【保存版】初心者でもよくわかる、トラウトルアーの全て!種類別おすすめトラウトルアー20選を紹介!
投稿者:ANGLERりゅーちょい
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「トラウト釣りに最適なルアーがわからなくて、中々釣果があがらない。」
「管理釣り場などでトラウト釣りをしてみたいけれど、自分はどのルアーを選べばよいのだろう。」
「今持っているルアー以外にも状況に合わせて使えるように複数のルアーをチェックしておきたいな…気に入ったルアーがあったら購入して使ってみたい」
トラウト釣りを初めてみたけれど、上記のような悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。
本記事を読むことによって、悩みが解決できるかと思います。
どのような釣りについても言えますが、ルアー一つで釣果は飛躍的に向上します。
海釣りであっても、トラウトを狙う渓流や管理釣り場でも同じです。
トラウトルアー釣りというのは、川釣りの中では最も簡単だと言われている種類の釣りであり、幅広い層の釣り人から人気があります。
しかし、出だしが簡単である一方、凝りだすととても奥が深い釣りでもあります。
本記事では、「トラウト釣りに最適なルアーの種類が知りたい」という方や「おすすめ商品をチェックしたい」という方向けに、おすすめのトラウトルアーを20選ご紹介しています。
また、ルアー選びのコツについても説明しており、本記事を読み終わる時には、自分でフィールドに合ったルアー選びをすることができるようになっていることでしょう。
せっかく良いルアーを揃えたとしても、有効なルアーアクションを知らなければ宝の持ち腐れです。
本記事では、各種ルアーに合ったアクションの方法についても詳しい手順と共にご紹介しています。
ぜひとも、本記事を読んでいただき、トラウト釣りに使用するルアーのことやルアーのアクションのことについて、詳しくなってみましょう。
トラウトルアーを網羅することによって、皆様のトラウトフィッシングがより充実したものになるはずです!
トラウトルアーの主な種類は4つ
トラウトルアーと一口に言っても、種類は様々です。
大別して、以下の4つに分けることができます。
- スプーン
- ミノー
- クランクベイト
- スピナー
海釣りからトラウト釣りに入っていった方にとっては、聞いたことのないようなルアーの種類もあり、戸惑うかもしれませんが、明確に役割は分かれています。
前述の通り、トラウト釣りは川釣りの中では最も簡単な釣りの一つですが、ルアー選びを間違ってしまうとノーフィッシュ(まったく魚が釣れずに、釣果0で終わること)に終わることも少なくはありません。
4つのルアーの特性や使い道をしっかりと覚えておき、自分が実際に行く釣り場や気候、魚影などの状況を鑑みて判断するようにしましょう。
スプーン
トラウト釣り、とりわけニジマスやネイティブトラウトで最も古くから使われているタイプのルアーです。
海のルアー釣りから入ってきた方は初めてスプーンを見ると、「本当にこれがルアーなのか?」と疑問を抱くことかと思います。
形状としては平べったく、色は一色で統一されているのが基本です。
ひらひらと揺れながら泳ぐため、リトリーブやフォールをメインのアクションにする場合は役立ってくれることでしょう。
リトリーブとは、リールを巻いてルアーを手前に引き寄せることを言います。基本的にルアーをあおったり、素手で道糸を手繰り寄せたりする行為は伴いません。
「ただ巻き」という別名も存在します。
フォールというのは、ルアーを自分の狙いとする深さまで落とし込むことを言います。
フォールの種類も様々で、ルアーの着水地点から真っすぐ落とす事をフリーフォール、回転させながら沈めることをスパイラルフォールと言います。
形状から厚みまで、多くのラインナップが用意されているため、一つのスプーンでトラウト釣りをする人は少ないです。
様々なカラーと厚みをローテーション・試行錯誤することにより、釣り上げるタイプのルアーです。
初心者の方にとっては少し難しく感じる、テクニカルなルアーにはなります、自分でルアーを試行錯誤して取り換えるため、釣り上げた時は確かな達成感を得ることができます。
初心者から脱したい方には特におすすめできるルアーの種類となります。
ミノー
初心者に最もおすすめするのがミノーとなります。
おそらく、海のルアー釣りをしている人には馴染みのある形状をしたルアーであるかと思います。
実際に海釣り用ルアーの中には、トラウト用として転用できるのも数多くあり、海釣りと同じタッチで挑戦できることに強味があります。
場所を問わず、幅広く使用されているため、トラウト釣りの第一投目としては最適です。
ミノーの特性上、ただ巻くだけでも派手な動きをしてくれるので、生じる波紋や音により、魚を引き寄せる能力も持ちます。
時折ロッドにあおりを加えることにより、真っすぐではない不規則な動きになるので、よりトラウトのベイト(狙っている魚が実際に食べている餌のこと)に似た自然の動きを演出できることでしょう。
使いやすく、どのようなフィールドでもある程度活躍してくれる一方で、釣り上げることのできる獲物はピンポイントになってしまいます。
ミノー自体が大型のルアーであることが多く、自ずとサーモンやマスなどの大型河川魚に限定されます。
決して自由度が高いと言えるルアーではない一方で、初心者にとっては入り込みやすいルアーなので、川釣りにしっくりきていない方はまずミノーを使うのが良いでしょう。
クランクベイト
自由度が非常に高い一方で、操作の難易度はミノーやルアーよりも格段に上昇する、玄人向けのルアーになります。
クランクベイトが持つ、唯一無二の特徴は非常に高い浮力とひときわ大きなリップにあります。
軽いため、水面を泳ぐのかた思いきや、リップが水の抵抗を最大限に引き上げ、潜っていきます。
しかし、ボディ自体が軽いため、勢いよく水面を蹴るようにして定置に戻ってくるという動作を繰り返すため、非常に力強いアクションです。
クランクベイトが持つ強いアクションによって、渓流にいるトラウト達に視覚・聴覚・波紋の3つで猛烈アプローチをかけていきます。
また、高い浮力によって、根がかり(針や仕掛けが障害物や岩に引っかかってしまうこと)を防止することもできるでしょう。
渓流は大きな岩がごろごろと散乱しているような場所も多いので、ルアーフィッシングをするにおいて、ストレスになることも少なくありません。
クランクベイトの場合は根がかりを最小限で抑えることができます。
何もしなくても自発的にアクションしてくれることやレンジキープ能力があることから釣り上げる目的でなく、釣り場を推し量るという意味で投げる方もいます。
初めてのエリアで釣りをする場合は試しに投げてみるのも良いでしょう。
巻くスピードを調整しながら、どれくらいの速度が最も食いつくか、反応するトラウトを探しながら探っていきましょう。
泳がせたい水深に合わせて、何種類か準備しておくのが玄人の技です。
スピナー
スプーンと並び、トラウト釣りでは歴史の古いルアーだと言われています。
構造としては、リトリーブすることにより、ブレード(スピナーの先端に付いている丸い金属部分のこと)が回転し、ボディを揺らしてトラウトにアピールするような形になります。
海釣りルアーでは絶対に見かけないような形状のルアーですが、サイズの小さな渓流魚も狙うことができるため、重宝するルアーになるでしょう。
一般的には1.5グラムくらいのものを使うのが主流です。
ルアー自体が非常に小さいこと、特殊な構造になっていることが相まって、飛距離が出にくいことが欠点としてあげられます。
そのため、川幅の狭い源流などでは無類の強さを誇ることになるでしょう。
着水と同時に魚を引き寄せられるくらいのアピール力がありますが、川があまりにも浅かったり、障害物だらけになると、ブレードが物と接触して、効果が半減するので注意しましょう。
ただし、使う場所を間違わなければ子どもでも簡単に使うことができ、簡単に釣り上げることも可能なルアーなので、初心者にもおすすめできます。
トラウトルアーを選ぶ3ステップ
トラウトルアーを選ぶ際、以下の3ステップを踏むことによって、自分がこれから釣りをする場所や魚種に最適なものを選ぶことができるでしょう。
トラウトルアーと一口に言っても、上記のように種類は様々ですし、1つ1つの種類の中にも様々な商品があります。
例え同じ種類のルアーであっても、重さや最高飛距離、耐久性などが少しずつ違ってくるので、注意しておきましょう。
トラウトルアーを選ぶときに気を付ける、3ステップをご紹介していきます。
STEP1:釣り場に合ったルアーを選ぶ
トラウト釣りには、エリアトラウトとネイティブトラウトがあり、自分がどちらの釣り場で挑戦するのかが、ルアー選びのステップ第一になります。
エリアトラウトとネイティブトラウトの違いを一口に説明するならば、人によって管理されているか、そうでないかです。
エリアトラウトは一般的に管理釣り場でするトラウト釣りを指し、ネイティブトラウトは自然渓流などでするトラウト釣りを指します。
どちらも違った難しさがあり、一概にどちらが難しく、どちらが簡単かは明確にすることはできません。
エリアトラウトで使うルアーの種類はスプーン、ミノー、クランクベイトが一般的です。スローに負けて、小さな魚のシルエットを浮かばせるルアーが人気です。
管理釣り場では、魚がルアーや疑似餌になれているため、いかに魚を騙して釣るかが重要です。
ネイティブトラウトではスプーン、ミノー、スピナーが一般的です。
ネイティブトラウトの場合、渓流のどの付近で釣りをするのかがルアー選びのポイントとなります。
源流から中流くらいの水の流れが特に速い場合は小さなルアーを、下流の比較的流れが穏やかな場所では大型を狙うという意味でも、大型のルアーを選ぶのがおすすめです。
どちらの釣りに挑戦するにしても、スプーンとミノーは利用が可能です。
使い分けが難しい方はまず、スプーンとミノーを購入するのがおすすめとなります。
STEP2:狙う魚の大きさに合ったルアー重量を選択する
小型~中型のトラウトを狙う場合は5g以下、大型を狙う場合は5g以上と狙うターゲットの大きさに合わせてルアー重量を選ぶようにしましょう。
中でも、スプーンなら扱いやすい1~2gのものをおすすめします。
小型のトラウトを狙う場合、大型のルアーを泳がせても、怖がって逃げるか、そもそも口に入らずにスルーされることがほとんどです。
逆に大型のトラウトを狙っているのに、小型のルアーを泳がせても、アピール力が足りず、食いついてきてくれないか、当たってもばれてしまう可能性が高いです。
自分がどのくらいの大きさを狙うのか、しっかりと目安を立てておくことが、ルアー選びのステップ2となります。
STEP3:金・銀・銅などの地味系カラーを中心に揃える
特にスプーンの場合は色をしっかり凝る必要があります。
スプーンには本当に数多くの色が存在し、初めてスプーンルアーを購入する人によっては最も迷ってしまうポイントであると思います。
それぞれの色は各々長所と短所がありますが、トラウト釣り玄人の方でも全てを使いこなすのは難しいと言われています。
そのため、初心者の場合は「金・銀・銅」に一般的で、地味なカラーを中心に揃えておくと良いでしょう。
色の特徴としては、以下の通りです。
- 金色
- 銀色
- 銅
最も太陽の光を反射するため、水の中でも光ってくれます。
光によって、トラウトにアピールしてくれるため、魚がよく活性している温かい時間帯や放流直後などに使うことをおすすめします。
金色の中でも、表をオレンジにしている「オレキン」や表を赤にしている「アカキン」も存在しています。
金色に次いで、太陽光線をよく反射してくれるカラーとなります。
ピカピカと光りますが、金色に比べるとやはり少し控えめです。
そのため、金色のスプーンに慣れてしまってきたトラウトやお昼前後あたりで、魚の活性化が落ち着いたくらいに使えば効果が発揮できます。
金色や銀色に比べると、格段に太陽光線の反射力は鈍くなります。
一方で、トラウトたちが食べているものによく似た色であるため、他のスプーンが警戒されだしてきたという時に使うと良いでしょう。
銅のスプーンの中には、赤っぽく、太陽光線を少しだけ反射させるものと焦げ付いているかのような色のものがあります。
他のスプーンではどうも食いついて来ないという時のために、一つ持っておくと良い働きをしてくれます。
以上のように、それぞれのカラーにはそれぞれの持ち味があります。
スプーンでトラウトに挑戦する場合は、上記3つのカラーバリエーションは持っていて損はしません。
釣り始めの時は金色、時間が経って来たら銀色、最後は銅色で攻めるというような形が基本となります。
【種類別】トラウトルアーおすすめ20選
実際に、どのようなトラウトルアーがおすすめであるのか、20つのルアーをそれぞれの種類に分け、ランキング形式で紹介していきます。
ルアーの特性はわかったけれど、商品によってまったく性能が違うというのは、ルアー業界ではよくある話です。
性能の良い商品を選び、釣果アップを確実に狙っていきましょう。
スプーンのおすすめ5選
おすすめのスプーンルアーを5つ見ていきましょう。
トラウト釣りに置いては最もよく使われていると言われるスプーンは定番な分、種類もかなり多いです。
一般的に、小さいものは1.0g程度のもの、大きくても5.0gほどにしかならず、小型~中型サイズくらいのトラウトを狙うのに適しています。
第1位【幅広く使いやすい】JACKALL「ティモン クワトロスプーン」
小型~中型サイズのトラウトを釣りたいのであれば、迷わずJACKALL「ティモン クワトロスプーン」を選ぶべきです。
葉っぱの形状をしている、いわゆるリーフタイプで、空気抵抗が少なくなるような構造になっています。
そのため、風に強く、水の中でも抵抗をほとんど感じることなくルアーアクションをすることができるようになっています。
リーフタイプにしては、沈んでいく時間も結構早く、他のスプーンルアーに比べても早巻きに特化しており、小型・中型トラウトのような素早い魚に向いていると言えるでしょう。
トラウト釣り初心者から玄人まで、幅広く使いやすいスプーンルアーであることもメリットの一つであり、スプーンルアーの中は最もおすすめできるものです。
トラウトの他には、ブラックバスやシーバスなど、使い方次第では大きなサイズの魚も釣り上げることができるポテンシャルも秘めています。
- サイズ:24.9mm
- 重量:1.6g
- 値段:400円
第2位【遠投に最適】フィールドハンター「ルアーマン701」
遠投をしたいのであれば、フィールドハンター「ルアーマン701」をおすすめします。
フィールドハンター「ルアーマン701」はいわゆる、コロラドタイプ(エッグシェルタイプ)のスプーンルアーとなります。
コロラドタイプというのは、スプーンルアーの中でも最も原始的な形状をしている、基本的なタイプのスプーンを指します。
コロラドタイプでは、3g以上あることがほとんどであり、実際にフィールドハンター「ルアーマン701」も丁度3gの重さです。
そして、フィールドハンター「ルアーマン701」は特に幅広で肉厚であるため、重量が軽く、風によくあおられるスプーンの中では真っすぐ遠くまで飛ばすことが可能になります。
重いため、あまり水面に上がってくることはありません。狙うとすれば、中層~ボトム(水底のこと)あたりにしましょう。
従来のスプーンルアーでは、手早く巻かなければキレのあるアクションをしてくれませんでしたが、フィールドハンター「ルアーマン701」の場合は遅く巻いてもパワフルなアクションを起こしてくれます。
ウェイトや重さも様々ですので、自分がどのくらいのサイズのトラウトを釣り上げるのかで決めてみましょう。
- サイズ:37mm~41mm
- 重量:3g~17g
- 値段:700円
第3位【根がかりを防ぐ】LURE-REP「AWB History Jr」
根がかりが多いと感じたり、障害物が多い釣り場でトラウト釣りをする際はLURE-REP「AWB History Jr」がおすすめです。
ベンダータイプのルアーの代表として、長年愛され続けてきました。
ベンダータイプは属板を一回曲げた、若干いびつな形をしているものです。ベンダー構造により、川の流れに対し、垂直にルアーの向きを変えてくれます。
特に、LURE-REP「AWB History Jr」は曲げが強く、障害物を簡単に避けてくれるでしょう。
揚力・操作性のバランスも優れており、多少無茶なアクションをしても大丈夫です。
また、カラフルなカラーリングは水の中にあってもよく太陽光を集め、反射してくれるため、魚に対するアプローチも一級品です。
様々なトラウトを釣り上げることができますが、中でも、おちょぼ口で釣り上げるのが難しいブルーギルなどがよく釣れる傾向にあります。
- サイズ:28mm
- 重量:3.5g
- 値段:500円
第4位【汎用性の高さが売り】JACKALL「ティモン ティアロ」
遅巻きでも早巻きでも、どちらでも対応することができるスプーンルアーが欲しいのであれば、おすすめできるのがJACKALL「ティモン ティアロ」です。
JACKALL「ティモン ティアロ」のような、ディアドロップタイプのスプーンはしずくのような形をしており、針が付いている穴の方向に向けて大きく湾曲しているのが特徴です。
特に、JACKALL「ティモン ティアロ」は後方に重心が置かれるような構造になっており、早く巻いてもルアーが不自然に回転しません。
また、遅く巻いても安定したアクションを起こしてくれることでしょう。
研究に研究を重ねた、微妙なノーズやカップのベンド角度により、時折不規則な動きをしてくれるので、イレギュラーアクションが食わせのきっかけを生むこともあります。
- サイズ:22mm
- 重量:1.6g
- 値段:400円
第5位【他にはない唯一無二のアクション】Megabass「IZABELLA」
スプーンルアーのアクションが覚えられてきた時に使用するサイドウェポンが欲しいと考えている方には、Megabass「IZABELLA」がおすすめです。
Megabass「IZABELLA」は数あるスプーンルアーの中でも、異質な存在と言えるでしょう。
クレッセントな断面をしたボディは他のスプーンにはない、独特なアクションをしてくれると共に、緩急が肉眼でも非常にわかりやすいです。
真っすぐに泳いできたかと思えば、急に旋回したり、飛び跳ねたり、動きはミステリアスです。
不規則すぎるルアーの動きは、連日釣り人のルアーを見せられて慣れてしまったトラウトであっても口にしてしまうくらいの奇妙さがあります。
決して初心者向けのルアーとは言えませんが、どうしてもスプーンで釣りたいという方や、変わったものが欲しいというのであれば、一本持っていて損はしないでしょう。
- サイズ:20mm
- 重量:1.4g
- 値段:600円
ミノーのおすすめ5選
ミノーの中でも、特におすすめしたいものを5つご紹介していきます。
ミノーは特にサーモンやマスといったような大型のトラウトを狙うため、選び方としても、そこそこの大きさと耐久力が必要となってきます。
狙う魚のベイト(実際に狙いが食べている餌のことを指します)に似たような装飾をしているミノーを選ぶようにしましょう。
第1位【ボトム狙いに最適】スミス「D-コンタクト」
ボトム付近で眠っている、大型のトラウトを狙っていきたいと思うのであれば、スミス「D-コンタクト」がおすすめです。
元々、ミノーは海釣り用ルアーとして使用されるのが専らで、川釣り用ルアーと言えば、スプーンがほとんどでした。
近年、川釣りや渓流釣りなどでミノーが注目されだしたきっかけを作ったのがスミス「D-コンタクト」なのです。
まさに、ミノーイングブームのパイオニアと言えるべき逸品です。
ヘビーシンキングタイプのミノーであり、特にボトム付近で眠っている大物を呼び起こすのに最適です。
ウェイトをしっかりと確保しているのにもかかわらず、ボディを覆う骨格は肉薄であり、これが強いアクション性能を起こします。
大きさも50mm~72mmまで用意されているので、自分の目的に合ったものを選ぶと良いでしょう。
原点にして頂点を極めているかのような性能は圧倒的な釣果を生んでおり、たくさんの釣り人から愛されています。
- サイズ:50mm~72mm
- 重量:4.5g~9.5g
- 値段:1400円
第2位【コスパ抜群】デュオ「スピアヘッドリュウキ45S ヤマメ ANA4034」
価格が安くて、最もベーシックな性能を持つミノーがデュオ「スピアヘッドリュウキ45S ヤマメ ANA4034」です。
トラウトミノーは価格が高い傾向にありますが、デュオ「スピアヘッドリュウキ45S ヤマメ ANA4034」は性能に対する価格が非常に安く設定されており、コストパフォーマンスは抜群です。
ヤマメの色に似せており、マスなど、大型のトラウトを狙うことができるでしょう。
タイプについてはフローティングとシンキングの2つありますので、自分がどのくらいの深さを狙っていくのかで決めるのがおすすめです。
類似した商品には、腹側を赤くしたものや、カラーをヤマメではなくアユにしたものなどがあり、ラインナップも充実しています。
- サイズ:45mm
- 重量:4g
- 値段:1100円
第3位【マス特化性能】Palms「ベアトリス 45S BT-45S」
大型のトラウトを釣り上げたい、マスに特化した性能を持つミノールアーが欲しい。
そう考えているあなたにおすすめするのがPalms「ベアトリス 45S BT-45S」です。
渓流釣りにおいては非常に珍しい、セパレートタイプを採用しており、魚が泳ぐ際に生じる体のくねりや柔軟をよく表現できています。
滑らかなアクションは他の種類のミノーでは決して表現できないため、唯一無二の性能と言ってよいでしょう。
とにかく管理釣り場ではマス類がよく釣れる傾向にあります。
少しよたよたとしている感じの動きが逆に良い味を出しており、自然に見えます。泳ぐシルエットだけ見ると、魚と見分けがつきません。
色についてはよく太陽光を反射させるカラーを採用しているため、動きやシルエットだけでなく、スプーンのように、太陽光を反射させてアピールする性能も持ち合わせています。
- サイズ:45mm
- 重量:2.9g
- 値段:1400円
第4位【豊富なラインナップ】DAIWA「ドクターミノー 5S」
同じ種類のミノーでも、様々な色や性能があり、同種で使い分けをすることができるものを必要としているのであれば、DAIWA「ドクターミノー 5S」は強い味方になってくれるでしょう。
DAIWA「ドクターミノー 5S」は脅威のラインナップです。
カラーだけでも、16種類あります。
ヤマメやワカサギ、イワナのような、小型魚を模した色から、木から滑り落ちておぼれている虫を演出したバッタなどを模したものまで様々です。
タイプもフローティング・シンキング・ファストシンキングの3種類用意されています。
特におすすめなのが、「オリーブCBヤマメ」と「流れバッタ」でしょう。
「オリーブCBヤマメ」はナチュラルなカラーリングのため、朝夕の非活性時でも安定した釣果をあげることができます。
「流れバッタ」については初夏から晩秋にかけて、トラウト達の食生活が水に落ちて来る虫に変更している時期、よく釣れる傾向にあります。
- サイズ:50mm
- 重量:3.0g
- 値段:1200円
第5位【強い流れの中でも安定した性能】タックルハウス「Buffet ミュート BUMU50」
強い流れの中でもしっかりと沈んでくれるものが欲しいあなたには、タックルハウス「Buffet ミュート BUMU50」がおすすめです。
いわゆるファストシンキングタイプのミノーであり、水の流れが速い、川幅の狭い場所でも投げ込めばすぐに沈んでくれます。
流れが速いと生半可なミノーでは浮き上がってきたり、流れに押されてしまう傾向にありますが、タックルハウス「Buffet ミュート BUMU50」の場合は安心です。
多少の流れでも安定して沈んでくれますし、リールの引きに合わせて泳いでくれます。
シンキング性能に霞んで着目されませんが、対応魚種の多さについても特筆すべき点です。
イワナ・ヤマメ・ニジマス・カワマス・カジカ・ウグイというように、たくさんの渓流魚も対象にしています。もちろん、トラウトも釣り上げられます。
- サイズ:50mm
- 重量:5.5g
- 値段:1600円
クランクベイトのおすすめ5選
クランクベイトの内、おすすめしたいものを5つ紹介していきます。
派手で豪快なアクションが持ち味のクランクベイトは自重の軽さとリップの大きさがこだわるべきポイントになります。
こだわり方は人それぞれですし、釣り場に合ったものを選ばないといけないため、一口には言えません。
スプーンでは釣れない時、頼もしい味方になってくれるクランクベイト、おすすめ5選を見ていきましょう。
第1位【日光を倍増】YO-ZURI「3DS クランク SSR(F)」
クランクベイトの豪快なアクションだけでなく、日光などによって魚を集めたいのであれば、YO-ZURI「3DS クランク SSR(F)」がおすすめできます。
夜でも少しの光源でよく反射してくれるので、昼間は更に反射性能をいかんなく発揮してくれることでしょう。
反射性能の秘密は本クランクベイトのボディにあります。
実は、YO-ZURI「3DS クランク SSR(F)」のボディは凸レンズの構造と同じようなものになっています。
外から吸収した光は内部でホログラムのような輝きを持ち、まるで魚の鱗のような、複雑な反射の仕方をしてくれます。
バス釣り用としても使われるみたいですが、やはりトラウト釣りでおすすめしたい逸品です。
海釣りでも使えますが、もしも海釣りに使用した場合は後の始末や手入れを入念に行うようにしましょう。
- サイズ:50mm
- 重量:8.5g
- 値段:900円
第2位【汎用性抜群】LUCKY CRAFT「ディープ クラピー SFT 豊潤鮎」
汎用性が高く、どのような管理釣り場でもトラウトを釣りあげられるようなルアーが欲しいのなら、おすすめできる逸品です。
LUCKY CRAFT「ディープ クラピー SFT 豊潤鮎」は長年管理釣り場用のクランクベイトとして、研究されてきました。
トラウトがどのような動きをすれば、食欲が増すのか、そして、どのような色をすれば食いついてくれるかが徹底的に追及されています。
本商品の魅力は浅い場所から水底まで、あらゆるレンジを攻略している汎用性です。
朝や夕方、魚の動きが鈍く、底付近にいる場合でも、昼間、活性化している時間帯でも狙う場所さえ設定できればLUCKY CRAFT「ディープ クラピー SFT 豊潤鮎」ひとつだけで甲斐蹴るしてしまうのです。
カラーについても、50種類ほどあるので、トラウトたちの食べている餌をよく観察して、どの色を使用するか見極めましょう。
- サイズ:34mm
- 重量:3.3g
- 値段:1485円
第3位【水面を高速で泳ぐ】MEGABASS「グリフォンZERO TONOSAMA FROG」
クランクベイトの持つ、豪快なアクションを活かし、水面を高速で泳ぐベイトを演出したいのであれば、MEGABASS「グリフォンZERO TONOSAMA FROG」がおすすめです。
ロッドにかかる、ちょっとした力でもよく反応してくれるので、アクション性能は抜群です。
まるで、自分の手先でルアーを泳がせているかのような感覚になることでしょう。
水面や水中でドッグウォーク(ルアーが頭を左右に振りながら泳ぎ進むこと)してくれるクランクベイトはMEGABASS「グリフォンZERO TONOSAMA FROG」だけです。
操作性能の良さとアクションの機敏さから、本ルアーで魚を釣り上げると、「釣れた」という気分よりは、「釣ってやった」という達成感が非常に大きいのも魅力ポイントです。
- サイズ:45mm
- 重量:7g
- 値段:2000円
第4位【まるで本物】SHIMANO「カーディフ ふわとろ 35D-F」
アクションが苦手だから、ただ巻きでも本物のように泳いでくれる、自然なルアーが欲しい。
上記のように思う方にはSHIMANO「カーディフ ふわとろ 35D-F」がおすすめです。
SHIMANO「カーディフ ふわとろ 35D-F」は早巻きよりは、ルアーが静止してしまうかのようなゆっくりとした巻き取りで本領を発揮してくれます。
ちょっとの水流でもしっかりと泳いでくれる性能を持ち、超スローな巻き取りでも揺れるよう動いてくれるのが特徴的です。
まるで、水流に逆らうように静止する小魚のようです。
トラウトルアー釣り初心者であっても、すごく自然なベイトを演出することができるでしょう。
他にも、バス釣りやメバリングにも使うことのできる、汎用性もそれなりに高いクランクベイトです。
- サイズ:35mm
- 重量:2.7g
- 値段:1100円
第5位【超低価格】オルルド釣具「管釣りマイクロクランク10個セット」
とにかく安いクランクベイトが欲しい!色んなカラーのクランクベイトを試してみたい!
上記のように考えている皆様におすすめの商品がオルルド釣具「管釣りマイクロクランク10個セット」になります。
オルルド釣具「管釣りマイクロクランク10個セット」の一番の魅力は超低価格であることです。
1本あたり、140円ほどで購入することが可能です。
普通、クランクベイトは10倍くらいの値段はします。
カラーについてもバリエーションが豊富で、日ごとに魚の食いつく色を探し、変更したりできるのもポイントです。
大きさが3センチ、1.5gしかないので、持ち運びもかさばることがないでしょう。
実際に使用してみると、安い割には本当によく釣り上げられるというのが実感でした。
深層付近は攻めることができないですが、浅い場所や中層を攻めるのであれば、必要最低限の能力は備えてあります。
- サイズ:30mm
- 重量:1.5g
- 値段:1400円
スピナーのおすすめ5選
小型のトラウトを狙いたい初心者におすすめのスピナーを5つ見ていきましょう。
渓流釣りの中でも、特に小さな獲物を狙うことが前提となっているため、重さは5g以下であることがほとんどです。
数釣り(小さかったり、雑魚であったりしても、とにかく数釣り上げる、楽しみ方の一つ)を楽しみたい方におすすめするスピナーはどのようなものがあるのでしょうか。
第1位【抜群のコストパフォーマンス】Shares「SOLFIESTA CHALLENGERスピナー」
初心者でも釣りやすく、尚且つコストパフォーマンスが良いルアーが欲しいのであれば、Shares「SOLFIESTA CHALLENGERスピナー」がおすすめできます。
5個入りセットで僅か1000円という安さは他のスピナーには見られません。
もちろん、安いというだけではおすすめすることはできません。
Shares「SOLFIESTA CHALLENGERスピナー」は性能に関しても一流です。
特筆すべきは対応魚種の多さにあります。
トラウトだけでなく、ヤマメ・イワナ・アマゴ・アメマスといった、人気の渓流魚たちも同時に狙うことができるでしょう。
もしも、初めてスピナールアーを挑戦するのであれば、まず購入するのをおすすめする逸品です。
- 重量:4g
- 値段:1000円
第2位【大型トラウトを狙う】SMITH「AR-S トラウトモデル」
60センチ超えのトラウトを狙いたいのであれば、SMITH「AR-S トラウトモデル」を迷わず選ぶべきでしょう。
スピナーの中でも大きい部類に入り、初心者でも扱いやすく、玄人にとっては大型を狙いやすいものになっています。
性能としては、非常にバランスの取れたもので、沈み込む深さやブレードの回転数など、どこをとっても悪い部分は見当たりません。
秋口、60センチを超えるようなトラウトを釣り上げても壊れない耐久力も誇ります。
- 重量:3.5g
- 値段:700円
第3位【老舗スピナー】DAIWA「ブレットン 2-Dアカ」
色んな人に使われていて、持って行っても恥ずかしくならないような信頼性抜群のスピナーが欲しい。
上記のように考えているのなら、DAIWA「ブレットン 2-Dアカ」がおすすめです。
本商品はなんと、移り変わりの激しいルアー業界において、40年以上も当時と変わらない形で愛され続けているものです。
なぜ、そこまで長い間、愛されるのか、理由は単純です。
釣れるという実績と安心感があるからこそ、DAIWA「ブレットン 2-Dアカ」はずっと愛され続けているのです。
実際にわたしは本スピナーを利用していますが、爆釣とまではいかずとも、まったく釣れずに帰るということはまずなかったです
カラーラインナップも充実しているので、3種類ほど別のカラーで揃えておくと汎用性が向上します。
- 重量:5g
- 値段:1100円
第4位【黒いブレード】Mepps「ルアー-ブラックフューリー」
黒っぽい色のブレードをした、珍しいルアーが欲しいというのであれば、Mepps「ルアー-ブラックフューリー」がおすすめです。
黒いスピナーは日光で反射しないため、食いつきが悪いと思われ、敬遠するフィッシャーもいることは確かです。
しかし、Mepps「ルアー-ブラックフューリー」の本領は影になって暗いところや朝夕、あまり明るくない時間帯に発揮します。
黒いブレードに施された黄色い反転はトラウト達がいつも餌にしている魚の模様によく似ており、暗闇ではかえってよく見えます。
ゆっくりすぎず、早すぎず、微妙な速度で巻き取ることによって、トラウト達の食いつきを誘発させることができるでしょう。
- 重量:3.5g
- 値段:700円
第5位【定番のスピナー】Rublex「CELTA-2 ARN セルタ」
特化している性能はいらないので、基本的な性能をしっかりと持ち合わせたルアーが欲しいというのであれば、Rublex「CELTA-2 ARN セルタ」がおすすめです。
長年愛されている、フランス製のスピナーであり、クセがないのが一番の魅力です。
教科書通りの扱い方ができるので、初心者の方でも使いやすく、子どもに持たせる方も多数見受けられます。
トラウトはもちろんのこと、ヤマメやイワナなどの小型~中型渓流魚も釣り上げることができるので、ボウズ逃れとして持って行っても良いでしょう。
おすすめは、上流に向かってルアーを投げ、川の流れに沿ってリールを巻いていく手法です。
ぜひとも、Rublex「CELTA-2 ARN セルタ」を購入して試してみてください。
- 重量:3.5g
- 値段:600円
トラウトルアーを使いこなすコツ
トラウトルアーは良いものを使っているのに、中々アタリがこなくて悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
実は、トラウトルアーは、海釣りルアーにはないような使いこなし方のコツがあります。
コツは以下の2つとなります。
反応がないときはルアーをローテーションする
複数の種類のルアーを所持しておいて、反応がなかったら別の種類に変えてみましょう。
同じ釣り場でも、日ごとの温度や状況などによって、魚が食いつくルアーが変わってしまいます。
昨日は釣れたルアーが、次の日釣れるかどうかはわからないのです。
複数の種類やカラーのルアーを持っていくことによって、日によって変わる釣り場のクセに反応することが可能になります。
また、同じルアーばかり使うことによるデメリットは他にもあります。
例え釣果をあげたルアーであっても、ずっと同じルアーを使っていれば、魚が覚えてしまうのです。
一度でも不自然さを覚えてしまうと、中々魚は食いついてくれません。
そこで、違うルアーを使うことにより、魚の感覚をリフレッシュさせるのです。
上述の理由から、ルアーをローテーションさせることをおすすめします。
ルアーアクションを覚える
ただ巻き以外にも、以下のようなアクションがあるので覚えて実践してみると釣果アップにつながります。
ただ巻きしかしていないと、魚にとって、ルアーの動きが不自然に見えてしまい、食いついてくれないだけでなく、慣れるのも早くなってしまいます。
下記のルアーアクションを覚えて、様々な場面で試すことにより、より自然で本物に近いベイトの動きを真似ることができるでしょう。
アクション1:ただ巻き
- 1.ルアーを投げる
- 2.タックルを動かさず、自然に巻く
ただ巻きはルアーアクションの中でも、簡単かつ、ベーシックなルアーアクションです。
最も楽なルアーアクションでもあり、体力の温存もできます。
悪食な魚であれば、ただ巻きでも食いついてくれますが、繰り返す事によって不自然さが目立ってしまい、効果を発揮しません。
トラウト釣りにおいては、他のルアーアクションと組み合わせるようにしましょう。
ただ巻きと一口に言っても、下記のように、3つの種類があります。
- スローリトリーブ
- ミディアムリトリーブ
- ファストリトリーブ
上記3つはルアーを巻くスピードによって分けられます。
水温が低い場合、魚が活性化していませんので、スローリトリーブを心がけ、逆に暖かい場合はファストリトリーブを心がけましょう。
日ごとのコンディションや活性を見極めて、スピードを調整していきます。
アクション2:リフト&フォール
- 1.ロッドを水平に近い状態から真上くらいまで持ち上げる。これによって、自ずとルアーも持ちあがる。
- 2.リフト中はリールを巻かないように気を付ける。
- 3.ロッドが真上まで来たら、一呼吸置き、引き上げた分のラインだけリールで巻き取りながらロッドを下げていく。
リフト&フォールは滝つぼや淵など、ある程度の水深があるような場所で行うことがほとんどです。
水深が確保されていない場所で行うと根がかりの原因となってしまうので注意しましょう。
使用するルアーとしては、ミノーやスプーンなど、よく動き、よく沈むルアーを使うのが一般的です。
リフト&フォールは縦方向の動きが加わるため、自ずとルアーが手元まで寄ってくる時間が長くなります。
つまり、水中で魚にアピールする時間が長くなるということが最大のメリットなのです。
魚のほとんどは自分の視界に現れて、消えるものに強い興味を示します。この習性をうまく利用したのがリフト&フォールのアクションです。
また、ただ巻きで得られる横の運土では低活性だった魚を縦方向の動きで活性化させる働きもあります。
ただし、フォール中のバイト(アタリのこと)には注意してください。
フォール時、道糸のテンションが緩み過ぎていると、フックに絡みやすいためです。
リフトしている時にバイトするのが良いですが、残念なことに、トラウトはフォール中のバイトが非常に多い傾向にあります。
フォール中の道糸は張らず、緩み過ぎずの微妙な状態をしっかりとキープするようにしましょう。
また、もしもリフト&フォールの単純な動きだけでは反応が悪い場合、もしかすると魚が巻き取りのスピードに付いていけてないからかもしれません。
自然界の小魚も絶えず素早く動いたりしているわけではありません。トラウト達は普段から動く獲物だけでなく、止まっている獲物にも目を向けています。
水底に着いたらすぐにリフトするのではなく、一旦ルアーを水底に着けて、数秒放置することにより、魚の視線を集めることができるかもしれません。
どのルアーアクションでも言えることですが、基本は魚たちの食欲がわき、尚且つ食べやすいスピードでアクションすることが大事なのです。
アクション3:トゥイッチ
- 1.水平に構えたロッドを下方向にしゃくります。
2.ロッドの先端を水平の位置に戻しながらしゃくりをした際に出た分の道糸だけを巻いていきます。
ミノーでトラウト釣りをするのであれば、おそらく最もお世話になるであろうルアーアクションです。
リフト&フォールほどの派手さはないですが、小型~中型サイズくらいの渓流魚を釣り上げるのであれば、最も向いているルアーアクションです。
特に、イワナやヤマメを釣るのであれば、必ず覚えておきましょう。
トゥイッチにも最後まで上述の手順を規則正しく動かすやり方と、3回ごとに一時停止を入れる不規則なやり方があります。
どちらが正しいかについては一概に言えませんので、日ごとの釣り場の様子と相談しながら決めていきましょう。
トゥイッチのポイントは、魚のいそうな場所へのアピールを心がけることです。
ただやみくもに動かしていても意味がありません。
水中に沈んだ岩や反転流(なんらかの理由で水の流れが川の方向と逆になっている場所のこと)など、トラウトがいそうな場所でピンポイントにトゥイッチをすると、より効果があがります。
ポーズを入れる不規則なトゥイッチを行う場合は1秒~2秒ほどは停止させておきます。
次に動き出した時、アタリがくることが非常に多いので、油断はしないよう心がけましょう。
ただし、トゥイッチが弱すぎると、バイトしてきた時のフッキング(トラウトの体や鰓などに針をひっかける動作)が難しくなります。
アクションをするときは、道糸のテンションをある程度掛けておく必要があります。
アクション4:ボトムパンピング
- 1.キャスト後、確実にルアーを着底させるようにします。
- 2.ロッドを上方向に1~2回大きくあおります。これにより、ルアーを水底から数十センチほど跳ねさせます。
- 3.ラインが緩んだ分を巻き取り、最初の工程を繰り返します。
ボトムパンピングは主に、水底で眠ったりしている不活性な魚たちを狙うのに使うルアーアクションとなります。
朝や夕方、温度が低い時間帯にすると効果的です。
動きは派手なのですが、水底にいる魚しか引き寄せることしかできないのに加え、リフト&フォールと同様、数十センチ以上の水深がないと活用することができません。
ボトムパンピングのポイントは、大きな岩と岩の間や障害物の隙間などに狙ってすることです。
元々、ボトムパンピングは海釣りにおいて、海底や波止場の隙間に隠れている根魚を狙う目的で生み出されました。
トラウト釣りにおいても、隙間に隠れるトラウトを活性化させることに主眼をおいて使うようにしましょう。
アクション5:ドリフト
- 1.ルアーを投げて、川の流れに沿って流していく。
- 2.適度に流されつつ、流れに逆らおうとしている餌を演出しながらルアーを引く。
ドリフトは、流れの速い水域で行う、トラウト釣りや渓流釣りならではのルアーアクションになります。
主に、岸際や岩陰、川幅の狭いところなど、水の流れが速い場所でするのが最も効果的です。
水の流れが速い場所は魚影こそ見当たりませんが、流れに負けて落ちて来る餌を待っているトラウトたちが案外結構います。
ドリフトでは、出待ちしているような魚を狙っていきます。
ミノーやスプーン、バイブレーションなど、様々なルアーで試してみることができるのもドリフトアクションの特徴です。
ドリフトの中でも、様々な流し方はありますが、最もおすすめするのがU字引きと呼ばれる流し方です。
U字引きは立ち位置とルアーのあるポイントは一直線で結べるものの、道糸の丁度中間部が最も川下へ流れている状態でルアーを引くことを指します。
ルアーを引っ張るというよりも、出し過ぎた道糸を戻していくというイメージで巻いていくのが良いでしょう。
一定までは下流方向へルアーが流れていき、水流に巻ける餌を演出し、U字の頂点を超えると次は、水流に負けじと必死で泳ぐ餌を演出することができます。
ポイントは、魚のいそうな場所をU字の頂点にすることです。
U字の頂点は丁度、ルアーのベクトル方向が変わる場所なので、最も魚がルアーに反応を示す場所でもあります。
注意点としては、道糸を自由にさせすぎないことです。
ドリフトは、ラインをかなり緩めるため、緩ませすぎて糸が余った状態になってしまうことがあります。
緩み過ぎた状態では、アタリを感知することができませんので、ある程度ドリフトできたら適正範囲までリールで道糸を巻いてあげるようにしましょう。
複数のトラウトルアーを使い分けて釣果アップを狙おう
トラウトルアーの醍醐味は、試行錯誤して使い分け、自分の実力で釣り上げるという点にあります。
海釣り以上に考えることとやってみることが多く、初心者にとっては難しく感じる部分もたくさんあるかもしれませんが、慣れてしまうと試行錯誤がすごく楽しくなってきます。
以上でご紹介した通り、トラウトルアーには様々な種類があり、また、重さや外見の違う商品がたくさんあります。
各々長所も短所も違うので、今日釣れたルアーが明日にはまったく釣れないということもあり得ますし、また、全然釣れなかったルアーを翌日使ってみたらめちゃくちゃ釣れたというケースも珍しくありません。
その日その場所にとって最適なルアーを探し出すことによって、釣果アップにつなげていきましょう。
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