【予算別】アジングにおすすめのリール10選|選び方を踏まえて最適なリールでアジングを楽しもう!
投稿者:ANGLERりゅーちょい
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「アジング用にリールが欲しいのに、色々ありすぎて選べない」
「リールにドラグ性能って書いてあるけど、なんだろう。アジングに関係あるのかな」
アジングを始めようと思って道具を揃えたいのに、上記のような悩みでリールだけ揃えられないってことありますよね。
「リールはパッと見て違いもわからないし、使えれば何でもいいんじゃないの」
僕もアジングを含めて、リールを買うときはいつも適当に選んでいたことがあります。だって、リールって糸を巻き上げるだけの装置だし、高いお金を払うのはなんだかバカらしいって思ってしまうんですよね。
しかし、周囲の玄人たちはそれなりのリールを使ってたくさんアジを釣っている、自分はぜんぜん釣果があがらない、と思って本記事を見つけた人も多いのではないでしょうか。
結論をいうと、アジングのリール選びはかなり重要です。僕もリールの選び方を理解して正しいリールを購入してから、見違えるほどアジが釣れるようになりました。
一体何が変わったかというと、ロッドとリールをあわせたときの使いやすさが全然違ったのです。
例えるなら、今まで「ガラケー」を使っていたのに「スマホ」に買い替えたら便利な機能がたくさんあって驚いたという感じでしょうか。
本記事では僕の実体験にもとづいて、アジングに適したリールの選び方を伝授するので、みなさんも僕と同じ驚きを得られると思います。
記事を読み終える頃には今までわけがわからなかったリール選びがスムーズにできるようになっていることでしょう。
ぜひ、本記事を参考にしていただき、適切なリールを揃えてアジングに挑戦してみてください。
アジングはライトソルトに分類される釣り
アジングのリールを選ぶためには前提として、アジングは「ライトソルトゲーム」に分類されていることを知っておきましょう。
ライトソルトとはアジングを含めて、メバルやメッキ、セイゴなどの比較的、小型の魚を軽量のロッドとルアーで狙う釣り方です。
そのため、使うリールも基本的には軽量のものが望ましいです。ロッドやルアーは軽いのにリールだけ重くてはバランスが悪くて使いづらいですからね。
手持ちにあるリールでなんとかしたい場合は基本的に最も軽いものを使えばいいでしょう。さらに詳しいアジングのリールの選び方は以下で解説していきます。
アジングロッドが軽量なので、自重が200g以下の軽量のリールを選ぶ
アジングで使うリールは軽いものを選ぼうと説明しましたが、具体的には200g以下の重さがおすすめです。
200g以下の重さであれば、アジング用のロッドと組み合わせても取り回しがよく、疲れづらいからです。
重すぎると、何度も仕掛けを投げているうちに体に負担がかかって、思ったより遊べなかったなんてことになりかねません。
アジング用のリールは軽い200g以下のものを選びましょう。
アジングのリールはドラグ性能が大事
アジングのリール選びで重視されるのは先述した重さの次に「ドラグ性能」です。ドラグ性能とは巻きつけているラインを滑らかに吐き出せるかどうかを比較したものになります。
なぜ、ラインを滑らかに吐き出せた方がいいかというと、アジングでは細いエステルライン(ポリエステル製の糸)を使うためです。
細いラインはそれだけ負荷に弱くなるので、リールから上手く吐き出せないと切断するリスクが高まります。
たとえば、ドラグ性能の低いリールを使っているときに大物のアジが食いつくと、リールがラインを吐き出すよりも引きのほうが速く、切れてしまったということがあり得ます。
ドラグ性能は実際にリールを使ってみないと良し悪しが判別できませんが、基本的には値段相応です。
そこそこの値段以上であればほぼ安心ですが、安すぎるものは間違いなくドラグ性能が悪いので注意しましょう。
最大ドラグ力が低いものを選ぶ
リールのドラグ性能を見分けるポイントとして「最大ドラグ力」という項目があります。アジングでは最大ドラグ力の数値が低いものを選びましょう。
ちなみに最大ドラグ力とはリールの巻き取り状態を何kgまで耐えられるかを表したものです。たとえば、最大ドラグ力が10kgだった場合は10kg以上の負荷がかかるまで、勝手に糸を吐き出すことはないといった感じです。
なぜアジングでは最大ドラグ力が低いかというと、先にも説明しましたが、使うラインが細いため、無理に負荷をかけないためです。
最大ドラグ力が高いとラインをがっちり固定してしまい、ラインにかかる負荷の逃げ場がなくて切断のリスクが高まります。
最大ドラグ力が低ければ、強い引きがあってもラインを勝手に吐き出して負荷を弱めてくれるのです。
ラインが切断されるリスクを減らすためにも、アジングでは最大ドラグ力の低いものを選びましょう。
スプールはシャロースプールを選ぶ
アジングのリール選びではスプールの種類も大事です。スプールとはリールの中心部のパーツのことです。アジングではスプールの直径が大きく、溝が浅くなっているシャロースプールを選びましょう。
理由はアジングでは細いラインを使うため、溝が浅い方がキレイに巻くことができ、ライントラブルも減るからです。
反対に溝が深いリールに細いラインを巻くためには何重にもグルグル巻きにしなければいけないため、絡まりやすくなります。
快適にアジングを楽しむためにもライントラブルの少ないシャロースプールのリールを選びましょう。
リールは1000番〜2000番のリールを選ぶ
アジングのリール選びには使い勝手のいい大きさのものを選ぶことも大事です。リールのサイズは基本的に4桁の数字で表記されており、数字が大きくなるにつれてサイズも大きくなります。
アジングで使い勝手がいいのは1000番~2000番のサイズです。それ以上の大きさになるとアジングでは取り回しが悪くなります。
僕がおすすめするのは2000番のサイズです。使い勝手もよく、エギング(イカのルアー釣り)などにも使えるので、1つ持っておくだけで色んな釣りを楽しめるからです。
本記事に辿り着いた人はアジングが目的かもしれませんが、釣り人であればさまざまな釣り方を試したくなりますよね。
どうせリールを買うのであれば、汎用性の高い2000番のサイズを予算に応じて選んでみてください。
ギアはローギアのリールを選ぶ
リール選びで見落としがちなのが「ギア比」です。ギア比とは簡単にいうと、ハンドル一回転にたいして、どれだけ糸を巻き取れるかの数値です。
大別すると「ハイギア」と「ローギア」に分かれます。ハイギアは一回の巻き取り量が多いタイプで、ローギアは反対に巻き取り量が少ないタイプです。
一見、巻き取り量が多いハイギアが良さそうに思えますが、アジングで好まれるのはローギアです。
なぜかというと、巻き取り量が多い=仕掛けも速く動いてしまうからです。アジは比較的に遅めに仕掛けを動かした方が誘えます。
もちろん、ハンドルを動かすスピードさえ調節すればハイギアでも対応できますが、僕の経験上、とても疲れます。
どうせなら、普通にハンドルを回すだけでアジングで理想の巻取りを実現できるローギアタイプを選びましょう。
コスパ抜群!絶対に間違いない3万円以下のおすすめアジングリール5選
ここでは3万円の予算で買えるアジング用のおすすめのリールを具体的に紹介していきます。どれもコスパに優れたものなので、参考にしてみてください。
シマノ『リール アジング 17 ソアレ CI4+ C2000SS』
・ハンドルの左右付け替え可能
・自重160gの超軽量タイプ
・防水性能が高い
「リール アジング 17 ソアレ CI4+ C2000SS」はハンドルが左右付け替え可能で、利き手を選ばないリールです。
軽くて扱いやすいなど、初心者から上級者まで誰にでもおすすめなのですが、道具の見栄えにこだわりたい人に特にうってつけです。
理由は本体のスタイリッシュなデザインがカッコイイから! 釣果とは関係ないですが、釣り人って周囲になんとなく「俺はできるぞ」とアピールしたくなりますよね。
僕も無意味に片手投げをして格好をつけたりするのですが、本体の自重が軽いので遠投からロッドアクションまで易々とこなせます。スプール部分のゴールドカラーも映えますね。
基本性能も抜群なので、コスパと満足感がハンパないと思います。
- 商品名:リール アジング 17 ソアレ CI4+ C2000SS
- メーカー:シマノ
- 自重:160g
- 最大ドラグ力:3kg
- ギア比:4.3
- 値段:23,708円
シマノ『スピニングリール 15 ツインパワー C2000HGS』
・巻き心地がいい
・頑丈なので壊れにくい
「スピニングリール 15 ツインパワー C2000HGS」は約25年以上、釣り人から愛用されているモデルのシリーズです。長く愛用できるリールを求めている人におすすめです。
理由はなんといっても本体の頑丈さ。最新技術を駆使して、巻き上げ時の摩擦や異物の侵入を防ぐ構造を実現しており、長く使っても巻き心地は変わりません。
僕個人としてはハンドルグリップの形が気に入っています。中央が少し凹んだ形状をしており、巻き上げを繰り返しても指が痛くなりません。
1回のゲーム時間を長めに楽しみたい人におすすめのリールです。
- 商品名:スピニングリール 15 ツインパワー C2000HGS
- メーカー:シマノ
- 自重:195g
- 最大ドラグ力:3kg
- ギア比:6.0
- 値段:29,384円
ダイワ『スピニングリール 2000 カルディア(2018) LT2000S-XH』
・ライントラブルが少ない
・ラインを滑らかに吐き出すため、飛距離が伸びる
ライントラブルの少なさと遠投性能が魅力的なのが「スピニングリール 2000 カルディア(2018) LT2000S-XH」です。
スプールが薄い凹凸のあるベール状になっているため、巻きつけたラインがヨレることが少なく、吐き出しもスムーズに行われます。
ラインの滑りがいいリールはキャスト(仕掛けを投げること)練習にもぴったりです。
初心者の場合、ラインの滑りが悪いとリールのどこかで引っ掛かってしまい、あさっての方向へ仕掛けが飛ぶことがよくあります。キャストは苦手だけれど、狭いポイントを狙いたいときにもおすすめです。
ストレスの少ないリールが欲しいときには選んでみるといいでしょう。
- 商品名:スピニングリール 2000 カルディア(2018) LT2000S-XH
- メーカー:ダイワ
- 自重:170g
- 最大ドラグ力:5
- ギア比:6.2
- 値段:18,729円
アブガルシア『スピニングリール レボ エムジーエックス (Revo MGX) 2000SH』
・巻き心地が滑らか
・軽くて頑丈
アジの引きをダイレクトに感じたいときにおすすめなのが「スピニングリール レボ エムジーエックス (Revo MGX) 2000SH」です。
スープルが凹みのある独特の形状をしており、キャスト時も巻き上げ時もラインが滑らかに動くので、ライントラブルがあまりありません。
僕の経験上、ラインの動きが滑らかな方がアジの引きを楽しめます。ラインがどこかで引っ掛かると、根掛かり(障害物に仕掛けが引っ掛かること)のような感触になって、魚の引きを感じられないからです。
釣りの醍醐味である魚の引きの強さを味わいたい人は選んでみてください。
- 商品名:スピニングリール レボ エムジーエックス (Revo MGX) 2000SH
- メーカー:アブガルシア
- 自重:175g
- 最大ドラグ力:3kg
- ギア比:6.2:1
- 値段:27,109円
アブガルシア『ベイトリール REVO ALC-BF7 左巻き 2016モデル ソルト対応 軽量コンパクトモデル』
・超軽量のベイトリール
・遠投性能が高いので、アジング以外にも使える
「ベイトリール REVO ALC-BF7 左巻き 2016モデル ソルト対応 軽量コンパクトモデル」は軽さが魅力のベイトリールです。ベイトリールとはロッドに対して縦に糸が巻かれるタイプのリールです。
ベイトリールはラインの吐き出しがスムーズなので、遠投性能も高い特徴があります。そのため、アジング以外でもメバルやセイゴ用に使っても威力を発揮します。
この商品は自重も軽いので、ロッドアクション(ロッドを動かして魚を誘うこと)を激しく行っても疲れにくいことでしょう。
テクニカルなリールを使って釣りに挑戦してみたいときにおすすめです。
- 商品名:ベイトリール REVO ALC-BF7 左巻き 2016モデル ソルト対応 軽量コンパクトモデル
- メーカー:アブガルシア
- 自重:141g
- 最大ドラグ力:7kg
- ギア比:7.1:1
- 値段:20,736円
お手軽に始めたい方向け!1万円以下のおすすめアジングリール5選
ここではアジング初心者のために1万円以下で買える入門用におすすめのリールを紹介します。入門用とはいっても、長く使える性能の良いリールを厳選したので、参考にしてみてください。
ダイワ『リール レガリス LT1000S』
・ラインストッパーの性能がいい
・ライントラブルが少ない
汎用性の高さでおすすめなのが「ダイワ リール レガリス LT1000S」です。
ラインストッパーというラインをかけるためのパーツの滑りがよく、ラインの太さに関わらず吐き出しがスムーズです。アジング以外の釣りをするときにラインを変えたいと思っても、充分な性能を発揮してくれます。
アジングをやっていれば、アジだけではなくメバルなどの根魚が釣れることがありますからね。アジングをキッカケに他の釣りへ手を出すことも珍しくありません。
色々な釣りを楽しみたい人にぴったりのリールです。
- 商品名:ダイワ リール レガリス LT1000S
- メーカー:ダイワ
- 自重:185g
- 最大ドラグ力:5kg
- ギア比:5.2
- 値段:7,043円
アブガルシア『スピニングリール ロキサーニ (ROXANI) 2000SH』
・ドラグ性能を変えられる
・プロも愛用
プロも愛用している安価で高性能なリールが「スピニングリール ロキサーニ (ROXANI) 2000SH」です。
一番の特徴は「ライト」と「タフ」の2種類のドラグ設定を使い分けられる点です。
たとえば、今日はアジのサイズが小型だからライトな調整に、尺アジ(大きなアジ)狙いだからタフな調整にと、アジングの幅が広がります。
個人的におすすめなポイントはハンドルがカーボン素材で作られている点です。カーボンは軽くて強度があるということで、昔から玄人好みの素材です。
「このハンドル、カーボン製なんですよ」と釣り好きの人に教えたら「こいつ、わかってるな」と思われることでしょう。
値段以上の評価を与えてくれるリールなので、ぜひ選んでみてください。
- 商品名:スピニングリール ロキサーニ (ROXANI) 2000SH
- メーカー:アブガルシア
- 自重:206g
- 最大ドラグ力:3kg
- ギア比:6.2:1
- 値段:8,698円
ダイワ『スピニングリール 16 ジョイナス 2000 糸付 2号-150m』
・道糸付属なので、そのままロッドに装着するだけで使える
・安価で使いやすい
アジング入門用のリールとしておすすめなのが「スピニングリール 16 ジョイナス 2000 糸付 2号-150m」です。
自重は少し重いですが、回転性能と強度が値段以上の品質なので、初心者がとりあえず試してみるのにはぴったりです。
僕としては岩場などの波しぶきが激しい場所での利用がおすすめです。波しぶきが激しい場所だと、ロッドやリールが濡れてしまい、すぐに傷んでしまうんですよね。
そこで、安価で性能のいいリールの出番というわけです。もともとが安ければ仮に傷んでしまっても、心は痛みません。
入門用ながらも、厳しい環境下で代用できるリールとしておすすめです。
- 商品名:スピニングリール 16 ジョイナス 2000 糸付 2号-150m
- メーカー:ダイワ
- 自重:230g
- 最大ドラグ力:2kg
- ギア比:5.3
- 値段:2,011円
シマノ『リール スピニングリール 18 ネクサーブ C2000SHG』
・遠投性能が高い
・サビに強い
「シマノ リール スピニングリール 18 ネクサーブ C2000SHG」はアジングやメバリング(メバルのルアー釣り)でとにかく投げまくりたい人におすすめのリールです。
スプールからのラインの吐き出しがスムーズで、キャスト時の遠心力がラインにくまなく伝わります。他のリールではちょっと届かないかも、なんてときにも難なく到達可能です。
たとえば、釣り場に漁港を選ぶとしましょう。港ってちょっとだけ離れた沖に陸路では渡れない防波堤があることが多いんです。そんな離れた障害物の根元を狙いたいときに便利なリールだと思います。
汎用性の高いリールをお求めなら、間違いなしのリールです。
- 商品名:リール スピニングリール 18 ネクサーブ C2000SHG
- メーカー:シマノ
- 自重:225g
- 最大ドラグ力:3kg
- ギア比:6
- 値段:4,684円
アブガルシア『スピニングリール オーシャンフィールド 2000H/2000SH トラウト』
・汎用性が高い
・替えのスプール付属
「スピニングリール オーシャンフィールド 2000H/2000SH トラウト』はアジも含めて、数々の魚種に対応したオールマイティなリールです。
自重が250gとけっこうな重さがありますが、今回はあえてアジング用のおすすめリールとしました。
なぜかというと、秋冬のアジングは寒さで仕掛けを巻いている途中でロッドを放置して、トイレに行きがちだからです。
防波堤にロッドを立てかけているならいいのですが、平地の場合、戻ってみるとロッドごと海の中へ引きずりこまれていたなんてことがあります。
秋冬はアジのサイズも大きく引きが強いので、重さのあるリールの方が事故が少ないというわけです。
アジング以外にも引きの強い魚とやり取りするために重さが欲しいという人にもおすすめです。
- 商品名:スピニングリール オーシャンフィールド 2000H/2000SH トラウト
- メーカー:アブガルシア
- 自重:250g
- 最大ドラグ力:3kg
- ギア比:5.8:1
- 値段:7,906円
アジングはリールが繊細!ぜひベストなリールを手に入れよう
本記事ではアジングに使うリール選びの基本から、おすすめのリールまで紹介してきました。
アジング用のリールはサイズと重さを見て、取り回しの良さそうなものを選ぶことが大事です。ドラグ性能に関しては初めはあまり違いがわからないことも多いので、慣れてきたら気にしてみるといいでしょう。
じっくり考えて選んだリールには愛着も持てますし、釣果もあがれば満足度はケタ違いです。
ぜひ本記事を参考にリールを揃えてアジングを楽しんでみてください。
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