チニングはルアー選びが奥深い!種類ごとのおすすめルアー24選を紹介

投稿者:ANGLERりゅーちょい

ルアーフィッシングの中でも全国的に行えるチニングに使うルアーについて紹介。チニングは全国的に行えるのですが、チヌの食性によって食ってくれるルアーが変わるため、地域ごとに最適なルアーを選択する必要があります。当記事ではチニングで使うルアーの種類について解説の上、各ルアーにおけるおすすめを紹介しています。また、各ルアーの基本操作についても解説しています。

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「チニングに興味があるけど、どんなルアーが必要なのか分からない」

「地域ごとに釣れるルアーが変わるって聞いてるけど本当かな」

全国的に楽しめるチニングは手近なターゲットとして人気ですが、種類豊富なルアーの中からどれを使えば良いのか分からないという人も多いでしょう。

特に、チニングは地域ごとにおけるチヌの食性によって多種多様なルアーを使うことになるため、どのルアーをどういったシチュエーションで使えば良いのか迷ってしまいます。

皆さんは、「チニングで使うルアーの種類が知りたい」、「チヌがたくさん釣れるルアーが欲しい」と考え、この記事にたどり着いているはずです。

当記事を読めば、上記のような要望は完全に解消されるでしょう。

何故なら、当記事ではチニングに有効なルアーの種類やルアーの選び方、種類ごとのおすすめルアーまで網羅的に解説しているからです

「ルアーを揃えても操作方法が分からない」という人もいるでしょう。

当記事では、ルアーの種類ごとの操作方法についても解説しています

最後まで読み終わる頃には、チニングに有効なルアーの種類や各々の操作方法について理解した上で、種類ごとにどんなルアーを購入するかの指針が固まっていることでしょう。

是非当記事を参考に、最適なルアーでチニングを楽しみましょう。

チニングに有効なルアーは4つ!


チニングでは、主に以下の4種類のルアーを使用することになります。

  • トップウォーター
  • バイブレーション
  • ミノー
  • ラバージグ+ワーム

チヌとはクロダイの別名で、日本全国に分布するタイ科の魚です。

悪食なのが特徴で、地域ごとに普段餌にしているものが異なります。

つまり、ある地域では食いつきが良いルアーでも、他の地域では全く釣れないという可能性もあるのです。

チニングで4種類のルアー使うのは、地域ごとによって違うチヌの食性に合わせるためになります。

また、食性だけでなく、季節による食いつきの良し悪しや生息する水深の変化によってもルアーを使い分ける必要が出てくるのです。

ルアーの使い分けは強いゲーム性を引き出し、チニングが人気である理由の1つとなっています。

チニングで4種類のルアーを使用する理由が分かったところで、それぞれのルアーの特徴を見ていきましょう。

トップウォーター


水面または水面に準ずる水中の極めて浅い部分を指す「トップウォーター」という言葉が、そのまま名前になったルアーです。

その名の通りシャローエリア(岸から水深2m程度までの浅いエリア)を狙う際に使用します。

チヌはシーズン時期全般でシャローエリアの水面付近にあることが多いため、まず最初に試したいルアーです。

特に夏場は水面付近で元気に泳ぐチヌが良く食いついてくるため、激しい引きが楽しめるでしょう。

トップウォーターは動きの違いによってさらに3種類に分類されています。

それぞれ見ていきましょう。

ポッパー


ポッパーはカップと呼ばれる口のような窪みを先端に持つルアーです。

少々間抜けな見た目をしていますが、ボイル(餌を捕食するために、魚が水面上に顔を出すこと)が見られる場合や波が立っていて他のルアーだと目立ち辛い場合などでは釣果を期待できます。

ポッパーは操作すると、カップに貯まった水や空気が原因でポップ音と呼ばれる音を発することができ、水面近くのチヌを強く惹きつけることが可能です。

加えて、強めにロッドを引くとカップが水を掬い上げることによって水しぶきが発生し、チヌに小魚が沢山いるように錯覚させることができます。

結果として、水面近くで捕食時に顔を出すような元気な魚には特に食いつかれやすくなっているのです。

ただし、カップが原因で機動力は良いとはいえません。

広範囲に索敵する場合などには後述のペンシルベイトの方が有用といえるでしょう。

ボイルなどで元気なチヌがいるポイントが分かっている場合に効果を発揮するルアーです。

ペンシルベイト


ペンシルベイトはトップウォーターの基本形といえる流線形の細長いルアーになります。

形状からイメージできるように機動力があるルアーで、広範囲を探りたい時攻に有用です。

ペンシルベイトには水面状に浮かぶフローティングタイプと、水面下に沈んでいくシンキングタイプがあります。

チニングでは基本的にフローティングタイプのものが使われることが多いですが、シンキングタイプはフローティングタイプで狙えない水深を狙うことができるため、持っておくと便利です。

サーフェスクランク


バス釣りで使うことが多いクランクベイトでも、チヌを狙うことができます。

チニングで使われるクランクベイトはサーフェスクランクと呼ばれる、浅い場所に特化したものです。

サーフェスクランクをはじめとしたクランクベイトには、「リップ」と呼ばれる板状のものが前方に張り出すように付いています。

リップが水の抵抗を受けることにより、リールを巻くだけで小刻みに震えたり回転したりするため、簡単に魚の興味を惹くことが可能です。

チニングでも例外ではなく、サーフェスクランクは水面近くの活性化しているチヌを狙う時に有効なルアーであると言えるでしょう。

バイブレーション


バイブレーションはその名の通り、小刻みに動く特徴を持つルアーです。

サーフェスベイトよりは法則的な動きをするルアーで、カタカタと小さな音を発することにより、強いアピール力を発揮します。

金属製のメタルバイブと、樹脂製のものがありますが、共通して比重が重めで、主にボトム(海底付近)の攻略に使用されるルアーです。

海底付近を探る分、根がかりでロストしやすいことから、他のルアーと比べると安価なモデルが多いことも特徴と言えるでしょう。

ミノー


ミノーは小魚の形状を模しており、多くの獲物を狙う際に使われる万能型のルアーです。

サーフェスベイトよりも小型のリップが取り付けられており、本物の小魚のような動きが再現されています。

フローティングタイプやシンキングタイプ加え、リールを巻くのを止めると、止めた水深で停滞するサスペンドタイプというものまで用意されているのが特徴です。

結果、ボトムからシャローまでオールラウンドに対応ができます。

特徴を見ていると、「ミノーさえあればチニングが楽しめるのではないか」と考えてしまう人も多いでしょう。

しかし、チヌの食性によってはミノーには全くかからないというようなことも起こり得るのがチニングの面白いところです。

食性に合わせたルアーを早期に見つけることも、チニングにおける重要テクニックといえます。

ラバージグ+ワーム


ラバージグは重りとフックが一体となったジグヘッドに、スカートと呼ばれる細長いゴムひもがついたものです。

基本的には一般的なジグヘッドと同じく、ワームを取り付けて使用します。

地球外生命体を思わせるような面妖な見た目とは裏腹に、チヌ以外の獲物に対しても幅広く使えるルアーです。

チニングではボトムを這わせるにリールを巻く「ズル引き」という手法で使われます。

派手な見た目のおかげもあり夜間でも判別しやすく、特に夜釣りで大きな釣果を期待できるルアーです。

ワームには甲殻類を模したものから小魚を模したものまで様々なものが使われ、食性によって柔軟に対応できることもメリットといえるでしょう。

【種類別】チニングにおすすめのルアー24選


チニングに使われるルアーの各特徴が分かったところで、おすすめのルアーを種類別で紹介していきます。

チニングにおすすめのトップウォーター6選


まずはトップウォーターのおすすめを6つ紹介していきます。

第1位【チニングに最適化されたポッパー】ジャクソン「R.A.ポップ」


チニング専用のポッパーの元祖と呼べる存在で、発売以来強い人気を誇っています。

「R.A.ポップ」の最大の特徴は”全てにおいて”チニング用にチューンナップされていることです。

先述した通り、チニングにおけるポッパーのアクションでは、派手過ぎずナチュラルな動きを再現することが重要になってきます。

R.A.ポップはチニングの警戒心を刺激しすぎないよう、カップの大きさを控えめにすることで、水しぶきが必要以上に発生しません。

また、ポッパーに限らずトップウォーターゲームでは、ダート幅が広いルアーを使うとミスバイトを誘発しやすいです。

R.A.ポップはルアーのエラ部分にスリットを入れることでダート幅が抑えられており、ミスバイトを防ぎやすくなっています。

上記の特徴を総合すると、R.A.ポップは他の汎用的なポッパーを比べ”おとなしい”ポッパーであるといえるでしょう。

構造上派手なアクションには向かない分、警戒心の強いチヌを確実に誘いあげることが可能な逸品です。

  • サイズ:7cm
  • ウェイト:7g
  • タイプ:フローティング
  • フック:フロントST-46#8/リアST-46#6
  • 値段:1,500円

第2位【飛ばしやすくバラされやすい】メガバス「POPPING DUCK(ポッピングダック)」


「ポッピングダック」は1位の「R.A.ポップ」と同じく、チニング専用として販売されているポッパーです。

「R.A.ポップ」と同じく、カップの大きさが控えめになっていたり、アクションが抑えめになっていたりと、チヌの好みに合わせた構造設計がなされています。

加えて特筆すべきなのが、キャスト時の安定感とバラされにくい構造です。

「ポッピングダック」は形状や重心のおかげで飛行姿勢が安定しており、ピンポイントで長くヒットを狙いたいポッパーとしては狙った所に投げやすく有利になっています。

また、フックをかけるアイが自由回転するようになっており、チヌの激しい引きを受け流してくれるため、バラされにくいのが特徴です。

「R.A.ポップ」と並び、チニングのお供として是非持っておきたいポッパーといえるでしょう。

  • サイズ:6cm
  • ウェイト:6.5g
  • タイプ:フローティング
  • フック:フロント#10/リア#6
  • 値段:1,530円

第3位【小回りのきくチニング用ペンシルべイト】タックルハウス「クロナッツ67」


チヌ用ペンシルべイトとして開発された「クロナッツ67」はロッドワークのしやすさとチヌが食いつける程度の機動力がポイントのルアーです。

「クロナッツ67」はボディにくびれを付けることで、一般的なペンシルべイトよりも細かくドッグウォークをしてくれます。

また、細かいドッグウォークによってルアーの移動距離が短くなるため、結果的にチヌが追いつきやすくなっているのが特徴です。

扱いやすいサイズの「クロナッツ67」の他、一回り大きく大物を狙いやすい「クロナッツ79」も販売されています。

  • サイズ:6.7cm
  • ウェイト:6.5g
  • タイプ:フローティング
  • フック:ST-46#10
  • 値段:1,500円

第4位【能動的な釣りが楽しめる】バスデイ「シュガペン70F」


「シュガペン70F」一度は生産終了したにも関わらず、あまりの人気から再発を熱望され、復活したという逸話を持つ「シュガーペンシルシリーズ」の1つです。

サイズの割に軽量であることと、小さなカップが先端についていることにより、小さくポップするのが特徴といえるでしょう。

「シュガペン70F」の特徴は軽快な操作感で、軽量なこともあり、機動性に優れるペンシルべイトの中でもさらに高機動な部類に入ります。

移動性が高いことから、特に広範囲を探る際に有用なルアーです。

ただし、高機動過ぎてチヌが追いつけないことが多く、ただドッグウォークさせながらリールを巻いていてもなかなか食いつかれません。

「シュガペン70F」を使う際には、チヌが追いかけてきているのを確認したらロッドを煽ってダイビングアクションをさせてみたり、少しポーズさせてみてチヌの食いつきを誘いましょう。

受動的な釣りではなく”食わせにいく”操作を楽しむルアーであるといえます。

  • サイズ:7cm
  • ウェイト:4.3g
  • タイプ:フローティング
  • フック:#8
  • 値段:1,500円

第5位【見切られにくさが売りのクランク】DUEL「3DS クランク SSR」


「YO-ZURI(ヨーヅリ) シリーズ」として販売されている「3DS クランク SSR」は、ホログラムのような塗装が特徴のルアーです。

独特な色彩は水中で3次元的に放射されるため、チヌの目を引きやすく、見切られることが少なくなっています。

基本的にタダ巻きで使用するサーフェスクランクは特別なアクションをしない分、見切られないことが重要です。

チニングでサーフェスクランクを使用したい場合、まず購入しておくと良い逸品です。

  • サイズ:5cm
  • ウェイト:8.5g
  • タイプ:フローティング
  • フック:#8
  • 値段:オープン価格(750~900円程度)

第6位【クランクベイトのド定番】ダイワ「ピーナッツⅡ SSR」


ダイワの「ピーナッツⅡ」は、バス釣りにおいては”釣れるルアー”として数多の釣り人に使われてきた逸品です。

特筆すべき特徴はないにも関わらず、クランクベイトらしい動きが魚の興味をしっかりと惹きつけ、チニングに使用しても安定した釣果をもたらしてくれます。

バス釣りをしていてチニングに挑戦したいと思っている人は、持っている人も多いのではないでしょうか。

バスでもチヌでも、信頼して使うことができるルアーです。

  • サイズ:5cm
  • ウェイト:9g
  • タイプ:フローティング
  • フック:#8
  • 値段:720円

チニングにおすすめのバイブレーション6選


次にチニングでおすすめのバイブレーションを紹介します。

金属製のメタルバイブから樹脂製のもの、小魚だけでなく甲殻類を模したものなど、種類が豊富なのが見て取れるでしょう。

第1位【切れの良いアクションが特徴】シマノ「エクスセンス サルベージソリッド 70es」


「エクスセンス サルベージソリッド 70es」は、中空ボディが多い樹脂製のバイブレーションの中では珍しいソリッドボディのルアーです。

ソリッド構造にしたことで、メタルバイブより軽い比重と中空の樹脂製より薄いボディを実現しています。

最大の特徴は、少しのロッド操作で機敏に反応してくれる動きの切れの良さです。

リールを巻くとラグがなくすぐに反応してくれるため、狙いたい水深をしっかり捉えることができます。

また、レスポンスの速さゆえに、リトリーブの速度に機敏に対応してくれるのもポイントです。

チニングのみならず、様々なシチュエーションでストレスなく使用できるおすすめのルアーです。

  • サイズ:7cm
  • ウェイト:20g
  • タイプ:エクストラシンキング
  • フック:#6
  • 値段:1,100円

第2位【コストパフォーマンスに優れた逸品】ベイシックジャパン「メタルマスター 14g」


メタルバイブの代表的なモデルである「メタルマスター」は、安価でありつつ良く釣れると人気のルアーです。

バイブレーションはボトムを狙う都合上、根がかりによるルアーのロストが悩みのタネになります。

特に根がかりを外すコツを掴んでいない初心者はロストしやすく、ルアーを買い足す費用がかさんでしまいがちです。

「メタルマスター」は600円程度で購入が可能なため、ルアーをロストしてしまっても損失は少なくて済みます。

フックが錆びやすく、少々寿命が短いのが難点ですが、カジュアルに使えることから多くの釣り人に愛されているルアーです。

  • サイズ:6cm
  • ウェイト:14g
  • タイプ:メタルバイブレーション
  • 値段:オープン価格(600円程度)

第3位【チヌが食いやすいサイズ感】アピア「ビットV12」


軽量なバイブレーションが欲しいという要望から生まれた「ビットV12」は、アピアの主力商品である「ビットV26」のダウンサイジングバージョンです。

軽量なのはもちろんですが、チニングにおいては独特のサイズ感が効果を発揮します。

「ビットV12」は一般的なバイブレーションよりも小さめな4.8cmというサイズを採用しており、口が小さいチヌでも食いつきやすいです。

また、軽量ゆえに沈み切らないのも特徴で、他のバイブレーションよりもアクションが付けやすくなっています。

軽いとはいえバイブレーションなので、他のルアーよりは重量があり、キャストの飛距離が稼ぎやすいのも特筆すべき点です。

以上の特性から、シャロ―のボトム付近を広範囲に探りたいときに有用なルアーとなっています。

  • サイズ:4.8cm
  • ウェイト:12g
  • タイプ:タイトバイブレーション
  • 値段:1,090円

第4位【自然なアピールが魅力】ロンジン「キックビート」


チニングでも高い実績を誇るロンジンの「キックビート」は上下にヒレを配した形状により、違和感のない姿勢で強い水かき能力を発揮してくれます。

基本的に、バイブレーションは水をかき上げる構造にするとリールを巻いたときに前傾姿勢になりやすく、警戒心の強いチヌは違和感を感じて食いついてくれません。

しかし、ロンジンの「キックビート」は水平に泳ぎ切りつつもヒレによる強い水かき能力を両立しているため、違和感なく水かきによるアピールを行うことができます。

自然でありつつもチヌの目を惹きつけるため、高い釣果が期待できる逸品であるといえるでしょう。

  • サイズ:7cm
  • ウェイト:20g
  • タイプ:バイブレーション
  • 値段:1,400円

第5位【アクションの弱さが特徴】バレーヒル「邪道 冷音」


シーバス釣りで実績を残している「邪道 冷音」は、チニングでも充分な性能を示してくれます。

特徴的なのが”アクションの弱さ”で、控えめな振動しか起こさないため、アピール力は控えめです。

しかし、アクションの弱さが原因でバイブアクションが止まることがあり、動きが単調にならないことでチヌの興味を引きことができます。

他のルアーにはない個性的な動きで釣果を出す、独特なルアーです。

  • サイズ:6.2cm
  • ウェイト:14g
  • タイプ:バイブレーション
  • 値段:1,150円

第6位【甲殻類を模した形状による投げやすさが特徴】エコギア「ブリーマーバイブ35」


「ブリーマーバイブ」は甲殻類を模した形状が特徴的なチニング専用のルアーです。

軽量にも関わらず、球に近い形状のためキャストがしやすくなっています。

また、チヌの食いつき方に最適化されたフックが付いているため、一旦食いついたチヌを逃しにくくなっています。

ただし、フックの性能が良いことによって根がかりがしやすいのも特徴で、初心者には扱いにくいルアーであるともいえるでしょう。

  • サイズ:3.5cm
  • ウェイト:5.5g
  • タイプ:バイブレーション
  • 値段:750円

チニングにおすすめのミノー6選


チニングにおいてミノーは、サイズやタイプによって様々な使い分けが可能です。

今回は定番のものから少々ピーキーな性能のものまで、おすすめ商品を紹介していきます。

第1位【安定感抜群の万能ミノー】ラパラ「カウントダウンCD7」


ミノーといえばまず名前が上がる定番のモデルで、チニングでも充分な性能を発揮します。

自然なアクションと沈降姿勢で、リトリーブ中だけでなく、沈降時であっても食いつきを期待できるのが特徴です。

チニングにおけるミノーの基本アクションであるタダ巻きでも充分な釣果を期待できますが、ロッドを煽って動きを付けると、活性の低いチヌの食いつきも期待することできます。

  • サイズ:7cm
  • ウェイト:8g
  • タイプ:シンキング
  • 値段:1,200~1,400円

第2位【安かろう良かろうなコスパ重視のミノー】DUEL「エバミノー」


サーフェスベイトの3DSと同様の「YO-ZURI(ヨーヅリ)シリーズ」から販売されている「エバミノー」の魅力は、性能と反比例した値段設定です。

「YO-ZURIシリーズ」の特徴であるホログラム塗装はエバミノーにも施されており、小さいながらも高いアピール能力を発揮します。

また、小型ゆえにチヌがしっかり食いついてくれます。

ただし、軽量ゆえにキャストの飛距離は伸ばしづらいため、基本的にはポイントが岸に近い河口付近を狙って使用すると良いでしょう。

  • サイズ:5.5cm
  • ウェイト:4g
  • タイプ:スローシンキング
  • 値段:オープン価格(700円程度)

第3位【小型ながら飛距離が稼げるミノー】パームス「ソルトディグリー」


シンキングタイプのミノーではある「ソルトディグリー」は、小型ながらもある程度の重量感があることと、リップが空気抵抗を受けづらい角度で設置されていることが特徴です。

結果として、飛距離が稼げることが魅力なミノーとなっています。

軽量で飛距離が稼ぎにくいミノーでは狙いづらいポイントを探ることが可能です。

また、「エバミノー」以上に小さいルアーであるため、チヌがミスバイトすることなく、しっかりと食いついてくれます。

ミノーで広範囲を攻めたいときには、重宝するルアーでしょう。

  • サイズ:5cm
  • ウェイト:5.3g
  • タイプ:ヘビーシンキング
  • 値段:1,200円

第4位【小型ながら飛距離が稼げるミノー】アイマ「K-太 58 サスペンド」


リトリーブを止めると、止めた水深のまま停滞するサスペンドタイプのミノーです。

フローティングタイプやシンキングタイプではリトリーブを止めると不自然な浮上や沈降をしてしまうため、リトリーブと停止を繰り返すストップ&ゴーは効果的ではありません。

しかし、サスペンドタイプの「K-太 58」であれば、ストップ&ゴーでも違和感がなく、チヌに対して強烈なアピールをすることができます。

他のミノーにはない動きを演出できる個性的な逸品です。

  • サイズ:5.8cm
  • ウェイト:8g
  • タイプ:サスペンド
  • 値段:1,500円

第5位【近距離特化のショットガンのようなミノー】メガバス「X-80BEAT SW」


シーバス釣りではデイゲームにおいて高い実績を持っており、チニングでも日中で釣果が期待できるミノーです。

11.5gという重さの割に飛距離が稼げないのですが、リトリーブすると異常なまでに振動するため、日中は活性の低いチヌでも食いついてきてくれます。

もちろんチニング以外にも汎用的に使えるので、持っておいて損はないミノーといえるでしょう。

河口近くや橋脚付近など、飛距離が要らない近距離帯を狙いたいときに使いたい逸品です。

  • サイズ:8.05cm
  • ウェイト:11.5g
  • タイプ:シンキング
  • 値段:1,800円

第6位【大物一点型の大型ミノー】ダイワ「ショアラインシャイナーZ バーティス 120F」


「ショアラインシャイナーZ バーティス 120F」は「X-80BEAT SW」と同様に元はシーバス用で、12cmの大型サイズのミノーです。

大型サイズのミノーになってくると、20~30cm程度のチヌは大きすぎて食いついてきません。

ブレイクラインより遠いポイントを狙える飛距離が出せることもあり、40cmを超えるような大物のみを狙いたいときに重宝するミノーです。

チニングに慣れてきて、通常サイズでは物足りなくなってきた時に試してみたい逸品と言えるでしょう。

  • サイズ:12cm
  • ウェイト:19g
  • タイプ:フローティング
  • 値段:1,940円

チニングにおすすめのラバージグ3選


ラバージグとワームは3品ずつ紹介していきます。

それぞれ見ていきましょう。

第1位【信頼性抜群の定番商品】ダイワ「シルバーウルフ チヌ魂 9g」


その名の通りチニングに特化したラバージグで、ラバージグとワームによるチニングでは定番と呼べる逸品です。

ボトムでリトリーブしてもしっかりと立ってくれる重心設計や、根がかりの少ないように上向きに配されたフックなど、ズル引きでチヌを狙っていく上であると嬉しい機能が必要十分に備わっています。

また、ラバー部の損傷を抑えるためのメタルリップも備えられているのも特徴です

信頼性の高さがチヌ魂の最大の特徴であり、腕次第で根がかりを回避しながら広範囲に探ることも可能で、初心者から玄人まで人気の高いラバージグになっています。

  • サイズ:3cm
  • ウェイト:9g
  • 値段:700円

第2位【名前の通り根がかりしにくいラバージグ】シマノ「ネガカリノタテ 7g」


名前が示す通り、根がかりがしにくい構造になっているラバージグです。

従来のラバージグはフックがヘッドの後ろにつくような構造になっています。

しかし、「ネガカリノタテ」はヘッドの下部にフックがついており、さらにヘッドがフックの盾になるような構造をしているのです。

ヘッドがフックを守ってくれるので、他のラバージグに比べ根がかりがしづらく、ロストを気にせずチニングを楽しむことができます。

また、シールド上の構造から沈降時には水の抵抗を受けてゆっくり沈むため、沈降中のヒットも狙いやすくなっているのもメリットです。

ロストの心配が少ない分、初心者でも安心して使えるラバージグであるといえるでしょう。

  • ウェイト:7g
  • 値段:830円

第3位【中層攻略にも使えるラバ―ジグ】ダイワ「チヌラバ」


チヌラバは中層でリフト&フォール(ロッドを煽る動作と停止させる動作をくり返すことで、ルアーに上昇と沈降を繰り返させる操作)することでも釣果が期待できるラバ―ジグです。

特徴的なのが短長様々なスカートで、中層付近でリフト&フォールするとふわふわと広がり、チヌに対して強烈にアピールします。

もちろんズル引きでも問題なく使用できますが、ヘッドが小さく軽いことや、スカートが多く水の抵抗を受けやすいことから、広範囲を探るよりもピンポイントを狙う際に使用した逸品です。

  • ウェイト:5g
  • 値段:550円

チニングにおすすめのワーム3選


ラバージグに続いて、チニングにおすすめなワームを紹介します。

第1位【見た目から味までチヌ好み】エコギア「ルアー チヌ職人 バグアンツ 2インチ」


様々なワームを世に送り出すエコギアが販売している、甲殻類を模したルアーです。

見た目はもちろん、チヌ専用のフォーミュラ(匂いや味を付けるためのもの)が配合されており、「チヌ職人」という名の通り、チヌの好みに合わせたワームになっています。

形状がエビに似ていることからも分かるように、ボトムでのズル引きで効果を発揮する逸品です。

  • サイズ:2インチ
  • 入り数:5個入り
  • 値段:410円

第2位【ズル引き以外の操作で効果を発揮】マルキュー「パワーイソメ(極太)」


チヌの餌の1つである多毛類を模したワームで、泳ぐような操作を行う時に有効です。

特に先述の「チヌラバ」に合わせ、リフト&フォールで獲物を狙う場合などに使えるものになっています。

地域ごとの食性も考えると、持っておいて損はないワームです。

  • 入り数:8個入り
  • 値段:550円程度

第3位【強烈な匂いが特徴の切り札】バークレイ「ガルプ!ソルトウォーターインチホッグ 1.5インチ」


小さいながらも強烈な匂いでチヌの食いつきを狙うことができるワームで、強い人気を誇っています。

しかし、他のワームと比べると耐久力が低く、一回のヒットで大きく破損してしまうことが多いです。

チヌへのアピール力は確かなので、他のルアーで食わないときに切り札的に使うのがおすすめなワームになっています。

  • サイズ:1.5インチ
  • 入り数:8個入り
  • 値段:650円

チニング向けルアーアクションをチェック


多種多様なルアーを使うチニングは、ルアーの種類ごとにロッドによるルアーの操作を変化させる必要があります。

基本的には、ルアーが模している生物の動きに準じた操作を行うのがコツです。

それぞれ見ていきましょう。

トップウォーターのアクション


トップウォーターのアクションでは、ラインにたるみを持たせることと、ポーズ(ロッドを動かさずルアーを停止させること)している間を作ることが重要になってきます。

なぜラインにたるみを持たせる必要があるのかというと、チヌが餌を丸呑みで捕食するためです。

チヌは餌を発見すると、貝類であろうと一旦くわえてから吸い込むように丸呑みにします。

ルアーに食いつく際も同様です。

もしラインにたるみを持たせていないと、チヌはルアーを吸い込むことができません。

しっかり食わせるためにも、ラインを張りすぎないように注意しましょう。

加えて、ルアー絶え間なく動かしてしてしまうと、チヌが追いつけず、食いつく前に諦めてしまいます。

ポーズを挟んで食わせる間を与えることで、チヌが食いつく余裕を作るのが大切です。

特に夜はチヌがルアーを見切りにくくなるため、ポーズを長めにとった方がヒットしやすくなるでしょう。

上記を意識しつつドッグウォークアクション(ロッドを細かく左右に振ってルアーをジグザグに動かすアクション)を行うことでチヌの食いつきを誘発させます。

トップウォーターでの共通の基本アクションが分かったところで、種類ごとのアクションについて詳しく見ていきましょう。

ポッパーのアクション


まずはポッパーのアクションについて解説します。

ポッパーは先述の通り、カップによって水しぶきを上げることが可能です。

ロッドを強く引いてやることでポッパーが水中に入り込み、水面下に出てくるタイミングで大きく水しぶきを生じさせます。

水しぶきのおかげでアピール力の強いポッパーですが、実はやりすぎは逆効果です。

自然な動きを意識して、大きな水しぶきは立てすぎないように意識しましょう。

ナチュラルな挙動を意識しても勝手に水しぶきは上がってくれるので、隠れているチヌをおびき寄せることが可能です。

結果としてピンポイントを長く攻めても釣果が期待できるのがポッパーのメリットでしょう。

ペンシルべイトのアクション


ペンシルべイトは基本のアクションさえ行って入れば充分釣果を狙うことができるルアーです。

挙動に違和感が生じにくいため、警戒心の強い個体も狙いやすくなっています。

また、機動力があることも魅力であり、餌が豊富なブレイクライン(シャローと岸の境の駆け上がり)を広範囲に攻めることで、テンポよくポイントを探ることが可能です。

サーフェスクランク


サーフェスクランクではタダ巻きが有効です。

ルアー自体がリールを巻くだけで小刻みに動いてくれるので、特別は操作をしなくてもチヌに対してアピールをしてくれます。

機動力もあるので、ペンシルべイト同じく広範囲に探りたい時に使用してみましょう。

バイブレーションのアクション


バイブレーションはボトムに潜んでいるチヌを狙う際に使用します。

具体的な操作としては、ボトムに這わせるようにルアーを動かすズル引きが有効です。

ズル引きのやり方は単純で、キャストをしたらボトムにルアーが到達するまで待ち、ボトムが取れたらルアーがボトムから離れないようにゆっくりリールを巻くだけになります。

ゆっくりと巻きつづけることがコツで、流れがくる方向にキャストして、ルアーが流されるようにするドリフトを行うのも有効です。

ボトムを這わせることから根がかりの心配があるので、根がきつすぎない広い河口部を狙うのが良いでしょう。

チヌは淡水でも生きることができる魚で、河口付近の汽水域に身を寄せる個体も多いため、河口付近でも充分な釣果を期待することができます。

ズル引きは単純な操作なため、簡単だと思われがちですが、実は奥が深い釣り方です。

リールを巻く速度を意識していても、ルアー自体の重さが適切でないと、全く釣れなくなってしまいます

もしルアーが重すぎると、ボトムを取り過ぎてしまってチヌに見切られてしまう可能性が高くなってしまい、軽すぎると水流に流されてボトムからルアーが浮いてしまい、食いついてくれません。

バイブレーションでチニングを行う際には、いくつか重さの違うものを用意し、場面に応じて多さの調節を行うことが重要です。

ミノーのアクション


万能型のミノーは単純な操作でチヌを狙うことが可能です。

コツとしては、ロッドを立てて速めにリールを巻くことが重要になってきます。

ミノーは多くの獲物を狙える分、リールを巻く速さで釣れる魚が変わってきてしまうのです。

もし遅めにリールを巻いた場合、チヌよりもシーバスが釣れる可能性が高くなり、釣果が期待できません。

目安としては、シンキングミノーが根がかりしない程度の早さで巻くと、チヌを狙いやすいです。

ラバージグ+ワームのアクション


ラバージグとワームの組み合わせでチヌを狙う場合、バイブレーションを同じくズル引きでアタリを狙います。

バイブレーションと違うのは、ラバージグとワームが海底に生息している甲殻類を模していることです。

要は、ズル引きをしつつルアーを跳ねさせたりゆすったりすることで、エビやシャコの動きを再現することが重要になってきます。

ただし、派手すぎる動きは禁物です。

ポッパーのアクションと同じように、あくまで自然な動きをさせましょう。

基本的にチヌの活性が高い場合は、上記のようなアクションを行えば元気よく食いついて来てくれるのですが、活性が低いと動きについてこれず、なかなか食いついてくれません。

食いつきが悪い時はポーズを挟んで、食わせの間を与えてあげましょう。

ポイントとしてはバイブレーションと同じく広めの河口付近や干潟が狙いやすいです。

複数のルアーを使い分けてチニングにチャレンジしてみよう


チニングに使用できるルアーの種類や、各ルアーの操作方法について紹介してきました。

チニングはどんな地域でも挑戦しやすい分、地域によるチヌの食性を把握し、最適なルアーを選択するスキルが必要になります。

しかし、地域ごとのルアーの使い分けやルアーごとの操作方法の違いが把握できれば、チニングがどんどん楽しくなっていくでしょう。

また、各ルアーごとの操作方法が身に付けば、他の獲物を狙う際に役立ちます

チニングによってルアー釣りの奥深さを学んでいきましょう。


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