渓流でのルアーフィッシングに必要な知識を完全網羅!タックルの選び方から釣果アップにつながるルアーアクションまで徹底解説
投稿者:ANGLERりゅーちょい
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「渓流でルアーフィッシングをしてみたいけど、何を用意したらいいのか分からない」
「海釣りしか経験がないから、渓流で上手く釣れるか自信がない」
渓流での釣りは、美味しい川魚を狙う事が出来るので人気が高いジャンルです。
大自然の中で釣りをするので、気持ちのいい釣りを楽しむ事が出来ます。
しかし、渓流での釣りは何を用意すればいいのか分からなかったり、海釣りでの経験しかないので上手く出来るか自身がなかったりと、不安のある方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、本記事を読む事で渓流釣りに対する不安は解決する事でしょう。
なぜなら、渓流釣りに必要な知識やタックル、ルアーアクションについて完全網羅しているからです。
本記事を読んで、しっかりと準備を行えば渓流での釣りをばっちり楽しむ事が出来ますよ。
ぜひチェックしていってくださいね。
渓流のルアーフィッシングを行うフィールド
渓流のルアーフィッシングを行うフィールドは、河川の上流域で大きな砂利や岩の多い場所が適しています。
大きな砂利や岩の多い場所は、魚にとって隠れ家となるので狙い目となります。
狙い目にはなりますが、岩に引っかかってしまうリスクもあるので十分注意しましょう。
渓流釣り初心者の方は、障害物が少なく釣りがしやすい渓流、本流から始める事をおすすめします。
ターゲットとなる魚は主に6種類
渓流のルアーフィッシングでも、特に釣れやすいターゲットは以下の6種類です。
- ヤマメ
- イワナ
- ニジマス
- アマゴ
- アユ
- マス
それぞれの魚の特徴や生息域をご紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね。
ヤマメ
ヤマメは北海道以南、関東以北の太平洋岸と日本海全域、大分県以外の九州に生息しています。
背中は緑がかった黄褐色で、腹側は白くなっています。
側線の周囲は淡い紅色に染まっており、側線の上には楕円形のパーマークが並んでいます。
イワナ
イワナは源流域などの上流域に生息する魚で、冷水を好みます。
背中は褐色を帯びた暗緑色で、体側に白紋が入っており、腹部は黄色がかっています。
ヘビやトカゲなどを捕食する非常に獰猛な魚ですが、臆病な一面も持っています。
ニジマス
ニジマスはレインボートラウトという別名を持つ魚で、非常に鮮やかな体色をしています。
体全体にはっきりした黒点があり、えらから尾びれにかけての側部には赤紫色の縦縞模様があります。
ニジマスは本来外来種で、カリフォルニアから持ち込まれました。
現在では、河川の中~上流域や湖に生息しています。
アマゴ
アマゴはヤマメと姿が非常に似ている魚で、肉質や食味などもほとんど変わりません。
体色に違いがあり、脇腹に赤い斑点があるのがアマゴとなります。
西日本に生息している魚で、警戒心が高く、簡単に釣る事が出来ないターゲットです。
アユ
アユは、東アジア一帯に分布している魚で、日本は中心に位置しています。
全身が灰緑色で背びれが黒色、胸びれの後方に大きな黄色の楕円形斑が1つあります。
塩焼きは非常に人気のある調理方法で、多くの方が愛している味です。
マス
マスは、サケ科の魚で「マス」という名が付くものの呼び方です。
主に、サクラマスの事を指す事が多いですよ。
太平洋北西部を中心に分布しており、日本でいうと北海道、東北、北陸に生息しています。
全身が銀白色をしており、背側に小さな黒点が広がっているのが特徴で、綺麗な体色をしていますよ。
渓流ルアーフィッシングに適したベストシーズンは晩春から初夏
晩春から初夏は水温が上がるため、魚の活発も上がります。
渓流ルアーフィッシングは、3月頃から解禁される場所が多いですが、水温が低いため魚の動きはまだ活発ではありません。
餌となる虫や小魚の活性も上がるので、ルアーへの食いつきが良くなりますよ。
秋になると、産卵が近くなる事もあってサイズアップは狙えますが、あまり活性が高くないため釣果に期待は出来ません。
渓流でのルアーフィッシングで最低限必要なタックル
渓流でルアーフィッシングをするならば、適当なタックル(魚を釣るための道具)ではなく渓流釣りに適したタックルを用意する必要があります。
渓流でのルアーフィッシングで、最低限必要なタックルは以下の通りです。
- ロッド:5~6フィート
- リール:スピニングリール1000番
- ライン:ナイロン3~4lb
- ルアー:3g以下のスプーン
上記のリストを基に、1つずつ詳細をご紹介します。
ロッド
渓流での釣りは、木などの障害物が邪魔になる事が多いです。
川の幅も狭いため、ロッドの長さは5.6ft程度(約1.7m)が適しています。
硬さは、UL(ウルトラライト)、L(ライト)と表記されているものが扱いやすく、軽量なルアーもキャストしやすくなりますよ。
振り出し(竿を伸ばして使うもの)、並継ぎ(竿を繋いで使うもの)がありますが、継数が多くなると曲がりにくくなり硬く感じるので、並継の2ピースモデルがおすすめです。
適合ラインや適合ルアーウエイトも、しっかり確認しておく必要があります。
おすすめのロッド:メジャークラフト『トラパラ 562UL』
メジャークラフトから販売されている『トラパラ 562UL』は、渓流釣り入門者におすすめのコストパフォーマンスに優れたロッドです。
価格は抑えられていますが、基本性能は高くなっているので最初の一本にはぴったりです。
初心者の方だけでなく、上級者の方のサブロッドにもおすすめです。
- 全長:5.6ft(約1.7m)
- 継数:2本
- 適合ルアーウエイト:1~4g
- 適合ライン:2~4lb
リール
リールは、スピニングリールとベイトリールの2種類が使用されますが、扱いやすいスピニングリールがおすすめです。
番手は小型の1000番が適しており、細糸の使用に向いていたり軽量に出来ているなど、渓流釣りとの相性は抜群です。
ギア比は高めのものが手返し良く攻められるので、ハイギアのものをおすすめします。
おすすめのリール:ダイワ『フリームス LT1000S』
ダイワから販売されている『フリームス LT1000S』は、軽量でありながらも強く作られた高性能スピニングリールです。
ドラグを必要以上に出しすぎない「ATDドラグ」や、防水性能に優れた「マグシールド」などを搭載しているため、初心者でも扱いやすいスピニングリールとなっています。
軽量に作られているので、渓流釣りとの相性はばっちりです。
- 番手:1000番
- 自重:185g
- 最大ドラグ力:5kg
- 標準糸巻量:ナイロン2.5lb-100m
- 巻き取り長さ:64cm
- ギア比:5.2
ライン
渓流釣りには、ナイロンラインがおすすめです。
ナイロンは伸びが生じるラインであるため、魚をバラシ(魚がフックから外れる事)にくくする効果があります。
号数は0.8~1号(3~4lb)がベストで、150~300m巻きのものを購入する事をおすすめします。
おすすめのライン:ヤマトヨテグス『サイトエディション 0.8号 150m』
ヤマトヨテグスから販売されている『サイトエディション 0.8号 150m』は、トラウト専用に開発されたナイロンラインです。
トラウトに見えにくい「ミストグリーン」と、ショートバイト(浅い食いつき)を掛けるための「ライムチャート」が渓流釣りにおいて大きな武器となってくれます。
価格も抑えられているため、初心者の方にもおすすめなナイロンラインです。
- 号数:0.8号
- 引っ張り強度:4lb
- 長さ:150m
ルアー
渓流釣りでは、スプーンと呼ばれるルアーを使用します。
重さは1~2g程度の軽いものが、渓流釣りにはベストです。
渓流のほとんどのポイントが膝よりも浅いため、5g以上のスプーンは全く必要がありません。
重くても3gまでにしておく事をおすすめします。
おすすめのルアー:ダイワ『プレッソ イヴ 1g』
ダイワから販売されている『プレッソ イヴ 1g』は、食いの渋いタフコンディションに強いスプーンです。
様々な巻きスピードに対応するだけでなく、ダイワ独自の「サクサスフック」を採用している事もあり、フッキング率は非常に高いです。
ショートバイトを逃さず、しっかりと掛けていきたい方におすすめです。
- カラー:ダージリン
- 自重:1g
- サイズ:23mm
- フック仕様:プレッソシングルフックSS スピード♯8
釣果アップにつながる!5つのルアーフィッシングアクション
渓流釣りで大切な要素として挙がるのが、ルアーをどのようにアクションさせるかです。
ルアーを頑張って動かしても、魚にとって魅力的な動きになっていなければ意味がありません。
ルアーがどんな動きをしているのかをイメージする事が、釣果アップに繋がります。
以下からは、5つのルアーフィッシングアクションをご紹介しますので、ぜひ身に着けてくださいね。
アクション1:トゥイッチング
- 1.ルアーをキャスト後、糸ふけをとる
- 2.ロッドを4時方向に下げる
- 3.リールを巻きながら、ロッドを小刻みにしゃくる
トゥイッチングは、ルアーを小刻みに動かすためのアクションです。
リールを巻きながらロッドを小刻みにしゃくるので、不規則な動きをルアーに与える事が出来ます。
力いっぱいにしゃくってしまうと、ルアーを引っ張りすぎて違和感のある動きになりますので、注意しましょう。
アクション2:ジャーキング
- 1.ルアーをキャスト後、糸ふけをとる
- 2.ロッドを2時方向に上げる
- 3.リール一回転につき、ロッドを一回しゃくる
ジャーキングは、ソルトルアーフィッシングでは代表的なアクションです。
リール一回転につきロッドを一回しゃくりますが、もっと細かくお伝えします。
ロッドを上方向にしゃくる際にリールを半回転、ロッドを下げる際にリールを半回転、という形で行えばスムーズにジャーキングを行えます。
渓流釣りにおいてのジャーキングは、強いアクションになると水面を飛び出る可能性がありますので、力を抜いてリラックスした状態で行いましょう。
アクション3:ドリフト
- 1.ルアーをキャスト後、糸ふけをとる
- 2.ルアーを流れに乗せる
- 3.余分な糸ふけを巻き取る
ドリフトは、少し特殊なアクションを行います。
川の流れにルアーを乗せて、ゆらゆらと漂わせるイメージを持つと分かりやすいでしょう。
ただルアーを流すだけではアタリも出ないので、常にラインのテンションは軽く張る状態にしておきましょう。
余分に糸ふけが出た場合は巻き取り、ラインのコントロールを行う事が大切です。
アクション4:リフト&フォール
- 1.ルアーをキャスト後、糸ふけをとる
- 2.ロッドを2時方向にしゃくり、ルアーを跳ね上げさせる
- 3.ラインにテンションを掛けながら、フォールさせる
リフト&フォールは、上げて落とす動作を繰り返すアクションです。
しゃくり方は様々で、一回しゃくって落とす、三回小刻みにしゃくって落とす、といった複数のパターンで攻める事が出来ます。
ラインにテンションを掛けながら落とすテンションフォールがポイントで、ルアーをフォールさせている際にもアタリをとる事が出来ますよ。
アクション5:シェイキング
- 1.ルアーをキャスト後、糸ふけをとる
- 2.ロッドを細かく振動させるように動かす
- 3.移動させたい分だけリールを巻く
シェイキングは、ロッドを細かく振動させるように動かす事で、ルアーをあまり移動させずに一点で動かす事が出来ます。
弱った魚を演出するようにロッドを動かせば、活性の低い状況にも対応する事が出来ます。
リールを巻く際は、ゆっくりとしたスピードで巻かないと違和感のある動きになってしまいますので、注意しましょう。
渓流のルアーフィッシングの服装やあると便利な道具
渓流でルアーフィッシングをする際は、服装にこだわる事がおすすめです。
以下からは、服装についてご紹介するだけでなく、あると便利な道具についてもご紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね。
服装はフィッシングウェアを着用しよう
渓流で釣りをする際は、フィッシングウェアを着用する事がおすすめです。
フィッシングウェアは、吸水性能に優れているだけでなくUVカットも出来るので、快適に釣りを楽しむ事が出来ます。
小物を収納出来るフィッシングベストや、吸水性能、UVカットに優れるフィッシングパンツもあると、より快適になりますよ。
あると便利な4つの道具
渓流釣りをするなら、ぜひとも揃えていただきたい便利な道具が4つあります。
持っていると絶対に便利なので、ぜひ揃えてみてくださいね。
鈎はずし
鈎はずしは、魚からフックを外す際に役立つアイテムです。
口元に掛かっている場合は手でも外す事は出来ますが、鈎を飲み込んでいる時が厄介です。
鈎はずしは鈎を飲み込んでいる際に役立つアイテムなので、持っておくと非常に重宝します。
リリーサー
リリーサーは、魚に触れる事なくフックを外す事が出来るアイテムです。
フックを外すために魚に触れると、魚はどうしても弱ってしまいます。
人間の体温は魚にとっては高温なので、リリースする際には触れる事は出来ません。
魚をリリースしたいと思っている方は、ぜひとも持っておく事をおすすめします。
日焼け止め
釣りをしていると夢中になってしまうので、日光を浴びていてもあまり気にならなくなってしまいます。
釣りを終えると、ひりひりとした痛みが襲ってきたという経験がある方も多いのではないでしょうか。
肌を紫外線から守るためにも、日焼け止めは用意しておく事をおすすめします。
虫よけスプレー
渓流で釣りをする場合は、木々が立ち並ぶ大自然の中で釣りをする事になります。
海とは違い、虫の数が非常に多いので、蚊の猛攻を受けてしまう可能性が高いです。
虫を気にしながらの釣りはストレスが溜まるので、虫よけスプレーはぜひとも用意しておきましょう。
アクションをマスターして渓流でのルアーフィッシングを楽しもう
渓流釣りは大自然の中で行えるので、釣りをしているだけでも心が癒されます。
魚を釣るともっと心が癒されますが、魚を釣るにはルアーに命を吹き込むアクションをする必要があります。
アクションの種類が多いので最初は戸惑うかもしれませんが、慣れるとどんな風に攻めようかというように戦略を自然と立てる事が出来ます。
悩みに悩んでやっとの思いで釣り上げる一匹は、言葉に出来ないほど嬉しいものです。
ぜひ、大自然の中で楽しい渓流釣りを満喫してくださいね。
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