【最新版】ダイワのスピニングリール「月下美人」が人気の理由は?最新モデル3シリーズを一挙公開
投稿者:ANGLERりゅーちょい
この記事をシェアする
「最近よく聞く、月下美人ってどんなスピニングリールなんだろう。」
「月下美人って、軽いって聞くけど、タフネスさはどうなの?」
「購入してみたら、実は凡作でしたなんてことはない?」
「一体月下美人でどのような魚を釣り上げることができるんだろう。」
月下美人は最近、アジングやメバリングを主にする釣り人の間で人気のリールです。
しかし、人気だからといって、自分にとって良いリールであるということは決まったわけではなく、上述のような不安を持つ方も多々いると思います。
本記事では、月下美人がなぜ、人気なのか、そしておすすめする過去モデル、更には最新モデル3シリーズを一挙公開しています。
本記事を読めば、月下美人がどのようなリールであるのか、自分にはどのシリーズやモデルの月下美人が良いのかわかることでしょう。
釣りは突き詰めれば突き詰めるほど、奥の深い趣味です。
今よりももっと、自分の釣りスタイルに合った道具や、非常に使いやすい道具が欲しくなることも多々あることだろうと思います。
特に、リールはロッドと並んで釣果を決める大事な道具であり、リールにお金をかなりかける方も少なくはありません。
どうせお金をかけるのであれば、長く付き合えるための、性能・タフネスさ・扱いやすさが欲しいところです。
月下美人はディープな釣り人達のニーズに応えてくれるリールです。
本記事を読み終えた後、きっと、自分にとって最適・最高な月下美人が見つかることでしょう!
ダイワのスピニングリール「月下美人」が人気の理由
「月下美人」はダイワが誇るブランドです。
実は、スピニングリールだけのブランド名ではなく、ロッドやルアー、ワームでも同ブランド名で販売されています。
リール開発としては、2014年から始まり、現在でも最新技術を組み込みながら、開発が続けられています。
しかし、ただのブランド物であるというだけなら、ここまで多くの人からの人気が出るはずがありません。
ダイワのスピニングリールシリーズ「月下美人」が人気の秘訣を細かく3つ見ていきましょう。
人気の理由1:アジング・メバリングに特化している
月下美人はアジングとメバリングを行う目的で開発されたブランドです。
リール以外のものでも、月下美人のブランド名が付いていれば、アジとメバルを狙うためだけに造られた製品となります。
今回ご紹介するリールの他にもロッド・ルアー・ライン・ワーム・ジグヘッドなど専用のタックルを販売しているくらいです。
メバリングやアジングは「軽量と高感度」、「巻き取り量60センチ前後」、「ドラグ性能」を求められますが、無論、月下美人はそれらを全てクリアしています。
軽量さと高感度を重視すれば、一般的にリールは少しずつ小型し、タフさもなくなってしまいがちですが、月下美人の場合は同重量他社製品に比べると抜群耐久性を誇ります。
また、巻き取り量についても巻くスピードが早すぎることのないよう、60センチ程度をキープしています。
ドラグ性能という点においては、他のメバリング・アジング用のリールに比べ、不意の大型魚類にも対応できる繊細さを兼ね備えています。
海釣りでは急な大型のアタリによって、ロッドやリールが壊れてしまうということもありますが、月下美人の場合はあまりありません。
以上のような、アジングとメバリングに特化した性能を持つため、これからメバル釣りを始める初心者であったり、新しいルアーを欲しいと考える玄人の方にもおすすめできます。
人気の理由2:コンセプトが異なる3種類のモデルを販売している
月下美人にはいくつかの種類があります。
- 月下美人MX⇒高コスパモデル
- 月下美人EX⇒フラッグシップモデル
- 月下美人AIR⇒ハイグレードモデル
それぞれの詳しい解説については後述しますが、3種類のモデルがあることによって、購入する方の選択肢を拡げます。
「今、○○なリールが欲しい!」
釣り人の繊細なニーズに応えることができるのも、月下美人が人気である要因になっています。
人気の理由3:コストパフォーマンスが抜群に良い
「コストパフォーマンスが良い=安い」ということではありません。
コスト以上の働きをしてくれ、購入者のことを満足させられる能力(パフォーマンス)があるのも、月下美人が2014年以来、釣り人に人気の秘密なのです。
価格的にも性能的にも申し分がないという印象で、安定感は抜群です。
月下美人MX
月下美人シリーズの中で最も価格帯が安いのが、「月下美人MXシリーズ」となります。
価格の安さは同ブランドのAIRシリーズに比べて10000円以上、EXに比べると半額以上も違います。
初めて月下美人のリールを購入するという方におすすめのシリーズとなります。
決して安いからといって、同ブランドリールに劣るというわけではありません。
小型スピニングリール新基準である「LT」が導入されているのが特徴的です。
ライトタフの略語です。ボディやスプール、ハンドルといったリールを構成するあらゆる部分に軽量化を施し、尚且つ耐久性にもこだわったダイワの基準です。
軽量化だけでなく、「タフである。」ということも重視されています。
「LT」の導入により、ライトタックル(軽い仕掛けセット)を組むことも容易になるのもメリットの一つです。
ライトタックルはそもそも、子どもや女性が一日遊んでも疲れないように作る仕掛けです。
軽い代わりにパワーと耐久性に劣りますので、一般的に大型の魚を釣り上げることができませんでした。
ところが、月下美人を使用してタックルを組むことで、大型の獲物でも釣り上げることが可能となります。
また、タフデジギアと呼ばれる機能は月下美人3シリーズの中でもMXにのみ搭載されているものです。
潮水がかかったり、砂が飛んできたりするような過酷な環境下にあっても耐え抜くことができる強靭な心臓部ギアはリールを故障から守ります。
最新モデルは2018年10月に発売された「18月下美人 MX」であり、上述した安さ・軽さ・タフネスさをさらに突き詰められた商品となりました。
月下美人AIR
ライトソルトゲーム向けにカスタマイズされたモデルとなります。
大きさ20センチ前後の小型~中型魚類を狙うルアー釣り全般を指します。
大きさ20センチとなると、自ずとルアーで狙う、アジングやメバリングも該当するようになります。
前述したMXモデルに比べると、耐久性には劣りますが、その分更なる軽量化への挑戦が見えます。
最新モデル「17月下美人 AIR」は、前モデル「14月下美人2004」より10gの軽量化に成功しました。
「14月下美人2004」以前も、自重175グラムのモデルがあり、同じようにアジングやメバリングで使用するリールに比べるとかなり軽いです。
使用感としての特徴は、とにかくスプールが非常に薄いことです。ラインストッパーも排除するという徹底した軽量化の挑戦には脱帽します。
タックルを持っても、スプール側に腕が傾いてしまうことなく、安定した姿勢とフォームでライトソルトゲームを楽しむことができるでしょう。
軽い分、取り回しや操作性も抜群ですので、セカンドタックルの装備として使用しても良いでしょう。
やみくもに軽くしているのではなく、月下美人AIRを使った際、釣り人がどういった使い心地になるのかをしっかりと研究しつくされたモデルになります。
また、軽量であるという特徴に陰りがちですが、月下美人AIRはデザイン性も抜群に良いです。
黒と紅を基調としたシックなデザインは釣り場でも一層映えることでしょう。
月下美人EX
月下美人シリーズの中で最も巻き感度がいいハイグレードモデルとなります。
「巻き感度がいい」と言ってしまうと、普段ローギアになれている方からすると、「ただ、巻き取るのが重いだけなんじゃないか?」と思われがちです。
しかし、メバルやアジなど、比較的小型の魚を釣り上げる上では、ハイギアの方が良いのです。
小型の魚はアタリがわかりにくかったり、引いている時のちょっとした魚の状態の変化がわかりにくいです。
ところが、ハイギアの巻き感度の良い月下美人EXを使用することによって、手元からリアルタイムで魚の状態がわかってしまうのです。
また、月下美人EXはハイギアだからといって、決して巻き取るのに力がいるというわけではありません。
「至上最高の巻き感度」と銘打っている通り、重みを感じず、それでいながら感度は高い、非常に面白い仕様になっています。
価格もMXの倍以上と高価ですが、代金分のパフォーマンスをしっかりとしてくれるでしょう。
最新モデルは「17月下美人 EX」で、AIRをさらにブラッシュアップした作りになっています。
今のところ、EXシリーズは「17月下美人 EX」のみの販売となっていますので、更なる進化が楽しみです。
月下美人シリーズの特徴である4つの機能をチェック!
月下美人シリーズがなぜ良性能を誇るのか、その秘密は4つの機能にあります。
月下美人シリーズの内部を見ていきましょう。
機能1:マグシールド
リール内に侵入する塩や水、砂の侵入を阻むだけでなく、防水までしてくれるテクノロジーです。
経過劣化によって、最も傷みやすいのがリールだと言われています。
これは、リールとリールの隙間に海水、砂が入り、それが内部で錆や汚れになるからであると言われています。
マグシールドはそういった劣化を極力防いでくれる効果があります。
特筆すべきは「マグシールドボールベアリング」と呼ばれる、ハンドル軸の両端に搭載された機能です。
上記の機能はマグシールドの中でも、特に回転する部分の劣化や損傷を防ぐ効果があります。
どれだけ月下美人が良い性能を持っていたとしても、回転性能が長続きしなければ意味がありません。
耐久力が高く、尚且つ良い状態を維持し続けることができるというのは、傑作リールの大前提です。
長く使えば使う程、良さを実感することができることでしょう。
機能2:ATD(オートマチックドラグシステム)
ドラグの滑り出しに優れ、大物が来た時にも冷静に対応しやすくなります。糸にかかる負担を最大限まで減少させることによって、糸切れを防ぐのが特徴的です。
もちろん、他社ブランドのリールでも、同じようにドラグの滑り出しについては気を使っている部分ではありますが、なぜ月下美人のATDは優れているのでしょうか。
理由はワッシャー同士の摩擦力と特殊グリスによるグリス膜にあります。
2つの効果によって、ドラグの効き始めが非常になめらかになり、魚に先手を取られることはまずありません。
魚は右往左往とタックルを引っ張っていきますが、力のかかるベクトル方向に向けて、半オートマチックに動作し、柔軟に対応することができます。
アジング・メバリングでは、1.5lb~2lbの短い道糸が主流になりつつありますが、ATDは短い道糸にも極力負担をかけない、素晴らしい機能なのです。
機能3:エアローター
ZAIONボディにある、カーボンの剛性を利用した、極限まで軽量化されたローターです。
「エア」というのは名前負けではなく、回転性能が良いため、から巻きをしている時はまるで空気を釣っているかのようです。
しかし、一度アタリが来れば感度は面白いほど敏感で、強度も併せ持っています。
元が慣性力の低いローターですので、その分水中の中でも微細な変化や動きにも繊細であり、ルアーの動きの判別が容易になるのもポイントです。
機能4:ZAIONボディ
高密度に織り込まれたカーボン繊維からなるボディは同重量の軽量金属、マグネシウム以上の曲げ弾性率を誇ります。
鉄のボディであれば、必ず錆のリスクと隣り合わせになります。
しかし、カーボン樹脂でできたボディは金属の数倍錆に強いというのは周知の事実でしょう。
金属には真似できない、無二の耐久性がZAIONボディにはあります。
また、軽量であることから、仕掛けから道糸、ロッドを伝って手元に感じる、水中な微弱な信号もキャッチすることができます。
徹底した軽量化と耐久性の向上は月下美人の一つのテーマと言えるでしょうが、ZAIONボディこそ、テーマ達成にはなくてはならない機能なのです。
月下美人のリールを選ぶ2ステップ
月下美人のリールを選ぶ際の必要な、2つのステップを紹介します。
月下美人を購入するとなった時、MX・AIR・EXとどれを購入するか迷ってしまうことでしょう。
まず、どれを購入するのか決めるのではなく、自分がどういった目的で、予算はいくらかをしっかりと考えてから購入することがポイントです。
ステップ1:最新モデルを選ぶ
月下美人を購入するなら最新モデルを選ぶのがおすすめです。
発売された機種が新しくなるほど、最新のテクノロジーが採用されていたり、性能面で使いやすくなっているので、下記3シリーズをまずはチェックするようにしましょう。
・月下美人MXなら「18月下美人 MX」
・月下美人AIRなら「17月下美人 AIR」
・月下美人EXなら「17月下美人 EX」
古いモデルを購入するのは、確かに価格的にもお得になるかもしれませんが、あまりおすすめすることはできないです。
なぜなら、古いモデルはすでに絶版になっていたりするからです。
通販サイトなどで売られているものはほとんど中古品であることが多く、中古品は使い古されていたりもするため、月下美人本来の良さが既に失われている余事可能性もあります。
安物買いの銭失いとは言いますが、最新モデルを購入することで、月下美人とも長く付き合うことができ、結局コストも安く抑えられることでしょう。
ステップ2:予算に合ったモデルをチョイスする
後は、自分の財布に合った価格で決めるのも大事です。
「18月下美人 MX」公式価格 約2.07万円
「17月下美人 AIR」公式価格 約3.6万円
「17月下美人 EX」公式価格 約6万円
価格が最も安く抑えられているのはMXで、2018年モデルが出ているため、月下美人シリーズの中では一番新しいリールとなっています。
シリーズによってデザインや性能が異なってくるので、結構好みの問題も出てきますが、特にこのシリーズがほしい!という感じじゃないなら予算に合わせてモデルを選ぶといいでしょう。
アジング・メバリングで大活躍!月下美人シリーズのおすすめリール3選
実際に最新モデルの月下美人3シリーズをそれぞれ見ていきましょう。
18月下美人 MX
月下美人のローコストモデルである「18月下美人 MX」のおすすめポイントは3つあります。
まず、第一に安価であることです。
他のシリーズと比べても圧倒的に安いことは消費者にとっては大きな魅力です。
2つ目に、シリーズの中で、重量が比較的重いことです。
アジングやメバリングにおいて、リールの重さは軽い方が一般的には良いですが、半面、耐久力に劣ってしまったり、軽すぎても違和感がするという方もいます。
軽すぎるリールは嫌だという方におすすめできるポイントです。
3つ目に最大ドラグ力の大きさです。
他のシリーズに比べても、最大ドラグ力は5kgと、圧倒的に大きい数値を誇ります。
これにより、突然の大物であっても、リールに過負荷がかからず、釣り上げることもできるでしょう。
低価格でも、他のシリーズにはできないこともできるのが、「18月下美人 MX」の特徴です。
「LT1000S-P」「LT2000S-P」「LT2000S」の3つ存在しますが、どれも機能的には大差がありません。
巻き取り長さやギア比がそれぞれ若干ずつ違う程度です。
1回転あたり、多少でも長く巻き取りたい場合は「LT2000S」を選び、逆の場合は「LT1000S-P」を選ぶようにしましょう。
- 巻き取り長さ:60~68センチ
- ギア比:4.8~5.2
- 自重:190g
- 最大ドラグ力:5kg
17月下美人 AIR
絶妙なウェイトバランスを持つ「17月下美人 AIR」の特徴はまず、そのフォルムの美しさでしょう。
新規に輝く三日月形のエンジンプレートは「17月下美人 AIR」にしかないもので、夜のメバリングでも一層映えることでしょう。
MXの重量や前シリーズの重量ではなせなかった、繊細なアクションをすることができ、操作性も向上しました。
MXシリーズほどではないにしても、重量に対する耐久性もかなりのもので、50センチを超えるようなシーバスが突如かかったりしてもあげられるくらいのパワーがあります。
「2002H」と「2003」の2種類があり、それぞれ巻き取り長さとギア比がかなり違います。
巻き取り長さがなるべく長い方が良いという場合は「2002H」を選びましょう。それに比例して、ギア比も大きいです。
その他、自重や最大ドラグ量、金額などは変わりません。
- 巻き取り長さ:64~75センチ
- ギア比:4.8~5.6
- 自重:175g
- 最大ドラグ力:2kg
17月下美人 EX
ハイグレードモデルである、「17月下美人 EX」の特徴は大きく2つあります。
1つは、AIRシリーズを超える超軽量です。
その重さはなんと165gと、AIRシリーズに比べても10g軽いです。超軽量化により、更に水中を泳ぐルアーの動きや異変に対し、敏感に察知できるようになりました。
2つ目はABS2と呼ばれる機能です。
ラインがトラブルなく放出され、軽い仕掛けであっても飛距離が伸びる構造ですが、ABS2は「17月下美人 EX」にしか搭載されていません。
一般的に、メバリングやアジングのような、軽い仕掛けやルアーは遠くまで飛ばない傾向にありますが、スプールリングの形状を見直す事により、キャスト時の抵抗を軽減しました。
上記の改善点によって、より遠投性能が高まり、広い海域をポイントとして狙うことができるようになったのです。
「17月下美人 EX」には「1003」「1003RH」「2004C」と、3つの種類があります。巻き取り長さとギア比がそれぞれ少しずつ違います。
また、重量についても「1003」は165gと、他の2種に比べ、頭一つ抜けています。
ドラグ量は変わりませんので、もしなるべく軽いものが欲しい場合は「1003」を、重い方が良い場合は「1003RH」を選ぶようにしましょう。
- 巻き取り長さ:60~71センチ
- ギア比:4.8~5.6
- 自重:165g~175g
- 最大ドラグ力:2kg
月下美人でライトソルトゲームを攻略しよう
月下美人は3シリーズとも、メバリングとアジングを始めとする、ライトソルトゲームに特化したリールとなっています。
決して玄人が使うことによってようやくその味が出るというわけでもなく、特にMXシリーズは素人でも非常に扱いやすい逸品になっています。
ライトソルトゲーム初心者であっても、月下美人シリーズさえあれば、釣果アップを望むことができるでしょう。
ぜひ、皆様も月下美人シリーズを購入し、ライトソルトゲームを攻略してみてください!
この記事をシェアする