サビキ釣りの基本から、魚が釣れる仕組みまで徹底解説!サビキ釣りを120%楽しむコツを紹介

投稿者:ANGLERりゅーちょい

海釣り初心者や家族連れでも手軽に楽しめるサビキ釣りの魅力をお伝えします。手軽にはじめられるサビキ釣りに最低限必要な準備から、あると便利な道具を紹介します。サビキ釣りで使われる仕掛けの仕組みや、サビキ釣りでよりたくさんの魚を釣るための秘訣もお伝えするので、本記事を読めば中級者以上の方もサビキ釣りをより楽しめるようになるでしょう。サビキ釣りにおすすめの釣竿も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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釣り初心者にもおすすめといわれるサビキ釣りを楽しみたい
サビキ釣りでもっと釣れるようになりたい

海釣り入門に最適なサビキ釣りですが、やってみると奥が深く、よりたくさんの魚を釣るためには魚が釣れる仕組みを理解したり、効率よく仕掛けを準備する必要があります。

本記事ではサビキ釣りの基本として、サビキ釣りで最低限必要な道具や、知識ゼロからはじめるためのサビキ釣りの手順をお伝えします。

またサビキ釣りをさらに楽しむためにあると便利な道具や、魚が釣れる仕組みや仕掛けの意味なども解説するので、サビキ釣りの腕を上げたい中級者以上の方も必見です。

基本から応用までを分かりやすく解説するので、初心者の方から上級者の方まで、サビキ釣りをより楽しめるようになるでしょう。

釣り初心者におすすめ!簡単に釣れる「サビキ釣り」の魅力


サビキ釣りは防波堤などの波が静かなポイントでアジやサバといった回遊魚を狙う釣りです。

気軽に楽しめることから釣り初心者家族連れにもおすすめできます。

波が静かなポイントで釣るので安全性が高く、群れに当たれば入れ食い(仕掛けを入れてすぐ魚がかかること)になることもあります。

釣りの中でも比較的ハードルが低いため、釣りの経験がない人も気軽にはじめることができるでしょう。

サビキ釣りでは擬似バリと呼ばれるエサを模した針がたくさん付いた糸の先に、エサをたくさん詰めたカゴを付けて回遊魚を吊り上げます。

初心者でも手軽に楽しめるサビキ釣りの魅力と、サビキ釣りの方法を解説していきます。

サビキ釣りのターゲットは回遊魚


サビキ釣りのターゲットは回遊魚で、時季ごとに主に以下の魚が釣れます。

サビキ釣りのターゲットと釣れる時季

アジ:4~10月

サバ:7~10月

イワシ:7~11月

サッパ:5~12月

コノシロ:3~6月

サビキ釣りでは狙う魚の種類が豊富なため、回遊次第で1年中楽しむことができます。

また時季によって釣れる魚の種類が変わるので、季節が変わるごとにサビキ釣りに出かけてみるのも良いでしょう。

サビキ釣りに最も適した時間帯は朝マズメ・タマズメ


サビキ釣りにもっとも適した時間帯は朝マズメ夕マズメです。

マズメとは魚がエサを食べる時間帯のことで、朝マズメとは夜明けから日の出までの前後1時間程度の時間帯、夕マズメとは日没前後の1時間程度の時間帯です。

朝マズメも夕マズメも1時間程度なので、少しだけ釣りたいときでも十分楽しめます。

日中は別な釣りをして、早朝や夕方にサビキ釣りをするという楽しみ方もおすすめです。

マスメ時以外の時間帯でも釣れない訳ではありませんが、魚も人間と同じく決まった時間帯に食事をするので、やはりある程度決まった時間帯の方がより多くの魚が釣れるでしょう。

また夜に釣る場合、常夜灯などで海面が明るくなっているポイントが魚が集ってきやすく、釣りやすいポイントといえます。

サビキ釣りの主な仕掛けは2種類


サビキ釣りの基本となる仕掛けには「上カゴ式」と「下カゴ式」の2種類があります。

サビキ釣りの2種類の仕掛け
上カゴ式:深いところ向き。擬似バリの上にエサを入れたカゴをつける。
下カゴ式:浅いところ向き。擬似バリの下にエサを入れたカゴをつける。

「上カゴ式」も「下カゴ式」も仕組みや釣り方などは同じですが、エサを入れたカゴを付ける位置が違い、用意する道具が違います。

2種類の仕掛けの違いを理解して、適切な仕掛けを準備できるよう備えましょう。

上カゴ式


上カゴ式ではエサを入れるコマセ袋とは別に、擬似バリの先端に付けるオモリを用意する必要があります。上カゴ式では下記の道具を用意しましょう。

上カゴ式で使う道具

コマセ袋:エサを入れる網袋。深いところでもエサを放出できる。

オモリ:擬似バリの先端につけるオモリ。2~5号でナス型のものが良い。

擬似バリ:エサに似せた形の針がたくさん付いた糸。コマセ袋の下、オモリの上につける。

上カゴ式は下カゴ式と比べ、深いところに適した仕掛けです。

上カゴ式では仕掛けが水中に沈んでいく過程で、コマセ袋と呼ばれるエサを入れた袋が水の抵抗で逆さになり、仕掛けはエサを入れたまま深いところへと沈んでいきます。

オモリが沈みきったところで竿を上下に振ると、コマセ袋に詰められたエサが振動で少しずつ放出され、コマセ袋の下に付けられたたくさんの擬似バリと同調します。

擬似バリの周りに漂うエサに釣られてやってきた魚が、エサを食べようとして擬似バリに食いつくことで釣れるという仕組みです。

下カゴ式


下カゴ式ではオモリ付きのコマセかごを使うため、上カゴ式とは違いオモリを別途用意する必要がありません。下カゴ式では下記の道具を用意しましょう。

下カゴ式で使う道具

コマセかご:エサを入れるカゴ。オモリとセットになっている。

擬似バリ:エサに似せた形の針がたくさん付いた糸。コマセかごの上に付ける。

下カゴ式は上カゴ式と比べ、浅いところに適した仕掛けです。

下カゴ式のコマセかごはかご上部が開いており、水中に入れてかごが沈んでいく過程で、かご上部からエサが放出されていきます。

仕掛けが沈みながらエサが放出されていくので、コマセかごの上に付いた擬似バリの周りでエサが煙幕上に漂い、魚が寄ってくるのです。

しかしエサを放出しながら沈んでいくために、仕掛けが沈みきる頃にはかご内のエサはあまり残っていない状態となります。

深いところまではエサを届かせにくいですが、エサの放出が早いのでたくさんの魚を短時間で釣る数釣りに有利な仕掛けです。

サビキ釣りの手順


サビキ釣りの手順は下記の通りです。手際よく仕掛けを用意し、マズメの時間帯に効率よく釣れるように意識しましょう。

サビキ釣りの手順

1.カゴの7~8割程度までコマセをつめる

2.仕掛けを投入する

3.1~2回しゃくってコマセを出してアタリを待つ

4.魚がかかったら仕掛けをあげる

5.魚から針を外す

次章から各項目について詳しく解説していきます。

それぞれの手順でのポイントも紹介するので、サビキ釣りの上達に役立ててください。

1.カゴの7~8割程度までコマセをつめる


上カゴ式ではコマセ袋に、下カゴ式ではコマセかごに、エサを7~8割程度まで詰めます。

エサをギュウギュウにして詰め込むと、袋やかごからエサが放出されづらくなり、擬似バリの周りにエサが漂わず魚がかかりづらくなってしまいます。

エサをつめるときはあまり力を加えずに、袋やかご内に余裕ができる程度の量に留めておきましょう。

2.仕掛けを投入する


竿につけた仕掛けは、水中に優しく投入してください。

勢いを付けて投入すると、袋やかごに衝撃が加わりつめたエサがこぼれてしまいます。

エサがこぼれてしまわないように気をつけながら、できるだけそっと仕掛けを投入しましょう。

3.1~2回しゃくってコマセを出してアタリを待つ


上カゴ式ではオモリが、下カゴ式ではコマセかごが、狙いの深さまで沈んだら竿を上下に動かせてコマセ(エサ)をコマセ袋やコマセかごから放出しましょう。

はじめは1番深いところまで沈ませ、ときどき深さを変えながら、よく釣れる深さを探りましょう。

特に上カゴ式では投入しただけでは袋の中のエサは放出されにくいので、オモリが沈みきってから竿をしゃくり(竿を上下に動かすこと)、コマセ袋からエサを放出させることが重要です。

なおサビキ釣りに限らず、竿を上下させる動きのことを「シャクリ」と呼びます。

4.魚がかかったら仕掛けをあげる


魚が十分にかかったら、焦らず仕掛けをあげます。

魚が擬似バリに食いつくと、手元に振動が伝わってくるはずです。アタリの合図となる振動を見逃さないように、意識を集中しておきましょう。

なおアタリがあってもすぐに仕掛けをあげないこともポイントです。

魚が1匹かかると、食いついたときの衝撃で仕掛けが揺れます。

魚が食い付いたときの揺れは他の魚を誘うことに繋がり、食いつきのゆれを利用して残りの擬似バリに魚を食いつかせることを「追い食い」といいます。

ただし元気な魚が食いつきたときは早めに仕掛けを上げましょう。

食いついた魚が暴れまわることで仕掛けが絡みあって、ダメにされてしまうからです。

アタリを伝える振動に注意しながら、タイミングを見計らって仕掛けをあげてください。

5.魚から針を外す


仕掛けをあげたら魚から針を外しましょう。

針をはずす際は誤って指に針が刺さってしまわないように気を付けてください。

特に元気よく暴れる魚から針を外すときは要注意です。気を付けていても魚が暴れた拍子に針が指に刺さってしまうかもしれないからです。

細心の注意を払って、魚から針を外しましょう。

サビキ釣りに最低限必要な6つの道具


サビキ釣りに最低限必要な道具を6つ紹介します。

サビキ釣りに必要な道具

  • サビキ釣り用の竿
  • リール
  • ライン
  • サビキ用の市販仕掛け
  • コマセ
  • コマセ用の容器
  • 各道具についてどんなものを選べば良いのか紹介していきます。

    サビキ釣り用の竿


    サビキで使う釣り竿を用意しましょう。

    初心者には丈夫で折れにくい短めの竿がおすすめですが、慣れてきたら穂先が柔らかめでかかった魚が暴れても針が外れにくいものを使うと、釣果を伸ばせます。

    初心者におすすめのサビキ釣り用の竿
    2~3mぐらいの短い投げ竿がおすすめです。海釣り入門には穂先が折れにくく丈夫なものが最適です。

    中級者におすすめのサビキ釣り用の竿
    サビキ釣りに慣れてきたら、磯竿渓流竿をサビキ釣りに使ってみましょう。魚が暴れても針が外れにくい、穂先が柔らかめのものがおすすめです。

    磯竿はルアー重量が2~3号対応のものを選びましょう。ルアー重量とは釣竿に適したオモリの重さのことで、オモリの重さは号数で表されます。

    磯竿を使う際は穂先の破損に気を付けてください。穂先が折れやすく、穂先にラインが絡んだままリールを巻いたりするとすぐに折れてしまうでしょう。

    渓流竿を使う場合は硬めで長さ4~5mのものを選びましょう。長すぎるものは重量が増し、釣りをしていて疲れやすくなります。

    渓流竿のメリットはリールを巻く必要がないことです。仕掛けを回収してから再度投入するまでが早くなり、たくさんの魚を釣ることができるでしょう。

    なお仕掛けの回収から再投入までが早いことを「手返しが良い」といいます。

    渓流竿は手返しが良いので、たくさんの魚を釣る「数釣り」におすすめです。

    初心者におすすめの竿はダイワ 『DV1・V』


    振り出し式なので使わないときや持ち運びするときには縮めておくことができ、リールやラインもセットになっています。

    またセットになっているラインもサビキ釣りに適したものなので、釣竿1本でサビキ釣りに必要な道具の半分が揃います。

    ダイワ『DV1・V』

    竿のタイプ:振り出し式

    全長:2.60m

    仕舞寸法:66cm

    自重:135g

    中級者以上におすすめの磯竿はダイワ『リバティクラブ 磯風』


    中級者以上にサビキ釣り用としておすすめできる磯竿です。

    長さ4.46mでありながら自重170gと軽めで、1日中使っていても疲れません。

    汎用性が高く使っていて疲れにくいので、マズメ時はサビキ釣りをして、他の時間帯にも釣りを楽しみたいときにおすすめです。

    ダイワ『リバティクラブ 磯風』

    竿のタイプ:磯竿

    全長:4.46m

    仕舞寸法:101cm

    自重:170g

    中級者以上におすすめの渓流竿はダイワ『早霧 硬調 45MC』


    中級者以上にサビキ釣り用としておすすめできる渓流竿です。

    渓流竿なのでリール不要でサビキ釣りを楽しむことができ、リールがないため魚を上げてから仕掛けを再投入するまでが早く、たくさんの魚を釣ることができます。

    また自重68gとかなり軽く、全長4.44mでありながら仕舞寸法57.0cmなので持ち運びも簡単です。

    ダイワ『リバティクラブ 磯風』

    竿のタイプ:渓流竿

    全長:4.44m

    仕舞寸法:57cm

    自重:68g

    リール


    サビキ釣り用のリールにはスピニングリールで、3号のナイロンラインを100~150mほど巻けるものを選びましょう。

    なお渓流竿を使う場合、リールは必要ありません。

    リールにはスピニングとベイトの2種類があり、サビキ釣りにおすすめで初心者にとっても扱いやすいのがスピニングリールです。

    ベイトリールはスピニングリールに比べてパワーがありますが、バッククラッシュと呼ばれる糸絡みが起こりやすく扱いが難しいです。

    あまりパワーのいらないサビキ釣りでは、扱いやすいスピニングリールを使いましょう。

    また初心者の方は最初からラインが巻かれている入門用のスピニングリールを使うのもありです。

    ライン


    ラインとは釣り糸のことです。ナイロン製で2~3号のものを使いましょう。

    ラインの太さは号数で表され、2号は0.235mm、3号は0.285mmの太さです。

    なおラインにはポンド(lb)と呼ばれる強度があり、2~3号のラインでは強度もサビキ釣りに適しています。

    太さが何mmで強度が何lbでというように、細かい点まで気にする必要はありませんが、知識として知っておくと釣りや道具選びがより楽しくなるかもしれませんね。

    ナイロン製ラインの号数ごとの性能表

    号数 強度 耐荷重 太さ
    0.8号 3lb 1.4㎏ 0.148mm
    1号 4lb 1.8㎏ 0.165mm
    1.5号 6lb 2.7㎏ 0.205mm
    2号 8lb 3.6㎏ 0.235mm
    2.5号 10lb 4.5㎏ 0.260mm
    3号 12lb 5.4㎏ 0.285mm

    サビキ用の市販仕掛け


    サビキ釣りでは擬似バリと呼ばれる、エサを模したたくさんの針が糸に付いている仕掛けを使います。

    号数や色を見て仕掛けを選びましょう。

    色に関しては、サビキ釣りではピンクの針が定番です。

    エサとして使うコマセ(アミエビ)はピンク色なので、コマセ袋やコマセかごから放出されるエサを食べている魚がエサと見間違えて食いついてきます。

    また「ハゲ皮」と呼ばれる仕掛けもおすすめです。

    ハゲ皮」は魚の皮を使った仕掛けで、空気中では白っぽい色をしていますが、水に浸けると透き通り透明に近い色になります。

    サビキ釣りで狙う回遊魚は普段プランクトンを食べているので、プランクトンと同じく透き通った見た目の「ハゲ皮」もサビキ釣りにはおすすめです。

    仕掛けの大きさにも気を配りましょう。号数が大きいほど針は太く大きくなり、より大きな魚に対処できるようになります。

    魚ごとに適した仕掛けの号数

    イワシ:3~4号

    サッパ:3~4号

    コノシロ:3~4号

    豆アジ:3~4号

    小アジ:5~6号

    中アジ:7~8号

    上記の表を参考に釣りたい魚に合わせて仕掛けの号数を選べばOKですが、必ずしも表通りでなくてはいけないわけではなく、応用を利かせる必要もあります。

    例えば海面から魚が見えているのになかなか釣れないときは、針が大きすぎる可能性も有ります。

    魚がなかなか食いつかないときでも、針を一回り小さいものに変えた途端に食いつくようになることもあります。

    最低でも釣りたい魚に適した号数の針と、一回り小さな針を用意しておきましょう。

    コマセ


    コマセとはサビキ釣りで使うエサのことで、コマセ袋やコマセかごにつめて使いましょう。

    コマセを使うことで魚の食い気や活動量が上がり、仕掛けへの食いつきがよくなります。

    ちなみに魚の食いつきや活動量は「魚の活性」という言い方で表現します。

    釣果アップを狙うならコマセは必須アイテムです。

    コマセには冷凍のアミエビを使うのがメジャーで、釣具屋などで手に入ります。

    また常温保存タイプのコマセもあり、常温保存できるものは通販でも入手可能です。

    コマセ用の容器


    コマセを入れておくために、コマセバケツや小さめのバッカンを用意しましょう。

    バッカンはコマセ用の容器としてだけでなく、様々な道具入れや魚を活かして入れておく容器として使われます。

    また下カゴ式の仕掛けを使用する場合は「吸い込みバケツ」と呼ばれる容器もおすすめです。

    吸い込みバケツ」とはバケツの真ん中が深くなっており、バケツの中でコマセかごを上下に動かすだけで、手を汚さずに素早くコマセをつめられる工夫が施されたバケツです。

    使い方も簡単で「吸い込みバケツ」の中にコマセと海水をそれぞれ適量入れてください。

    コマセと海水を入れた「吸い込みバケツ」の中にコマセかごを入れ、糸を持って上下に数回かごを動かすだけでコマセをかごにつめることができます。

    その他サビキ釣りにあると便利な道具


    サビキ釣りで最低限必要な6つの道具について解説してきましたが、他にあると便利な道具はたくさんあります。

    サビキ釣りに役立つ便利アイテムを5つ紹介します。

    サビキ釣りであると便利な5つの道具

  • 水を汲むバケツ・タオル
  • 使い捨ての割り箸やスプーン
  • メゴチバサミなど魚をつかむ道具
  • クーラーボックスや保冷剤
  • 掃除用のブラシ
  • サビキ釣りをより快適に楽しむための便利な道具を紹介していきます。

    水を汲むバケツ・タオル


    水を汲むためのバケツと、濡れた手を拭くためのタオルがあると便利です。

    サビキ釣りでは海水を汲む必要が出てくる場面もあるので、取っ手の付いた水汲みバケツを用意し、海水を汲む際にバケツを吊るすだめのロープも用意しましょう。

    水汲みバケツの取っ手にロープを結んで海まで落とせば、堤防などからでも海水を汲むことができます。

    バケツを落としてしまったり、海面を覗き込んで転落してしまわないように気をつけて水を汲んでください。

    使い捨ての割り箸やスプーン


    コマセ袋やコマセかごにエサを入れるときには、割り箸スプーンがあると便利です。

    手を汚さずにエサを入れられますし、細かい作業もできるので、手返しが良くなるでしょう。

    また下カゴ式で「吸い込みバケツ」を使う際にも、かごからはみ出したエサを入れたり入れすぎたエサを出したり、エサの量の微調整に使えるので便利です。

    コンビニでお弁当を買ったときにもらえるような割り箸やスプーンで良いので、使わなかった割り箸やスプーンは普段から取っておくようにしましょう。

    メゴチバサミなど魚をつかむ道具


    メゴチバサミとはトングのような形をした、魚をつかむための道具です。

    様々な魚が釣れるサビキ釣りでは、毒針を持った魚が釣れることもあります。

    毒針のある魚を直接触るのは危険なので、もしものときのために1本用意しておきましょう。

    クーラーボックスや保冷剤


    釣れた魚を持ち帰るための容器は、保冷効果のあるものを用意しましょう。保冷剤も備えておけばなお良いです。

    シーズン中は気温が高い日が続きますし、涼しい時季でも急に暑くなる日もあります。

    せっかく釣れた魚が持ち帰る間にダメになってしまってはもったいないので、保冷対策をきちんとしてから釣りに出かけましょう。

    掃除用のブラシ


    コマセ入れに使った道具を洗うときには、ブラシがあると便利です。

    特に夏場にコマセ入れを洗わずに放置すると、容器からコマセの強烈の匂いがしてきます。

    ブラシがあればコマセ入れを洗うのは楽になるので、後片付けが億劫だという気持ちも起こりづらくなるでしょう。

    また地面にこぼしてしまったコマセも、ブラシがあれば綺麗に洗い流すことができます。

    掃除用のブラシは100円ショップなどで売られている台所用や風呂場用のもので十分です。

    コマセ入れに四角い容器を使っている方は、歯ブラシなども用意しておくと角など細かい部分まで綺麗に掃除できるでしょう。

    車移動の方はもちろん、電車移動などで周りの迷惑にならないためにもコマセ入れは綺麗に洗ってください。

    サビキ釣りを120%楽しむコツ


    サビキ釣りをさらに楽しむために知っておきたい、魚がよく釣れるようになるコツを伝授します。

    なぜ魚がよく釣れるようになるのか、原理や理由についても解説するので、きちんと理解しながら読み進めてください。

    よく釣れる理由を知ることで応用を利かせることもできますし、まだ初心者の釣り仲間にアドバイスすることもできるようにもなりますよ。

    サビキ釣りのコツを知って、釣り仲間と一緒に戦略的なサビキ釣りを楽しんでください。

    針に掛かる確率をアップさせるために竿下にまっすぐ投入する


    魚が針にかかる確率を上げるためには、仕掛けは静かに竿の下で真っ直ぐになるように投入しましょう。

    上カゴ式でも下カゴ式でも、サビキ釣りで魚が針にかかるのは針をエサと勘違いしているからです。

    コマセ袋やコマセかごにエサを入れるのは、針の周りに煙幕状にエサを漂わせて、針とエサの区別を魚につけさせないためです。

    針の周りにしっかりとエサが漂うように仕掛けは真っ直ぐ投入し、エサが一気にこぼれてしまわないよう静かに沈ませましょう。

    コマセが沈下するスピードに合わせて仕掛けを沈める


    コマセが沈下するスピードに合わせて仕掛けを沈めていくことで、魚は針とエサの区別が付かなくなり、より食いついてくれるようになります。

    袋やかごから放出されたコマセは、海中をゆっくりと沈下していきます。

    仕掛けもコマセが沈んでいくスピードに合わせて沈めていきましょう。

    魚からすると仕掛けとエサの区別が付きづらくなるので、混乱して針に食いついてくれる確率が上がります。

    サビキ釣りでは魚をいかに騙すかがポイントです。

    魚が針に食いつく仕組みをしっかりと理解し、魚をより上手く騙してしまいましょう。

    入れ食い状態も珍しくない!簡単に釣れるサビキ釣りに挑戦してみよう


    海釣り入門家族での釣りにもおすすめのサビキ釣りですが、じつは奥が深く、ポイントにより適した仕掛けや魚が釣れる仕組みを知っていることで釣果はがらりと変わります。

    またサビキ釣りでは朝マズメや夕マズメなどの時間帯が釣果を上げやすいタイミングです。

    最適な時間帯は朝夕それぞれ1時間ほどと短いので、魚を釣り上げてから、仕掛けを整えて再投入するまでの手返しのよさが釣果に直結します。

    サビキ釣りで魚が釣れる仕組みを理解し、最低限必要な道具だけでなくあると便利な道具も揃えて、サビキ釣りをより快適に楽しみましょう。


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