シーバス釣りに関する基礎知識!揃えるべきタックルや釣れるポイントを徹底解説
投稿者:ANGLERりゅーちょい
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「シーバス釣りにチャレンジしたいから、どのようなタックルを揃えればいいのか知りたい」
「シーバスを釣るために押さえておくべきポイントを把握したい!初心者でも釣れるの?」
「シーバスはいつでも釣れるってイメージがあるけど、特に釣れやすい時間帯ってあるのかな」
シーバス釣りをしたいけど、必要なタックルや釣れるポイントなど分からないことばかり。
しかし、あなたはシーバスを釣り上げてみたいと考えていて、「シーバス釣りについて詳しく知りたい」という強い思いがあるから現在この記事を読んでいるはずです。
当記事を読むことで、シーバス釣りに関して抱えている不安や疑問を解決するでしょう。
なぜなら、シーバス釣り初心者が気になっている点や、スムーズに釣りを行うための知識を公開しているためです。
初めてシーバス釣りに挑むとき、「シーバス釣りをしたいけど、初心者なんだなと周囲にあまり知られたくない」などの不安を抱えていることもありますよね。
今回は、「シーバスを釣ってみたい」「どんなルアーを使えばいいのかな」など今のあなたと同じようにシーバス釣り初心者だった私が、詳しくリサーチして得た情報を提供していきます。
最後まで読み進めていただければ、あなたが知りたい情報以上のシーバス釣りに関する知識を身に付けられ、不安や疑問が解決できるはずです。
必要なタックルを揃えて釣るポイントを押さえるなど、万全の準備をしてシーバス釣りに挑みましょう!
シーバスとは60cmから70cmのマルスズキ!
シーバスとは、日本ではスズキと呼ばれている魚を指します。
スズキ目スズキ亜目スズキ科スズキ属に分類されていて、元々高級魚として扱われていて長い間日本で親しまれてきた魚です。
スズキは夏が旬とされています。
一般的にルアーフィッシングではシーバスと呼ばれていますが、出世魚なのでサイズによって名前が以下のように変わります。
- 全長30cmくらいまで・・・セイゴ
- 全長60cmくらいまで・・・フッコ
- 全長60cm・70cm以上・・・スズキ
上記のように、サイズによって呼び方が異なるので、覚えておきましょう。
また、スズキは日本海付近に多く生息していて、以下の3種類に分けられています。
- マルスズキ・・・ヒラスズキよりも体が小さく一般的なスズキ
- ヒラスズキ・・・マルスズキよりも体高が高い
- タイリクスズキ・・・頭が小さく黒い斑点がある
上記の3種類のスズキは、生息している場所が異なり外見などにも差があるので見分けやすいです。
一般的なスズキはマルスズキのことを指し、海水だけでなく淡水でも生息できるという特徴があります。
また、ルアー釣りをする人は似ているマルスズキとヒラスズキを区別して呼んでいます。
上記ではスズキについての知識を紹介してきましが、次章ではシーバスが釣れるポイントについて説明していきます。
シーバスが釣れるポイント
シーバスが釣れるポイントは時期によっても異なります。
オールシーズンシーバスを釣りたい方や、効率よく釣りたい方は時期別に釣れるポイントをしっかり把握しておきましょう。
春にシーバスを釣るポイント
春は冬の産卵期を終えたシーバスが体力を回復させるために、積極的に捕食する時期なので比較的釣りがしやすいです。
春に捕食するベイト(ボラの稚魚、稚アユ、アミ)などが集まる沿岸の浅瀬や防波堤、大きな川の河口などがシーバスが釣れるポイントとなります。
また、4月〜6月上旬の間は満月の夜にはバチ抜け(バチが海底の砂から産卵で抜け出すこと)という現象が起こるため、シーバスがバチを捕食しようと活動的になり、初心者でも釣りやすくなるのでおすすめです。
しかし、3月上旬の早春は寒くてベイトも少ないため、シーバスも低活性となってなかなか釣れないことがあります。
工場や発電所などの温かい排水が出る場所を狙ってみると、早春でもシーバスが釣れる可能性がアップしますよ。
夏にシーバスを釣るポイント
夏は水温も上がりベイトとなるイワシやサヨリなどの魚も豊富なので、比較的釣りやすい時期でもあります。
また、夏のシーバスは日中活動するため、デイゲームで釣るのがポイントです。
夏は赤潮や青潮という現象によって水中の酸素濃度が低下するため、シーバスは沖に逃げます。
水深が深く潮通しがいい沖にベイトが集まるため、ボートで狙うといいでしょう。
しかし、どうしても陸からシーバスを釣りたいという方は、大きな川の河口は水が流れてきて小さいサヨリやハゼなどのベイトが集まるため、夏でも陸からシーバスを狙えるのでおすすめです。
基本的に表層を泳いでいるため、シーバスの動きを見ながら釣りができ、シーバスの引きをより間近で感じることができますよ。
秋にシーバスを釣るポイント
秋の9月下旬〜11月にかけては、冬の産卵期に向けてシーバスの食欲がアップするため、最も活性化している時期です。
また、夏に上がった水温が徐々に下がってくるため、秋に捕食する小アジやイワシなどのベイトの活動も活発になりシーバスはたくさん捕食できます。
秋にシーバスが入りやすいベイエリアや河口・河川内を狙うのがポイントで、サーフからでも釣りやすいです。
しかし、ベイエリアはシーバスにプレッシャーがかかりやすいため、警戒されて釣れなくなることもあるので注意してください。
近づきすぎない距離でキャストをしたり、座ってリールを巻くなど警戒されないような釣り方をするのがおすすめです。
冬に近くなるにつれて水温が下がってベイトが少なくなってしまうため、特に陸からは釣れないことが多くなります。
沖にはベイトが生息していることがあるため、冬近くにシーバスを釣りたいと思ったら、沖釣りでシーバスを狙うといいですよ。
冬にシーバスを釣るポイント
地域によって時期に差がありますが、シーバスは冬に産卵します。
また、水温が下がるためシーバスだけでなくベイトの活性も低くなるので、シーバスを釣りにくくなります。
全てのシーバスが一度に産卵するわけではないので、難易度は高めですが湾口や沖堤・大河の河口・温かい排水が出る場所などであればシーバスを釣ることも可能です。
上記では、時期別にシーバスを釣るポイントを紹介してきたので、シーバスを釣る時期によって狙うポイントを変えるようにしましょう。
次章では、よりシーバスを釣り上げる確率をアップさせるためにも、シーバスの釣りやすい時間帯を紹介していきます。
シーバスの釣りやすい時間帯
時期などによって釣果に差がありますが、シーバスは基本的に昼夜問わず釣れるのでいつでも楽しめる釣りといえます。
しかし、敵から身を守るためにも暗い場所を好むため、初心者ならシーバスの活性が高い夜の時間帯が向いています。
日の出と日の入り前後の2〜3時間がシーバスを釣るのに適した時間帯で、釣果が期待できるのでおすすめです。
上記ではシーバスが釣りやすい時間帯について説明してきましたが、次章ではシーバス釣りを行うためにあなたが揃えるべきタックルを紹介します。
シーバス釣りのタックル
シーバスを行うには、「ロッド」「リール」「ライン」「リーダー」が必要です。
扱いやすくて飛距離を出しやすいスピニングタックルで揃えるのが主流ですが、最近ではコントロール性能が高く狙ったキャストがしやすいベイトタックルも人気が出ています。
初心者の場合は、軽くて扱いやすいスピニングタックルがおすすめですが、2つのタイプを使い分けてみるのもいいでしょう。
今回はシーバスに適したスピニングタックルのポイントを紹介していきいます。
シーバス釣りに適したロッド
シーバス釣りに適したロッドを選ぶには、「長さ」「硬さ」を押さえましょう。
シーバス釣りに適したロッドの特徴は以下の通りです。
- 長さ:8,6ft〜9.6ft
- 硬さ:ML〜M
シーバス釣りで汎用性が高いのは8.6ft(2.59m)のロッド、ピンポイントにキャストしたいなら7.6ft(2.29m)、遠投したいなら9.6ft(2.90m)程度の長さのロッドが適しています。
また、硬さはML〜M程度の柔らかさがある方がアタリを感じやすくキャストしやすいのでおすすめです。
上記2つのポイントを押さえたロッドを選べば、あらゆる釣り場に対応でき幅広いルアーも扱えるので初心者でもシーバス釣りを楽しめますよ。
シーバス釣りに適したリール
シーバス釣りに適したリールを選ぶには、100〜150m程度(PEライン1号前後)の糸が巻ける2500番や3000番のリールが適しています。
初心者なら2500番のリールを購入すれば、バスフィッシングやメバリングなど幅広い釣種で使用できるのでおすすめです。
軽量ルアーをメインに扱いたいならノーマルギア、繰り返しキャストをしたり遠投するならハイギアリール(ギア比が5.5以上)を選ぶと快適にシーバス釣りが行えます。
また、大物のシーバスとやりとりをすることもあるのでドラグ性能に優れていて、剛性に優れているタフなリールであれば安心して使うことができますよ。
シーバス釣りに適したライン
ラインには「フロロカーボン」「ナイロン」「PE」の3種類がありますが、シーバス釣りにはPEラインが適しています。
キャスト時の抵抗が少ないため飛距離を出しやすく、伸びにくい素材を使用しており感度に優れているためです。
軽量ルアーを使用するなら0.8号、汎用性が求めているなら1号、サーフや磯などからの場合は1.2号で150m程度巻く必要があります。
シーバスを釣るなら、強度がある4本撚り(X4)か8本撚り(X8)のPEラインを使用するのがおすすめです。
シーバス釣りに適したリーダー
PEラインをメインにすると直線強度には強いですが、摩耗には弱いため糸が切れてしまうこともあるのでリーダーを結ぶのが必須です。
シーバス釣りには、硬さがあり根ズレしにくいフロロカーボンラインが適しています。
小型ルアーを使うなら12lb程度、汎用性が高いなら16〜20lb、磯から釣ったり大物を狙っているなら25lb程度の太さを選んで、80cm〜1.5mを結ぶようにしましょう。
ルアーはたくさんあるけど、ミノーやバイブレーションがおすすめ
シーバスを釣り上げたいなら、「ミノー」や「バイブレーション」がおすすめです。
ミノーは種類が豊富で探る層に合わせて使い分けやすく、バイブレーションは広範囲のシーバスにアピールできるためです。
以下では2つのルアーの特徴やシーバスに食わせる使い方を紹介します。
小魚のような動きをする「ミノー」
ミノーはカラーや形・大きさ・重さなどが異なり、とても種類が豊富です。
小魚のようなリアルな動きをするため、シーバスを引きつけます。
浮力の違いによって以下の3種類があります。
- リールを巻くのを止めると水面まで浮く「フローティングミノー」
- リールを巻くのを止めると中層をキープする「サスペンドミノー」
- リールを巻くのを止めると沈む「シンキングミノー」
遠投が必要な場合は特に飛距離が伸ばせるミノーを選びましょう。
ミノーをシーバスに食わせる動かし方
ミノーをシーバスに食わせるアクションを起こすテクニックは以下の4つがあります。
- ただ巻き・・・リールをただ巻いてルアーにアクションさせる
- トウィッチング・・・ロッドの先を細かく動かしてアクションをさせる
- ジャーク・・・大きくロッドを動かして、ルアーに激しいアクションをさせる
- ストップ&ゴー・・・巻いている途中に動作を止めて、ルアーのアクションを止める
ミノーは基本的にただ巻きメインで使うことができます。
ただ巻きでも食わせられないときに、トウィッチでアクションすることで食わせる時間を作れます。
また、日の出・日の入りには、ルアーに大きなアクションを与えられるジャークがおすすめです。
しかし、冬から春先など魚の活性が低くただ巻きでアクションをしてもシーバスが追いつけない場合は、ストップ&ゴーのテクニックを使用すれば弱った小魚を演出しつつ程よい速度で食わせることができます。
広範囲のシーバスにアピールできる「バイブレーション」
バイブレーションルアーは、飛距離が出てリールを巻くだけで細かく震動するため広い範囲のシーバスに強くアピールできます。
バイブレーションルアーは以下の3種類があります。
- 内部が空洞になっていて、浅場を探れる「中空タイプ」
- 内部に素材が詰まっていて、浅場から中層まで探れる「ソリッドタイプ」「
- ボディが金属でできていて、深場まで探れ流「金属タイプ」
狙う層に合わせて使い分けることで幅広い層を攻略できますよ。
バイブレーションをシーバスに食わせる動かし方
基本的にバイブレーションルアーはただ巻きが効果的なルアーで、シーバス初心者でも扱いやすいです。
普通の速度で巻いていてもアタリがない場合は、超速巻きをすることで捕食したいといと思わせられて食いついてくることもありますよ。
また、ロッドを水平から垂直に立てて沈めるリフト&フォールのテクニックを使えば、ルアーを上下に動かしながら泳がせられるためシーバスの興味をそそって食わせに繋がります。
上記ではシーバス釣りに最適なルアーや使い方を説明してきましたが、フローティングミノーと深場まで探れるバイブレーションのルアーを持っていれば幅広い層をくまなく探すことができるのでおすすめです。
次章からは釣るポイント別に釣り方を紹介していきます。
港湾部での釣り方
港湾部の釣れるポイント別の釣り方は以下の通りです。
- 堤防の際
- 堤防の先端
- 船道
- 排水溝周り
- 岩や石がコロがる場所(ゴロタ場)
- 照明が当たっている部分の明暗の境
港湾部では上記のような場所に魚は身を潜めています。
基本的にシーバスは夜狙うのが一番ですが、日中でも狙うこともできます。
日中釣りをするなら上記のような場所でも日陰になっている場所や隠れられそうな場所を狙うのが釣果を得るポイントです。
夕方から釣りをするなら水草などのストラクチャー周りに隠れているため、積極的に狙っていくといいでしょう。
河川内での釣り方
河川内で釣る場合は、以下のような場所を以下のように狙うようにしましょう。
- 水門周り
- 橋脚周り
- 合流点
- 消波ブロック周り
流れが変わる場所にベイトが集まっているため、捕食するためにシーバスも潜んでいます。
合流点や水門周辺は下流側から上流側にキャストして巻いて探り、橋脚周りは際を狙って底から探るのがポイントです。
また、消波ブロック周りはブロックに沿って浅場を探るようにしましょう。
河口とサーフでの釣り方
河口とサーフでの釣り方を紹介します。
河口で釣るなら、満潮から引き潮に変わった1時間後あたりがシーバス釣りにベストな時間です。
潮が満ちていくときにシーバスがベイトを求めて近づき、引いていくと河川内に入り込むためルアーをキャストすれば釣り上げられる可能性が高くなります。
また、サーフで釣る場合は、ブレイクラインまでルアーを投げて巻いていきます。
雨が降る河口周りの水が濁りベイトを狙ってシーバスが自然と集まってくるので、浅場を探れるルアーを使ってみるとシーバスの釣果に繋がりますよ。
エラ洗いには竿先を水に入れて対応しよう
シーバスは苦しくなるとフックを外そうとして、激しく首を振る「エラ洗い」という行動をします。
エラ洗いによってシーバスをバラしてしまう(逃してしまう)こともあるので注意しておきましょう。
シーバスがエラ洗いを行ったらロッドの先を水面に入れて、ラインに水の流れによる抵抗をかけることで落ち着かせられます。
うまく対処しながら魚とやりとりしていき、弱らせて釣り上げるのがポイントです。
シーバスゲームで大物釣りを楽しもう!
今回はシーバスに関する知識やタックルの選び方・釣るときのポイントなどを詳しく紹介してきました。
シーバスは1年中釣れる魚ですが、秋は高活性で初心者でも釣り上げやすいのでおすすめです。
シーバスに適したタックルを揃え、狙う場所や時間帯・釣る場所に合った釣り方を把握してシーバスゲームで大物釣りを楽しみましょう!
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