャスト時やファイト時に発生するネジレを防止し、しなやかさを維持しながらタフでパワフルなロッドを実現します。

一方、「スパイラルX」とは縦繊維のシートの内層、外層にカーボンテープを斜めかつ逆方向に巻き付けていき三層構造を作り上げます。

そして、斜め繊維に横繊維としての機能も持たせます。

ロッドの本体に細かいテーピングをしている状態になり、ネジリとつぶれ剛性を強化します。また構造を変えただけなので、軽量化は保てた状態になります。

最新の「スコーピオン」のロッドは、上の部分(ティップ)が「ハイパワーX」、下の部分が「スパイラルX」といったカーボンテープの巻き方を変えています。

そのため、軽量化を維持しながら今まで以上に強度や感度を高めることができています。

利便性・互換性が備わった5ピース

2019年最新の「スコーピオン」には、ワン&ハーフ2ピース以外に「5ピース」モデルも用意されています。

5ピース(5本継ぎ)モデルは設計しやすく、3ピースや4ピースモデルよりも剛性が高まります

また全て50cm以下の仕舞寸法になるため、より携帯性に優れ、持ち運びにも便利です。

さらに、5ピースモデルはエクステンションバットと互換性があります。キャスティングのグリップをスピニングタイプに切り替えることでジギングにも活用できます。

大口口径のステンレスフレームSiCガイドを採用

2019年最新の「スコーピオン」のガイドには、「大口径ステンレスフレーム+SiCリング」を採用しています。

巨大なモンスターと闘うこともあるルアーフィッシングを想定した上で、6号クラス以上の太いPEラインにも対応できるように大口径ステンレスフレームSiCガイドを装備しています。

また大口径のガイドであれば強度や剛性も保障され、さらに高い遠投性能も加えることができます。

そのため、「スコーピオン」のガイドはパワーフィッシングなど様々な釣りにも対応できる汎用性を備えています。

2019発売スコーピオンのリール『スコーピオンMGL』の性能を徹底解剖!

シマノの最新の「スコーピオン」のリール「スコーピオンMGL」は、紹介してきた新作の「スコーピオン」ロッドと相性抜群です。

以下では、最新のベイトリール「スコーピオンMGL」の主な性能を取り上げていきます。

「マグナムライトスプール」と「マイクロモジュールギア」の搭載モデル

最新の「スコーピオン」のリール「スコーピオンMGL」は、「マグナムライトスプール」と「マイクロモジュールギア」を搭載した優れたベイトリールです。

スコーピオンMGLに搭載された「マグナムライトスプール」は従来のものとは異なり、スプール側面の複数個所に穴を開けることに成功しました。

そのため立ち上がりが軽くなり、遠投性や回転性能を向上させ、また低弾道の伸びやかな飛びや飛距離を大幅に伸ばすことができるようになっています。

また、歯を可能な限り小型化し、歯が細かいマイクロモジュールギアを搭載することで、パワフルで滑らかな巻き心地の良さを実現 します。

さらに巻き上げ時のギアノイズも軽減され、感度も高くなっています。

上位機種から引き継いだマイクロモジュールギアでありながらも安価で、お財布にもやさしいリール として発売されています。

高剛性の「HAGANEボディ」の採用


「スコーピオンMGL」は金属製の「HAGANEボディ」を採用しています。

高剛性のメタルボディにすることで、マイクロモジュールギアの性能をサポートすることができます。

また不意の衝撃などにも耐えることのできる耐衝撃性を備え、たわみを防ぐことでアングラーの巻き上げる力を最大限発揮することができます。

回転性能に優れた「X-SHIP」の採用

スピニングリールである「スコーピオンMGL」には、スタンダードな機能となりつつある「X-SHIP」も採用しています。

「X-SHIP」は、HAGANEボディやマイクロモジュールギアに加えて、負荷に強く安定した力強い巻き上げを可能にするギアシステムのことです。

ミドルクラスのベイトリールモデルでは基本装備となっていますが、未だに非採用なモデルも数多く存在します。

「X-SHIP」が搭載された「スコーピオンMGL」は負荷に強く、軽快な回転性能を備え、ハイパワーで感度の良さを実現してくれます。

高性能な「SVS∞(インフィニティ)ブレーキ」の搭載

「スコーピオンMGL」には、シマノ定番の遠心力ブレーキシステムSVSをさらに進化させた「SVS∞(インフィニティ)」を搭載しています。

最新のブレーキシステム「SVS∞」は旧SVSに比べて扱いやすくなり、サイドのダイアルでブレーキの微調整も簡単にできます。

またライントラブルを防ぐことができ、飛距離を伸ばすことができるため快適なキャストを実現できます。

さらに高性能なブレーキシステムの搭載により、「マグナムライトスプール」の効果を十分に発揮できるよう機能をサポートしてくれます。

各新作ロッドを徹底解説

    「ワン&ハーフ2ピース」構造モデル

  • ベイトキャスティング・・・1581F-2、1631FF-2、1652R-2、1703R-2
  • スピニング・・・2651R-2、2652R-2
  • 「5ピース」構造モデル

  • ベイトキャスティング・・・15101F-5、1602R-5、1652R-5
  • スピニング・・・2602R-5、2651R-5

上記のように、最新の「スコーピオン」のロッドは計11モデルをラインナップしています。

大きく分けて「ワン&ハーフ2ピース」構造モデルと「5ピース」構造モデルの2種類からなり、さらに「ベイト」と「スピニング」に分けられます。

新作ロッド➀ワン&ハーフ2ピース/ベイトキャスティング|「スコーピオン1581F-2」

「スコーピオン1581F-2」のおすすめの釣りは、ブラックバス、ピーコックバス、ボートシーバス/シーバス、ソイ/アイナメ/グルーパー、ネイティブトラウトです。

シマノの型番「1581F」はバス釣りに不慣れな人でも使いやすく、様々なバス釣りに対応できる万能なロッドです。

またスコーピオン伝統の番手「1581」は、軽量で操作性の高さから片手でのキャスティングでも狙ったポイントに小~中型のルアーを落とすことができます

そのため、上記のような釣りに最適なロッドです。バス釣り用のロッドとして初めて購入する場合は、おすすめの一本と言えます。

    スコーピオン「1581F-2」

  • 全長:1.73m
  • 継数:2本
  • 仕舞寸法:130.0cm
  • 自重:115g
  • 先径:1.6mm
  • 適合ルアー(重さ):5~20g
  • 適合ライン:ナイロン、8~16lb
  • グリップの長さ:187mm
  • テーパー(しなり具合):F(ファーストテーパー)
  • カーボン含有率:98.7%
  • 本体価格:33,000円

新作ロッド➁ワン&ハーフ2ピース/ベイトキャスティング|「スコーピオン1631FF-2」

「スコーピオン1631FF-2」のおすすめの釣りは、ブラックバス、クロダイ、桂魚、パーチ、クラピー、ライトロックフィッシュ、エリアトラウトです。

「スコーピオン1631FF-2」のようなベイトフィネスロッドにはややライトなバス釣りがおすすめですが、多様な釣りに対応できる凡庸性や操作性が備わっています

また「フィネス(繊細な)ロッド」はライトジグヘッドや小型プラグ(ルアーのこと)を使った釣りに向いていて、ベイトロッド特有の直線的な感覚で操作できます。

さらにテーパー(ロッドの曲がり具合のこと)の表記は「FF(エクストラファストテーパー)」で、しなやかさがあるため各種ルアーにも対応できます。

そのため、上記のような幅広い釣りに最適なロッドと言えます。

    スコーピオン「1631FF-2」

  • 全長:1.91m
  • 継数:2本
  • 仕舞寸法:130.0cm
  • 自重:115g
  • 先径:1.6mm
  • 適合ルアー(重さ):4~16g
  • 適合ライン:ナイロン、8~14lb
  • グリップの長さ:197mm
  • テーパー(しなり具合):FF(エキストラファストテーパー)
  • カーボン含有率:98.7%
  • 本体価格:34,000円

新作ロッド➂ワン&ハーフ2ピース/ベイトキャスティング|「スコーピオン1652R-2」

「スコーピオン1652R-2」におすすめの釣りは、ブラックバス、ザンダー、ボートシーバス/シーバス、キャットフィッシュ、ソイ/アイナメ/グルーパーです。

「スコーピオン1652R-2」は、バス釣りを中心に様々なリグ(主にソフトルアー/ワームを使用したルアーの仕掛けのこと)にも対応できるスタンダードなロッドです。

そのため「トップウォータープラグ(水面や浅い水中で使用するルアー)」から、「ヘビーシンキングミノー(深い層にいる魚を狙う際に使用する重いルアー)」まで対応可能です。

汎用性や操作性の高さから、上記のような幅広い釣りを楽しめます。

    スコーピオン「1652R-2」

  • 全長:1.98m
  • 継数:2本
  • 仕舞寸法:130.0cm
  • 自重:127g
  • 先径:1.8mm
  • 適合ルアー(重さ):7~28g
  • 適合ライン:ナイロン、12~22lb
  • グリップの長さ:242mm
  • テーパー(しなり具合):R(レギュラーテーパー)
  • カーボン含有率:98.9%
  • 本体価格:35,000円

新作ロッド➃ワン&ハーフ2ピース/ベイトキャスティング|「スコーピオン1703R-2」

おすすめの釣りは、次の通りです。

ブラックバス、ピーコックバス、パラマンディ、ドラド、ボートアカメ/アカメ、フロリダバス、ビッグトラウト/ボートトラウト、キャットフィッシュ、ソイ/アイナメ/グルーパーです。

「スコーピオン1703R-2」は、「ジグ&ワーム」や「ビッグベイト(全長が約150mm以上のルアーのこと)」に対応できるパワーロッドです。

またスコーピオンシリーズの中では最もパワフルでやや長めに設計されており、飛距離も十分稼げるようになっています。

そのため上記のような釣りはもちろん、太いナイロンラインを装着させると海外のモンスターフィッシュ(大型淡水魚)にも対応できます。

    スコーピオン「1703R-2」

  • 全長:2.13m
  • 継数:2本
  • 仕舞寸法:130.0cm
  • 自重:147g
  • 先径:2.1mm
  • 適合ルアー(重さ):10~40g
  • 適合ライン:ナイロン、14~30lb
  • グリップの長さ:278mm
  • テーパー(しなり具合):R(レギュラーテーパー)
  • カーボン含有率:99.1%
  • 本体価格:36,000円

新作ロッド➄ワン&ハーフ2ピース/スピニング|「スコーピオン2651R-2」

「スコーピオン2651R-2」におすすめの釣りは、ブラックバス、ボートシーバス/シーバス、ネイティブトラウト、桂魚、パーチ、ライトロックフィッシュ、エリアトラウトです。

「スコーピオン2651R-2」は操作性に優れ、フィールドを選ばない万能な「ライトバーサタイル」のスピニングロッドです。

小型プラグ全般やワーム系リグ(ルアーの一種のこと)、また重めのジグヘッドを一本のロッドで使いこなし、ルアーのアクションもしっかりとることができます。

バス向けのスピニングロッドとしてだけでなく、海水でのライトゲーム(大物だけでなく小型を狙うなどの手軽なルアー釣りのこと)もできます。

また、トラウト(マス類の釣りのこと)にも対応できる万能な1本です。

そのため、上記のような幅広い釣りに適したスピニングロッドと言えます。

    スコーピオン「2651R-2」

  • 全長:1.98m
  • 継数:2本
  • 仕舞寸法:130.0cm
  • 自重:117g
  • 先径:1.6mm
  • 適合ルアー(重さ):5~15g
  • 適合ライン:ナイロン、5~12lb
  • グリップの長さ:231mm
  • テーパー(しなり具合):R(レギュラーテーパー)
  • カーボン含有率:98.7%
  • 本体価格:34,000円

新作ロッド➅ワン&ハーフ2ピース/スピニング|「スコーピオン2652R-2」

「スコーピオン2652R-2」におすすめの釣りは、次の通りです。

ブラックバス、ビッグトラウト/ボートトラウト、ボートシーバス/シーバス、リーフフィッシング、クロダイ、ライトロックフィッシュです。

「スコーピオン2652R-2」は、大物にも対応できる「バーサタイル(1本のロッドで使用できるルアーの種類や釣法の多様性や幅の広さを表す)」スピニングロッドです。

またパワフルに遊べ、バス釣りよりも負荷が大きい大型のトラウトやシーバスなどビッグフィッシュにも対応しています。

そのため、上記のような幅広く多様な釣りを楽しむことができます。

    スコーピオン「2652R-2」

  • 全長:1.98m
  • 継数:2本
  • 仕舞寸法:130.0cm
  • 自重:115g
  • 先径:1.6mm
  • 適合ルアー(重さ):7~20g
  • 適合ライン:ナイロン、6~14lb
  • グリップの長さ:212mm
  • テーパー(しなり具合):R(レギュラーテーパー)
  • カーボン含有率:98.7%
  • 本体価格:35,000円

新作ロッド➆5ピース/ベイトキャスティング|「スコーピオン15101F-5」

「スコーピオン15101F-5」におすすめの釣りは、ブラックバス、ピーコックバス、ボートシーバス/シーバス、ソイ/アイナメ/グルーパー、ネイティブトラウトです。

「スコーピオン15101F-5」は、キャストアキュラシー(ルアーをキャストした際の精度の高さや正確性のこと)の高さが出せるテクニカル系のロッドです。

ルアーの操作性に優れ、小型のトップウォータープラグを意のままに扱うことができるため、上記のような魚を狙う釣りに最適です。

    スコーピオン「15101F-5」

  • 全長:1.78m
  • 継数:5本
  • 仕舞寸法:42.5cm
  • 自重:115g
  • 先径:1.8mm
  • 適合ルアー(重さ):5~20g
  • 適合ライン:ナイロン、8~16lb
  • グリップの長さ:218mm
  • テーパー(しなり具合):F(ファーストテーパー)
  • カーボン含有率:94.8%
  • 本体価格:35,000円

新作ロッド➇5ピース/ベイトキャスティング|「スコーピオン1602R-5」

「スコーピオン1602R-5」におすすめの釣りは、ブラックバス、ザンダー、ボートシーバス/シーバス、キャットフィッシュ、ソイ/アイナメ/グルーパーです。

「スコーピオン1602R-5」は、携行性に優れたテクニカルバーサタイルロッドです。

パックロッド(短くコンパクトに仕舞えて携帯に便利な竿のこと)のため複数のロッドを持ち込めない際に、一本でも十分に対応できる心強いロッドです。

5ピースの構成モデルは高剛性もあるためパワーが強く、上記のバス釣りはもちろん、大物のビッグフィッシュとの直接対決も可能です。

またブランク(ロッドの素材のこと)もしなやかに曲がり、狙った魚を自然に浮かせるパワーがあります。

    スコーピオン「1602R-5」

  • 全長:1.83m
  • 継数:5本
  • 仕舞寸法:43.8cm
  • 自重:122g
  • 先径:2.0mm
  • 適合ルアー(重さ):7~28g
  • 適合ライン:ナイロン、12~22lb
  • グリップの長さ:223mm
  • テーパー(しなり具合):R(レギュラーテーパー)
  • カーボン含有率:93.5%
  • 本体価格:36,000円

新作ロッド➈5ピース/ベイトキャスティング|「スコーピオン1652R-5」

「スコーピオン1652R-5」におすすめの釣りは、ブラックバス、ザンダー、ボートシーバス/シーバス、キャットフィッシュ、ソイ/アイナメ/グルーパーです。

「スコーピオン1652R-5」は、様々なのルアーに対応可能なスタンダードなバーサタイルベイトのパックロッドです。

ベイトキャスティングがメインため「トップウォータープラグ」から「ヘビーシンキングミノー」まで対応 できます。

また「ワーミング(ソフトなルアーのワームを使った釣りのこと)」まで幅広く対応できます。

パックロッドとは思えないカーブとパワーの強さで、上記のように淡水の釣りに向いています。

さらに、複数ロッドを持ち運べないなかでも頼れる一本です。海外遠征でも活躍してくれるロッドと言えます。

    スコーピオン「1652R-5」

  • 全長:1.98m
  • 継数:5本
  • 仕舞寸法:47.0cm
  • 自重:130g
  • 先径:2.0mm
  • 適合ルアー(重さ):7~28g
  • 適合ライン:ナイロン、12~22lb
  • グリップの長さ:243mm
  • テーパー(しなり具合):R(レギュラーテーパー)
  • カーボン含有率:96.6%
  • 本体価格:37,000円

新作ロッド➉5ピース/スピニング|「スコーピオン2602R-5」

「スコーピオン2602R-5」におすすめの釣りは、以下の通りです。

ブラックバス、ザンダー、ビッグトラウト/ボートトラウト、ボートシーバス/シーバス、リーフフィッシング、クロダイ、ライトロックフィッシュです。

「スコーピオン2602R-5」は、携行性能が備わったテクニカルバーサタイルスピニングロッドです。

5ピース構造による高剛性の強さからパワーを持たせることができ、ビッグフィッシュとの直接対決も可能なスピニングロッドです。

またキャストを躊躇する小スポットでも、シャープな弾道でルアーを操作できる機動力があります。そのため、上記のような釣りに最適です。

    スコーピオン「2602R-5」

  • 全長:1.83m
  • 継数:5本
  • 仕舞寸法:44.1cm
  • 自重:110g
  • 先径:1.8mm
  • 適合ルアー(重さ):7~20g
  • 適合ライン:ナイロン、6~14lb
  • グリップの長さ:202mm
  • テーパー(しなり具合):R(レギュラーテーパー)
  • カーボン含有率:93.5%
  • 本体価格:36,000円

新作ロッド⑪5ピース/スピニング|「スコーピオン2651R-5」

「スコーピオン2651R-5」におすすめの釣りは、ブラックバス、ボートシーバス/シーバス、ネイティブトラウト、桂魚、パーチ、ライトロックフィッシュ、エリアトラウトです。

「スコーピオン2651R-5」は操作性に優れ、フィールドを選ばないライトバーサタイルスピニングロッドです。

5ピースモデルという利便性に優れたパックロッドとしても評価が高く、一本のロッドでワーミングと小型プラグなど幅広く対応でき、しなやかなさのあるモデルです。

そのためライトなモデルで、上記のようなバス釣りやネイティブトラウトを基準にライトロックやエリアトラウトまで楽しめます。

    スコーピオン「2651R-5」

  • 全長:1.98m
  • 継数:5本
  • 仕舞寸法:47.6cm
  • 自重:117g
  • 先径:1.8mm
  • 適合ルアー(重さ):5~15g
  • 適合ライン:ナイロン、5~12lb
  • グリップの長さ:212mm
  • テーパー(しなり具合):R(レギュラーテーパー)
  • カーボン含有率:96.4%
  • 本体価格:36,000円

永遠のコスパ最強スコーピオンを手に入れよう


本記事では、シマノから発売されている2020年最新の「スコーピオン」シリーズのロッドとリールのラインナップを紹介しました。

シマノの「スコーピオン」シリーズは時代と共に進化を続けながらもコストパフォーマンスに優れているため、今もなお多くのアングラ―を夢中にさせています。

そのため異例のスピードで売れ続けており、一時期は品切れ状態が続くほどでした。

あなたも、本記事を参考に自分に合った「スコーピオン」シリーズを手に入れて、強度や感度の良さを体感しながらバス釣りをベースにあらゆるシーンのゲームを楽しんでみて下さい。


この記事をシェアする