初心者でも本格海釣りを楽しめる「キス釣り」の魅力を徹底解説!基本の釣り方や道具を紹介
投稿者:ANGLERりゅーちょい
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「キス釣りを始めてみたいけど、初心者でもできるかな…」
「キス釣りは人気だから、人が多いとどうしても他の人の目が気になるな…仕掛けの付け方がわからないとちょっと恥ずかしいな…」
「一年中どこでもできるらしいけど…どこに行けば釣れるのかな。どんな仕掛けをすればいいのかな。何から何までわからない…」
ほぼ一年中手軽に楽しめるキス釣りですが、釣り方や必要な道具がわからない初心者にとってはハードルが高いでしょう。
ですが、あなたはきっとキス釣りに興味があるからこそ、「キス釣りについて知りたい、実際に釣ってみたい」と考えてこの記事にたどり着いたはずです。
はじめにあなたにお伝えしたいのは、当記事を読んでいただければ、キス釣りについての不安に思っている点が解決するということです。
当記事では、キス釣り初心者が用意すべき道具や仕掛けのやり方、初心者でも釣れるテクニックなどを網羅的に解説しますので、ご安心ください。
キス釣りは誰でもできる簡単な釣り方のひとつだからこそ、「釣れなかったらどうしよう…」「仕掛けがうまくできなかったら恥ずかしい…」なんて思ったり、「下手くそすぎて餌を無駄にしたら嫌だな…」と心配になるでしょう。
何かと不安はつきものです。
今回はあなたのように「キス釣りを始めたい」「初心者でも失敗したくない」「準備する道具や仕掛け方、釣り方について詳しく知りたい」といった悩みを抱えていた私が、キス釣りの仕掛けをマスターしたり、簡単にキスを釣れるようになった過程で得られたノウハウを詰め込みました。
本記事を最後まで読み進めていただければ、いまあなたが抱えている疑問や不安のほとんどを解消できるはずです。
例えば、「キスを釣るための道具って何を揃えればいいの?」「キスって具体的にどうやって釣るの?」といったことに具体的な回答が得られますよ。
キス釣りを最高に楽しむためのタックル(道具)を用意しよう
キス釣りは初心者でも挑戦できる簡単な釣り方のひとつです。
ですが一方で、適切なタックル(道具)を選ばなければ、思った釣果は得られないでしょう。
必要なタックルをまとめると以下の通りです。
- ロッド
- リール
- 仕掛け
- エサ・ワーム
本項目では、キス釣りに最適なタックルの選び方とおすすめの商品をそれぞれご紹介します。
キス釣りのロッドには「ダイワ リバティクラブ96M」がおすすめ
手軽に楽しめるキス釣りでは、7〜11フィート(約2.1メートル〜3.4メートル)くらいの長めのロッドがあれば十分です。
キス釣りは、岸や防波堤の上から軽く投げて行うので、長さと使いやすさが重要になります。
磯釣りにありがちな遠投は必要ないため、パワーは気にせず、40g程度までのオモリに対応した万能タイプのロッドを選ぶといいでしょう。
以下に選び方のポイントをまとめます。
- 7〜11フィートの長さ(約2.1メートル〜3.4メートル)
- パワーは気にしなくてOK
- 40gまでのオモリに対応する
- 万能タイプ
上記のポイントを兼ね備えた「ダイワ リバティクラブ96M」がキス釣りにはオススメです。
【特長】
- スピニングロッド
- 長さ2.9メートル
- 重さ190g
- 対応ルアー10〜40g
シーバス向けのロッドですが、バランスがいいためキス釣りにも使えます。
キス釣りは硬めのロッドが適しているため、重たいルアーにも対応できるリバティクラブ96Mはキス釣りに最適といえます。
キス釣りで海釣りに慣れたら他のターゲットを狙うのに使ってもいいかもしれませんね。
リールは「ダイワ レブロス3000」がおすすめ
キス釣りにはコンパクトで扱いやすいリールが適しています。
番号でいうと2000〜3000番のスピニングリールがベストです。
初心者向けのナイロンラインを100メートル以上巻けるリールを選んでみるといいでしょう。
以下に選び方のポイントをまとめます。
- コンパクトで扱いやすいもの
- 2000〜3000番
- 2〜3号のラインが100メートル以上巻けるもの
上記のポイントから考えると「ダイワ レブロス3000」がオススメです。
【特長】
- スピニングリール
- 3号ラインを200メートル巻ける
- 重さ290g
レブロス3000はバランスの良い万能タイプのリールで、磯釣りで小物から大物まで狙えるリールです。
幅広いラインに対応しており、キス釣りはもちろん、もっと大物に挑みたくなったときにも使えます。
使いやすいので快適な磯釣りができるでしょう。
キス釣りの仕掛け
キス釣りの仕掛けには、天秤と呼ばれるキス釣り用の仕掛けを使います。
天秤の仕掛け方には天秤の両端に糸を結ぶ固定天秤と、天秤の片側が動く遊動天秤の二種類があります。
サーフ(砂浜)のように根がかりの心配がないところでは固定天秤、海底のコンディションが悪く根がかりの心配があるところでは遊動天秤を使うといいでしょう。
天秤はオモリと一体になっているタイプがあるので、初心者は一体型を選ぶといいでしょう。
天秤についているオモリは3〜8号程度のものがベストです。
仕掛けにはキス釣り専用の2〜3本の針がついたセットを使うといいでしょう。
全て面倒な人のために、天秤とオモリと仕掛け針がセットになっているタイプもありますよ。
以下に仕掛けについてまとめます。
- 天秤という仕掛けを使う
- 固定天秤、遊動天秤の二種類がある
- オモリは3〜8号(11.25〜30g)を使う
- 仕掛け針は2〜3本ついた専用のものを使う
エサ・ワームのどちらでも釣れる
磯辺や浜辺に生息するキスは、ゴカイ(イソメとも呼ばれる)やエビといったものを好みます。
キス釣りは基本的に、ゴカイや小エビを針につけて行います。
一方、最近ではワーム(ミミズのような擬似餌)とライトショアジギングなどのタックルを使ってキス釣りを楽しむのが流行っています。
ワームを用いたキス釣りはライトキスゲームと呼ばれることもあり、ワームを操る必要があるため、通常のエサ釣りよりもテクニカルなものとなっています。
使用するワームは「バークレイ ガルプ!サンドワーム」がおすすめです。
キスが好むゴカイの形をリアルに再現しており、釣果が期待できる優秀なワームです。
キスを釣るための具体的な方法と3つのコツ
キスは砂浜や漁港などの海底付近で生活しています。
頑張って遠投したり、船で沖に出る必要がないので、初心者でも簡単に狙うことができます。
しかし、キスは初心者でも簡単に釣れるターゲットですが、闇雲に投げてもなかなかヒットしないでしょう。
本項目では、キス釣りの具体的な方法と3つのコツについて解説します。
仕掛けのセッティング
キス釣りの仕掛けは「固定天秤」と「遊動天秤」の二種類があります。
固定天秤では、天秤の両端にそれぞれラインと仕掛けを結びつけるだけです。
遊動天秤の場合は少し複雑で、天秤が自由に動くようにセッティングします。
ラインと仕掛けはサルカン(ラインと仕掛けを繋ぐジョイント金具)で直接つなぎ、サルカンをまたぐように天秤の輪っかを通します。
遊動天秤は糸の反応がダイレクトに伝わるため、アタリを感じ取りやすいというメリットがあります。
エサ・ワームの付け方
エサとなるゴカイとワームの針の付け方は基本的には同じです。
キス釣りで使う付け方は「チョン掛け」と「通し刺し」の二種類があります。
チョン掛けは、ゴカイやワームの頭の部分に横から針をさす、最もスタンダードな指し方です。
針でエサに与えるダメージが少なく、一番手っ取り早く付けることができます。
ゴカイを触るのが苦手な人や、針を付けることに慣れていない初心者におすすめの付け方です。
通し刺しは、ゴカイやワームの頭頂部から中を通すように針をさす付け方です。
丁度いいところで針を出すために少しコツが必要なため、慣れるまではエサを痛めてしまうこともあります。
チョン掛けに比べてキープ力が強いため、投げて釣るときは通し刺しがいいでしょう。
キャストをするときはちょい投げで充分
キス釣りの基本的な釣り方は、ちょい投げと呼ばれる釣り方で岸近くを狙います。
5月〜9月までのシーズン中のキスは岸近くにいるため、遠くまで投げる必要はありません。
また、エサになるゴカイは非常にもろいため、あまり強く投げるとちぎれたり外れる危険性があります。
キス釣りの場合は、軽く10〜20メートルほどキャストするだけで十分です。
シーズンを少し外れると深いところに潜ってしまうので、ちょい投げであたりがないときは遠投を試してみるといいでしょう。
基本はズル引きで誘おう
キャストしたあとは、仕掛けが海底に着くまでラインを送り続けます。
海底についたあとは、歩くより少し遅いくらいの速さでゆっくり巻いていきます。
特別なアクションを加える必要はなく、ただズル引きするだけで大丈夫です。
アタリが出たらしばらく待って食わせよう
キスのアタリは、コツコツとしたあまり強くないものです。
ロッドの先端が揺れるのを見逃さないようにしましょう。
また、アタリが出たからといってすぐには引かず、一定のスピードで巻き続けましょう。
キス釣りの仕掛けには複数針がついているので、うまくいけば2匹目がかかることもあるでしょう。
キス釣りの3つのコツ
キス釣りには特別なテクニックは必要なく、釣り方のコツさえ押さえてしまえば初心者でも簡単に釣ることができます。
本項目では、キス釣りの3つのコツをご紹介します。
広範囲に探ろう
キスは海岸近くのどこでも釣れますが、ポイントを抑えておくことでさらにたくさん釣ることができます。
以下に探り方のコツをご紹介します。
- 川の流れ込みや海底に起伏のあるところを狙う
- ミオ筋(湾内で船が通るために深くなっているところ)を狙う
- こまめにポイントを移動する
川の流れ込みや起伏の多い海底はエサになるプランクトンが多いため、キスが集まってくる傾向があります。
ミオ筋は海底に駆け上がり(斜面)ができるため、キスが好む地形になっています。エサも多いため、キスが集まりやすくなっています。
キスが集まりやすいポイントは、運が良ければイレグイ状態(投げて巻くだけで釣れまくる状態)になることも珍しくありません。
集まりやすいポイントに必ずキスが集まっているとは限らないので、あたりが出るまで移動するといいでしょう。
また、一箇所からキャストする場合は、扇状に投げてみてキスがいるところを探るようにしてみてください。
ズル引きだけじゃなく止めたりしてみよう
キスはガツンとした強いあたりがある魚ではないので、ゆっくり巻きながらアタリを待つのが基本になります。
ガツガツ食いついてくるような性格でもないので、巻くのをときどきとめて待つことも必要です。
一匹あたりが出たら1分ほどゆっくり巻いてみよう
アタリがあったからといってすぐに引き上げるのではなく、ロッドに重さを感じたらしばらく待って食わせるといいでしょう。
キスは群れでいることもあるので、待つことで複数匹釣れることもありえます。
キス釣りは初心者でも楽しめる
キス釣りは、初心者でも簡単に挑戦することができます。
用意するものは少ないながら、本格的な釣りを楽しめるので、入門には最適な釣り方といえます。
全国どこでも釣ることができるので、本記事を参考に知識をにつけて、道具も揃えてみてください。
これからキス釣りを始める方は、是非参考にしてみてくださいね。
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