【2019年総決算】シマノの最新リール全13シリーズを紹介 | 基本性能は?コストパフォーマンスは?軽くて扱いやすいのは?2019年発売のリールを完全網羅!
投稿者:ANGLERりゅーちょい
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「せっかくリールを買うなら、少し高くても信頼感のあるシマノの新しいモデルがいい!でも、どれを選べばいいかわからない」
「なるべくコスパのいいリールを購入したい・・・でも古いモデルよりは今年新発売されたものがいいな・・・」
リールはもちろん、ロッドや小物にいたるまで、釣りメーカーのなかでもっとも有名かつ信頼のおけるメーカーはシマノでしょう。
何でも有名ブランドものがよいわけではありませんが、やはりシマノのリールは信頼性が高く、何より耐久性が高くてスムーズな巻き心地が特徴です。
あなたも、シマノのリールに信頼を置いているからこそ、「今年のシマノのリールでよいものはないかな?」と思ってこの記事に辿り着いたのではないでしょうか?
本記事では、2019年にリリースされたシマノの最新リールを全シリーズ紹介するとともに、各シリーズの特徴について、特に注目すべきポイントを説明します。
実際に目を通すことで、今年どのようなリールが発売されたかがわかります。
特に、今回初めてシマノのリールを購入しようと考えている方は、商品説明に加えて、具体的にどんな魚が狙えるのかを明記していますから、ぜひ参考にしてください。
リール選びは釣果に確実につながるポイントなので、この機会に今流行しているリールがどういう特徴をもっているのかを知っておきましょう。
2019年新発売のシマノリール
2019年発売のシマノのリールは、ハイエンドモデルの「ステラSW」や「アンタレス」をはじめとして、上位機種のバージャンアップやモデルチェンジが多い印象があります。
ただ、「スコーピオン」などのミドルクラスや低価格モデルもさまざまなバージョンアップがされているので、全体として盛りだくさんの内容だったと思います。
中級~上級の釣り人(アングラー)は言うまでもありませんが、初心者でも1万円~3万円代の高性能リールが発売されているので、チェックしておきましょう。
下手な安物を購入するよりも、少し奮発して長く使えるしっかりしたリールを選んだ方が、長い目で見れば得になります。
2019年新発売のベイトリール8選
早速、2019年に発売されたシマノのリールをベイトリール、スピニングリールの順に紹介していきます。
アンタレス HG
- 「キャストキング」の異名にそぐわぬ飛距離を継承
- 鏡面仕上げのHAGANEボディで剛性とスタイリッシュさを両立
- 径34mmのマグナムライトスプールⅢを搭載。さらにコンパクトで扱いやすい
新設計のスプール径34mmで幅19mmのマグナムライトスプールⅢ搭載モデルで、今年シマノから発売されたリールのなかでも目玉となっています。
よりコンパクト化されたことにより、軽量ルアーのキャストがしやすくなった点が特徴です。
さらに12lbのラインが100m巻ける仕様で、鏡面仕上げのHAGANEボディで剛性とスタイリッシュさを両立させています。
性能はもちろんですが、単純に「カッコいい」という理由で購入するアングラーも多そうです。
ギア比:7.4
最大ドラグ力(kg):5.0
自重(g):220
ナイロン糸巻量(lb-m):12-100、14-90、16-80、20-65
参考対象釣種:バス、トラウト(淡水専用)
価格:\44,550~
カルカッタ・コンクエストDC
- ウィンドモード付きI-DC5ブレーキ搭載
- 高い遠投性能とトラブル回避性能を実現
- プロフェッショナル仕様のモデルチェンジ
シマノの丸型ベイトリールとして定番のシリーズのモデルチェンジです。
ウィンドモード付きのI-DC5ブレーキの搭載により、強風への対応力をつけ、空気抵抗の大きいルアーもバックラッシュを抑えつつ遠投しやすくなりました。
マイクロモジュールギアにより滑らかさとともに、ギアの強度も確保されています。他のリールに比べてローギア仕様であり、重めのルアーをトラブルなくキャストするのに向いています。
ギア比:4.8
最大ドラグ力(kg):6.0
自重(g):260
ナイロン糸巻量(lb-m):14-145、16-120、20-100
参考対象釣種:バス、マダイ、タチウオ、シーバス、イサキ
価格:\52,308~
スコーピオンMGL
- マイクロモジュールギア採用で滑らかな巻き心地を実現
- 基本性能が充実した中級モデル
- 万能モデルで多彩なルアーに対応
シマノのミドルクラスのベイトリールとして根強い人気のあるシリーズです。
比較的低価格にもかかわらずマイクロモジュールギアが搭載されているモデルで、ハイエンドモデルと遜色ない巻き心地を実現しています。
万能モデルでさまざまなルアーに対応できるため、バス釣りをはじめ、ソルトでの釣りも幅広く使えます。「もう一歩踏み出したい」初心者にもおすすめできます。
ギア比:7.4
最大ドラグ力(kg):5.5
自重(g):210
ナイロン糸巻量(lb-m):12-130、14-110、16-100
参考対象釣種:ブラックバス、マダイ、タチウオ、シーバス、イサキ
価格:\18,713~
グラップラーCT
- 近海でのライトジギングに最適
- カウンターでフォールスピードを確認
- ワンタッチでフォール速度を設定
ライトショアジギング向けに開発されたカウンター付きベイトリールのバージョンアップです。
フォールを確認できるカウンターに、さらにフォールレバーを搭載することでフォールスピードを正確に計測することができます。
サミングの代わりに精密なブレーキ調整が可能なため、さらに戦略的なジギングができます。
ギア比:8.1
最大ドラグ力(kg):5.0
自重(g):255
糸巻量 PE(号-m):0.8-400、1-330、1.5-200
参考対象釣種:イナダ、ワラサ、タチウオ、シーバス、イサキ
価格:\22,024~
オシアコンクエスト リミテッド
- オフショア用の両軸リールにフォールレバーを搭載
- 強靭さと滑らかさ、高い操作性を実現
- 魚の引きをドラグ音で把握できる
オフショア用の両軸リールとして定番のシリーズに、さらにフォールレバーを搭載したリミテッドバージョンがリリースされました。
フォールスピードを手軽に調整でき、タナ(魚のいる層)によってスピードを制御することで、より戦略的な釣りが可能になっています。
魚の引きの強さを音で把握できるエキサイティングドラグサウンドも搭載されています。ブリなどの大型の青物や根魚とのファイトに向いています。
ギア比:6.2
最大ドラグ力(kg):7.0
自重(g):365
PE糸巻量(号-m):2-380、3-240、4-170
参考対象釣種:ブリ、ワラサ、タチウオ、マダイ、ヒラマサ、根魚全般
価格:\45,859~
オシアジガー Fカスタム
- オフショアジギング用ベイトリールの最上位モデル
- フォールレバー搭載で水中でのジグの姿勢もコントロール
- 大型魚狙いに最適
オフショアジギング用ベイトリールの最高峰オシアジガーにフォールレバーを搭載したFカスタムモデルが登場しました。
フォールスピードの制御はもちろん、水中でのジグの姿勢をコントロールすることで、確実に釣果につなげます。
これまでの高い剛性・耐久性とスムーズなドラグ性能を引き継ぎつつ、さらに進化した高精度が釣りが楽しめます。特に大型魚狙いのジガーにおすすめです。
ギア比:6.2
最大ドラグ力(kg): 10.0
自重(g): 630
糸巻量 PE(号-m): 3-670/4-480/5-400/6-330
参考対象釣種:ワラサ、ブリ、ヒラマサ、カンパチ
価格:\49,646~
炎月 CT
- カウンター付きのタイラバリールにフォールレバーが搭載
- フォールスピードの自在な調整で真鯛を誘う
- 数値でロジカルに「釣れる」スピードを把握できる
カウンター付きのタイラバ用リールとして定着している炎月シリーズに、さらにフォールレバーが搭載されたモデルが新登場しました。
フォールスピードを自在に調整し、真鯛が釣れるスピードを数値的に把握することで、ヒットするパターンを正確に再現して釣果につなげます。
価格も2万円代と、性能に比べてかなりコストパフォーマンスがよいです。
ギア比:5.8
最大ドラグ力(kg):6.0
自重(g):250
糸巻量 PE(号-m):0.8-400、1-330、1.5-200
参考対象釣種:マダイ、タチウオ、シーバス、イサキ
価格:\19,999~
SLX MGL
- 2019年新発売モデル
- 優れたコストパフォーマンス
- 抜群の飛距離と高精度のブレーキ調整
2019年に新発売されたモデルです。
1万円台の低価格とは思えないほどの飛距離とブレーキ調整幅があり、おなじみのHAGANEボディなど、高機種なみのテクノロジーが投入されています。
さまざまなルアーに対応できるので、1台でさまざまな釣りを楽しみたい人におすすめです。性能面・価格面から初心者がはじめて使うベイトリールにも適しています。
ギア比:7.2
最大ドラグ力(kg):5.5
自重(g):195
ナイロン糸巻量(lb-m):12-100、14-90、16-80
参考対象釣種:ブラックバス 、マダイ、タチウオ、シーバス、イサキ
価格:\14,980~
2019年新発売のスピニングリール5選
続いて、2019年発売のスピニングリールを紹介します。
ヴァンキッシュ
- とにかく自重が軽く、巻き心地も非常に滑らか
- エクストラハイギア仕様で繊細なアクションができる
- トラウトゲームやアジング・メバリングにおすすめ
とにかく軽く、巻き心地のスムーズさで評判のヴァンキッシュの2019年追加モデルです。実際に持ってみるとわかりますが、他のリールに比べて軽さが段違いです。
当然、シマノリールに定評のある巻き心地も軽く滑らかで、手返しよく釣りができるほか、アクションにもメリハリをつけやすいです。
特に2000番クラスは、アジングやメバリングなどのライトソルトから渓流ルアー釣りまで幅広く対応できます。
ギア比:6.1
実用ドラグ力(kg):2.0 / 最大ドラグ力(kg):3.0
自重(g):145
ナイロン糸巻量(lb-m):3-125、4-100、5-75 / フロロ糸巻量(lb-m):3-110、4-85、5-65 / PE糸巻量(号-m):0.6-150、0.8-110、1-80
参考対象釣種:アジ・メバルなどライトソルト全般、渓流トラウト
価格:\43,602~
ステラSW
- パワーと耐久性を兼ね備えたシマノのフラッグシップモデル
- メインシャフトの非接触化により高負荷でも問題なく巻き上げられる
- ドラグ力の低下軽減とベアリング耐久向上による圧倒的な耐久性
言わずと知れたシマノのハイエンドリール「ステラ」シリーズのSWモデルです。
強大な負荷を受け止めるX-RIGID GEARや防水の要であるX-PROTECTなど、シマノのテクノロジーが如何なく発揮されています。
さらに今回、回転トルク約30%低減などにより、高負荷時でも問題なく巻き上げられるように進化しています。
巻き上げの軽さやスムーズさは従来通り業界最高峰ですが、さらに耐久性を徹底的に上げてきた印象があります。特に8000番は大型の青物やヒラマサをメインに狙う人におすすめです。
ギア比:5.6
実用ドラグ力(kg):18.0/最大ドラグ力(kg):25.0
自重(g):625
PE糸巻量(号-m):3-410、4-300、5-250
参考対象釣種:ブリ、ヒラマサ、カツオ、マグロ、カンパチ
価格:\91,625~
ストラディック
- 基本性能「巻き」「耐久性」「飛び」をバージョンアップ
- ロングストロークスプールによりキャスト性能を向上
- トラウトゲームから海での大物釣りまで幅広く対応
シマノのミドルクラスの代表的リールのバージョンアップです。基本性能である「巻き」「耐久性」「飛び」をさらに進化させ、上位モデルと遜色ない巻き心地と飛距離を実現しています。
従来のモデルよりさらに耐久性があり、ライトターゲットはもちろん、大物狙いのルアー釣りでも問題なく使用できます。
ギア比:6.0
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):3.5/9.0
自重(g): 225
糸巻量:ナイロン(号-m) 2.5-180、3-150、4-100/ フロロ(号-m) 2.5-160、3-130、4-100/ PE(号-m) 1-400、1.5-270、2-200
参考対象釣種:アオリイカ、シーバス、ブラックバス、ヒラメ、マゴチ、タチウオ、マダイ
価格:\19,151~
セフィア SS
- エギング専用リールのモデルチェンジ
- 前作のスペックに加えて防水性を強化
- 軽快なジャークとフォール時のロッドの安定感をサポート
エギング専用リールとしてお馴染みのセフィアのモデルチェンジバージョンです。
HAGANEギアによる強さと巻き心地のよさ、マグナムライトローターによる回転慣性の低減に加え、今回はコアプロテクトによる防水性が強化されています。
エギングに必須のジャークやフォール時のロッドの安定感が抜群で、イカのアタリを正確に見極められます。
ギア比: 5.0
実用ドラグ力(kg): 3.5/ 最大ドラグ力(kg): 9.0
自重(g): 220
PE糸巻量(号-m): 0.6-200、0.8-150、1-110
参考対象釣種:アオリイカ、コウイカ
価格:\20,144~
スフェロスSW
- ローコスト&ハイパフォーマンス
- 耐久性が重視された設計
- 大物狙いにも十分に対応
シマノのリールの中でも1万円台で購入できるローコストでハイパフォーマンスなシリーズです。
特に耐久性が重視されており、不意に大物が掛かっても問題なく対応できる万能リールになっています。ライトショアジギングやシーバス釣りに適していますが、大物のブリなどにも十分対応できます。
ギア比: 6.2
最大ドラグ力(kg): 11.0
自重(g): 280
糸巻量:ナイロン(lb-m) 3.5-170、4-150、5-125/ フロロ(lb-m) 3-190、4-145、5-115/ PE(号-m) 1-490、1.5-320、2-240
参考対象釣種:ワラサ、ヒラマサ、ブリ、シーバス、カンパチ、ヒラメ、マゴチ
価格:\11,770~
シマノの最新リールで釣りに出かけよう!
シマノの2019年発売のリールを全シリーズ紹介しました。シリーズごとにそれぞれ番手がありますから、購入する際は自分の釣りたいターゲットに合ったものを選択してください。
番手が違っても、全体の特徴や強みなどは上記で説明したとおりです。
リールにほとんどこだわりのないアングラーもいますが、やはりシマノのリールは基本精度や耐久性、ドラグ性能、そして巻き心地が段違いなのは間違いありません。
どんな状況にも万能なリールというのはありませんが、選択に困った際には狙うターゲットに合わせて「シマノの~を選んでおけばよい」という考え方で特に問題ありません。
下手に安物のリールを購入するよりも、長く使えるしっかりしたものを選択しましょう。本記事が購入の参考になれば幸いです。
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