シーバス釣りにおすすめのライン10選!PEラインの選び方からリーダーとの結び方まで解説
投稿者:ANGLERりゅーちょい
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「シーバス釣りにはどのラインを選ぶべきなのか知りたい」
「ラインを選ぶときに必要な知識を押さえておきたい」
シーバス釣りで使うラインは、数多くの種類から選ばなくてはならず、釣り歴が浅い人なら迷ってしまうものです。
今回は、シーバス釣りにおすすめのラインを厳選してご紹介します。
記事の最後まで読み終わるころには、シーバス釣りに最適なラインの選び方や、必要なリーダーとの結び方などについてマスターできます。
釣れるラインを選んで、シーバス釣りを最大限楽しみましょう。
シーバス釣りには『PEライン』が必須!使用する3つのメリット
結論として、シーバス釣りには『PEライン』を使うのがおすすめです。
遠投を基本とするシーバス釣りでは、飛距離を出す必要があり、強度があって細いPEラインが使いやすいからです。
シーバス釣りで使われるラインには、PEラインともうひとつ、ナイロンラインの2種類があります。
両者を比較すると、ナイロンラインの方が安価で摩擦への耐性が高く、扱いやすい点から初心者が遠投不要なシーンで使うにはナイロンラインを選ぶのも有効でしょう。
シーバス釣りでメジャーなのは、「PEライン+リーダー」を組み合わせて作るラインシステム(リールからルアーまでのライン)です。
PEラインをメインラインとして、リーダーにフロロカーボンラインやナイロンラインを別途直結、末端にルアーに結び付けて作ります。
ラインシステムの作り方については、後ほど詳しく解説します。
極細のポリエチレンの糸を編み込んだライン。
ナイロンラインやフロロカーボンラインよりも新しく開発されたタイプで、ソルト(海)ルアー釣り(ルアーを使って釣る方法)、船釣りなどで使用されています。
撚り合わせる原糸の本数には4の倍数のものが多く出回っており、シーバス釣りの場合は4本か8本がメジャーです。
本数が多いほど単線に近い滑らかさが得られ、性能が高くなります。
PEラインを使用する3つのメリットは、主に以下の3点です。
- メリット1:太さが細く飛距離が出る
- メリット2:他のラインに比べて感度が高い
- メリット3:交換頻度が少なくランニングコストがいい
それぞれ詳しく見ていきます。
メリット1:太さが細く飛距離が出る
ナイロンラインやフロロカーボンラインといった他の種類のラインに比べて、糸の太さが細く、飛距離を出しやすくなっています。
糸が細い分、キャスト(投げ込み)時の抵抗、ガイド(ロッドについたリング)との擦れが少なく済み、遠くまで投げることが可能です。
メリット2:他のラインに比べて感度が高い
PEラインの糸にはほぼ伸縮性がなく、他のラインに比べて高感度である点も特徴です。
糸が伸びないと、魚がかかったときの感触が直に手に伝わってきます。
ルアーの敏感な変化を逃さず感じ取ることができるので、針がかりしにくい魚や、ナイロンラインでは取れないアタリ(釣果)も狙えます。
メリット3:交換頻度が少なくランニングコストがいい
PEラインの場合は長持ちするため、交換頻度が少なくて済み、ランニングコストを下げられます。
同様の太さのナイロンライン、フロロカーボンラインと比較して、PEラインは抜群に高い強度を誇り、2倍以上強いと言われるほどです。
ナイロンラインだと3回に1度は交換するのが目安ですが、PEラインの場合は倍近く使えることになり、結果コスパが良くなります。
シーバス釣りに適したPEラインとリーダーの選び方
実際にシーバス釣りで使うPEラインとリーダーの選び方について、具体的にご説明します。
シーバス釣りに最適なPEラインを選ぶ2STEP
まずは、シーバス釣りに適したPEラインを選ぶ手順です。
- STEP1:釣り場所やルアー重量にあった太さをチョイスする
- STEP2:150m以上の長さのPEラインを選ぶ
詳しく見ていきましょう。
STEP1:釣り場所やルアー重量にあった太さをチョイスする
シーバス釣りで使用するPEラインは、釣り場所や使うルアーの重量に合わせて、太さを選びます。
具体的な太さの目安は次のとおりです。
- 小型ルアーやワーム(餌)をメインに使用し、港湾などで釣る場合:0.8号
- 磯場やサーフ(波が打ち寄せる場所):1.2〜1.5号
- 上記2つの中間的な性能:1.0号
一般的なPEラインのサイズは0.6号から1.5号ですが、最近のラインは性能が高く、細くても十分な強度が期待できます。
STEP2:150m以上の長さのPEラインを選ぶ
使用するリールにもよりますが、PEラインの長さはシーバス釣りの場合最低150m巻いておくのが無難です。
シーバス用のルアーの中には100mも遠投できるものがあり、切断してしまう可能性を避けるためにも、余裕を持って150mは用意しておきましょう。
PEラインと組み合わせるリーダーを選ぶ2STEP
続いて、PEラインとセットで使うリーダーの選び方についてです。
リーダーはショックリーダーとも呼ばれ、根ズレ(岩や植物の根などによりラインが傷つく)、歯ズレ(魚の歯で傷つく)などでラインが切れるのを防ぐ役割があります。
PEラインは特に摩耗に弱いため、リーダーをPEラインとルアーの間をつなぐように配置することにより、ラインブレイク(ラインが切れること)を防ぎます。
リーダーの選び方は次の2ステップです。
- STEP1:PEの号数×約4倍のものを選ぶ
- STEP2:リーダーの種類を重視する
順番に見ていきましょう。
STEP1:PEの号数×約4倍のものを選ぶ
リーダー選びの目安として「PEラインの号数×4」の号数がおすすめです。
例えば、PEラインが1.0号の場合は4号のリーダー、PEラインが0.8号の場合は3号のリーダーといった具合です。
ただし、魚が大きい場合、岩場の場合などは、PEライン1.0号でもリーダーは5〜6号など、より大きな号数を選ぶのが無難でしょう。
STEP2:リーダーの種類を重視する
リーダーの種類にも注意して選ぶ必要があります。
リーダーは、ナイロンとフロロカーボンの2種類が一般的です。
ナイロンは伸縮性があり、魚が急にかかったときの引き(衝撃)を吸収でき、魚を逃しにくく、初心者でも扱いやすい素材でもあります。
一方、フロロカーボンは摩擦に強く、根ズレや歯ズレ対策として有効です。
初心者の方は、まずナイロンのリーダーを使用してみるといいでしょう。
シーバス釣りにおすすめのPEライン10選
シーバス釣りにおすすめのPEラインをご紹介していきます。商品選びの際に参考にしてください。
よつあみ(YGK)「G-soul X8 UPGRADE」
シーバス釣りに最適なラインとして、多くのアングラー(釣り人)から支持されているPEラインです。
他のラインに比べて格段にトラブルが少なく、シーバスの絶妙な反応を逃さず読み取ることができます。
ラインにハリがあって、15cmごとにマーカーが付いているなど性能が十分に高く、価格とのバランスも取れておりコスパが高い点も特徴です。
釣り未経験者からベテランまで、幅広い層から人気のあるPEラインとしておすすめです。
- サイズ:0.6〜1号
- 強度:14lb
- カラー:グリーン
- 全長:150m
- タイプ:8本編み
- 主な対応魚種:全魚種対応
- 使用可能な釣法:船
- 価格:2,335(円)
【口コミ】
ナイロンライン並みの糸まきを求めるならこのラインは文句なく最高です。
他のメーカーでは近いレベルに達しているラインすら皆無だと思います。
引用元:Amazon
東レ(TORAY)「シーバスPE POWER GAME」
自由自在に扱える滑らかさを持ち、しっかりした強度、ポイント攻略に必須の飛距離も確保しています。
ホワイトカラーは夜のフィッシング時にも認識しやすく、活躍するでしょう。
- サイズ:0.6〜2号
- 強度:12〜26lb
- カラー:ホワイト
- 全長:150m
- タイプ:8本編み
- 主な対応魚種:シーバス
- 対応釣法:シーバス釣り
- 価格:4,097(円)
【口コミ】
かなり滑らかで、おそらくこのPEより柔らかいPEはないと思います。
何も無い開けた美しい海や川で釣るにはいい品物だと思います。どんなラインよりも気持ち良くキャストできます。
引用元:Amazon
クレハ(KUREHA)「シーガー R18 完全シーバス」
化学メーカーならではの開発技術により、従来品よりも3割前後も強度がアップしており、大型シーバスとのファイト(魚がかかってからの引き)にも十分対応できます。
遠投性も高く、シーバス釣りで活躍すること間違いなしのラインです。
- サイズ:0.6〜1.5号
- 強度:11〜27lb
- カラー:蛍光グリーン
- 全長:150m/200m
- タイプ:8本編み
- 主な対応魚種:シーバス
- 対応釣法:シーバス釣り
- 価格:4,644(円)
【口コミ】
トラブルは無いし、飛距離も問題無し。
少し位ならテトラに擦っても問題無いです。
引用元:Amazon
シマノ(SHIMANO)「パワープロ Z」
【口コミ】
個人的にホワイトが好きで良くつかっていますが、他のメーカーのホワイトより汚れにくい気もします。強度も問題なし。
引用元:Amazon
ダイワ(Daiwa)「UVF シーバスセンサー+Si」
バークレイ「スーパーファイヤーライン」
【口コミ】
今のところライントラブルはなし。コーティングの劣化もそれほど感じません。当然当たりもダイレクトで使用感は上々です。
引用元:Amazon
デュエル「ハードコア X8」
【口コミ】
値段も手頃で梱包も特に不満はありません。
巻き替える際に多少色は移りますが、製品自体に影響はないので気になりませんでした。
根掛かりした際にナイロン50号のリーダーを組んでいたのですが、途中で切れることもなくフックが折れて帰ってきたので耐久性も問題無いと思います。
引用元:Amazon
サンライン(SUNLINE)「ソルティメイト キャリアハイ」
ゴーセン(GOSEN)「PE DONPEPE8 ACS」
【口コミ】
新しくなって色落ちしにくくなった気がします。
しなやかでなかなかバックラッシュもしないので気に入っています。
引用元:Amazon
シマノ(SHIMANO)「ピットブル 8本編み」
【口コミ】
根掛かりしてもフックが曲がってきます。強度最高、色も気にいってます。次も購入します。
引用元:Amazon
PEラインと組み合わせるのに適したリーダー5選
次は、リーダーのおすすめ商品をご紹介します。
最適なPEラインを選んだら、合わせて使うリーダーも適切なものを選びましょう。
東レ「トヨフロン ハイパーガイア XX」
強い結束力と摩擦への耐性、耐劣化性を備えています。
シーバス釣り以外でも十分使えて釣果を狙えるでしょう。
- サイズ:1.2〜5号
- 最大強度:14.5〜42.8lb
- カラー:ナチュラル
- 全長:50m
- 素材:フロロカーボン
- 主な対応魚種:全魚種対応
- 主な釣法:船
- 価格:1,377(円)
【口コミ】
リーダーに使用、遠投投げ釣りに最適。
強度、操作性共に文句なしです。
引用元:Amazon
クレハ(KUREHA)「シーガー」
【口コミ】
PEラインのリーダーに使ってます。
20m巻き30m巻き使うくらいならこれを使った方が安いし楽ですよ。
引用元:Amazon
ヤマトヨテグス(YAMATOYO)「フロロショックリーダー」
【口コミ】
どのリーダーを選べば良いか分からない方は、この製品を選べば間違いはありません。
引用元:Amazon
モーリス(MORRIS)「バリバス(VARIVAS)ショックリーダー フロロカーボン」
【口コミ】
ルアーのロストがなくなって安心です!
ナイロンラインも長持ちします。
引用元:Amazon
メジャークラフト「弾丸フロロショックリーダー」
【口コミ】
道糸用の500m巻きフロロとは違い、ショックリーダー専用商品なのでメジャーなメーカでは安価な方だと思います。
引用元:Amazon
PEラインとリーダーの結び方
おすすめの商品を押さえたところで、PEラインとリーダーの結び方もマスターしておきましょう。
PEラインとリーダーの一般的な結び方としては、次の3つがあります。
それぞれのやり方についてご紹介します。
FGノット
FGノットは、ラインとラインを結ぶことで、PEラインのデメリットをリーダーでカバーするための方法です。
高い強度と安定感をキープできる方法で、慣れないうちは結ぶのが難しく感じるかもしれませんが、慣れるとすぐにできるでしょう。
手順は以下の通りです。
- 1.PEラインにリーダーを上下に15〜20回ほど絡めていく
- 2.ハーフヒッチで1回仮止めし、余分なリーダーを口でくわえて支え、PEの本線とPE先端を引っ張る
- 3.結束したあと、PEライン本線とリーダー、2本をまとめて上下交互に5、6回ハーフヒッチで編み込む
- 4.余分なリーダーをカットする
- 5.PEライン本線に対して3同様、ハーフヒッチ5、6回を行う
- 6.最後にハーフヒッチ2回でエンディングノットとする
ポイントは、ラインを絡める際に1回ごとにリーダーを引っ張りながら編み込んでいくことです。
シーバス釣りの代表的な結び方でもあるので、しっかりできるようにしておきましょう。
SCノット
SCノットは、編み込みをせずにラインをリーダーに巻きつける結び方です。
短時間で結ぶことができる方法ながら、しっかりと強度が出るので、船上など現場でも重宝されています。
手順は以下の通りです。
- 1.PEラインを二つ折りにする
- 2.リーダーに1のPEラインを巻きつける(目安回数は3号以下30回前後、4号以上は20回前後)
- 3.リーダーの端をPEラインの輪に通し、軽く締める
- 4.リーダーをまっすぐに直し、結び目を湿らせてから締め込む
- 5.余分なラインをカットする
ポイントは、リーダーとリーダーの端線、PEライン3方向からしっかりと締め付けることです。
電車結び
電車結びは、先の2つの結び方よりも簡単に早くできる方法で、エギング(イカ釣り)など他の釣り法にも使われます。
上記の結び方が難しく、どうしても覚えられないという場合には電車結びをマスターしておけばOKです。
手順は次のようになります。
- 1.メインのPEラインで輪をつくる
- 2.輪の先をもう一方のラインにくぐらせて、2本のラインまとめて5回前後まきつける
- 3.もう一方のラインも2同様に巻きつけて軽く締める
- 4.結び目を濡らし、各ラインを左右にゆっくり締める
- 5.余分なラインをカットする
ポイントは、とても簡単な結び方だけに丁寧に締め付けて完成させる点です。
PEライン+リーダーの組み合わせで釣果アップ!シーバス釣りを極めよう
シーバス釣りは、適したPEラインとリーダーを組み合わせて使うことが大切です。
先に紹介した選び方の手順やおすすめの商品を参考に、最適なPEラインとリーダーを選びましょう。
しっかりと結べれば強度がアップし、シーバスを釣り上げる確率も高まります。
PEラインとリーダーのセットを活用して、シーバス釣りを存分に楽しみましょう。
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