石鯛釣りを楽しもう!必要なタックルや仕掛けのパターン、アタリの取り方など必要な事柄を徹底解説
投稿者:ANGLERりゅーちょい
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「石鯛釣りって具体的にどうやるの?聞いたことはあるけど、釣りの中でも特に難しそう」
「必要なタックルは?有効なコマセは?そもそもどこで釣れるの?」
「高級魚みたいだし初心者には敷居が高そう。具体的に何を準備すればいいのかな?」
石鯛といえば高級魚として知られており、他の釣りに比べて複雑で、特に初心者にはとにかく「難しそう」というイメージがあるようです。
事実、サビキ釣りなどの基本的な釣りはもちろん、様々なルアー釣りに慣れている人でも、石鯛釣りは敷居が高く感じてしまう人は少なくありません。
同時に、さまざまな魚種を狙えるジギングなどに比べて、ピンポイントで石鯛を狙いに行くというのは、何となく「釣れないのでは?」と感じる人も多いと思います。
ですが「高級魚を釣ってみたい!」というのは釣り人(アングラー)ならば、誰でも一度は思うことであり、初心者の方でも「どうせ狙うなら鯛を釣りたい!」と考えている人も多いでしょう。
難しそうだと思っていても、チャンスがあればやってみたいと思っていたからこそ、石鯛の釣り方を体系的に説明した記事を探していたのだと思います。
そこで本記事では、初めて石鯛釣りに挑戦しようとする方が知っておくべき基本的な事柄をはじめ、初心者でも釣果に結びつけるための具体的な釣り方のポイントを解説します。
また、石鯛釣りで起こりがちな問題を解決するためのヒントも盛り込んでいるので、初心者の方でも安心してチャレンジできます。
特に釣り自体が初心者の人の場合、どうしても難しい仕掛け(タックル)の組み方が覚えられなかったり、釣り場でミスをして経験者に「初心者は駄目だ」と思われてしまわないか心配するケースは多いです。
面倒な釣り用語や難しいタックルについて簡単に解説し、できるだけお金をかけずに石鯛釣りをするためのコツについても説明します。
加えて、初心者が違和感なく釣り場に馴染むためのポイントについても説明するので、ぜひ参考にしてください。
最後まで読んでもらえれば、次のような石鯛釣りに必要な事柄がわかり、不安要素を持たずに堂々と釣り場に行けるようになります。
- 石鯛釣りが難しいと言われる理由と攻略法
- 必要なタックル
- 仕掛けのパターン
- 石鯛に効果的な餌
- アタリの見極め方
- 確実に釣果につながる釣り方のポイント
- 石鯛が釣れる時期と場所
上記の事柄をしっかりと押えておけば、実際の釣り場で慌てることはありません。この機会に石鯛釣りに挑戦してみましょう。
石鯛釣りは難しいと言われるのはアタリが違うから
まず、他の釣りに比べて石鯛釣りが難しいと言われる理由は何でしょうか?
大きな理由としては、石鯛は他の魚と違って独特のアタリがあり、経験を積まなければなかなか判断が難しいことが挙げられます。
石鯛はすぐ餌に食いつくのではなく、食べるまでにおかしなところがないか確認しながら徐々に餌を食べる習性があります。
釣っている方は初めは突くような小さなアタリからはじまり、徐々に大きくなってはっきりとアタリとわかるようになります。
青物などは大きく引き込むようなアタリがあるので、初心者にもすぐにわかりますが、石鯛は餌を食い込む際の感触が違うため、慣れないうちはなかなか判断しづらい特徴があるわけです。
加えて、石鯛は一度掛かっても針が抜けやすいため、中途半端な合わせ方をしてしまうとすぐバラしてしまいますし、そもそも針に掛かりません。
しっかりとアタリを見極めて適切なタイミングで合わせる必要があります。
ですが、逆にいえば、しっかりとアタリをとって合わせることができれば、釣ること自体はそれほど難しい魚ではありません。
石鯛の習性をよく理解したうえで釣ることで、確実に釣果につなげることができます。
石鯛釣りに必要なタックル
石鯛釣りに必要なタックルは意外とシンプルです。
- 石鯛竿
- リール
- ライン
- ハリス(瀬ズレワイヤー)
- 石鯛針
それぞれみていきましょう。
石鯛竿
石鯛を釣るための竿は専用のものが出ています。磯釣りで使用する他の竿よりも太くて頑丈なのが特徴で、普段使っているものに比べて「ごつい」と感じてしまう人も多いようです。
さまざまなメーカーからたくさんの種類が販売されているので、いざ購入するとなると迷ってしまいがちですが、長さと硬さ、重さを基準に自分にしっくりくるものを選ぶとよいです。
石鯛は非常に引きが強いうえ、バレやすいですから、一瞬で釣り上げるパワーのある竿を選びましょう。
長さ
釣り方によって釣りやすい竿の長さは変わってきますが、仕掛けをうまく飛ばす必要があるため、投げやすい5~5.5mほどのものがよいです。
置き竿をする場合はもっと長くてもよいですが、手持ちで釣る場合は5m前後のものが扱いやすくおすすめです。
重さ
石鯛用の竿は他のものに比べて重めですが、メーカーによって違いがあります。軽めのものなら500~600g程度ですが、重いものは1kgを超えるものも珍しくありません。
置き竿をする場合は重くても大丈夫ですが、手持ちで釣るのであれば、500g程度のできるだけ軽いものがよいです。
ただし、最終的には自分に合った重さのものを選択するのがベストです。
最近では釣具もまとめてネット通販で購入する人が多いですが、できれば釣具屋さんに行って実際に持って確かめてみることをおすすめします。
硬さ
石鯛釣りの竿を選ぶ際に、特に重視すべきなのが硬さです。硬い順にH(ハード)MH(ミディアム・ハード)M(ミディアム)などがありますが、硬いほど釣るのに体力を使う傾向にあります。
石鯛釣りが初めてという人は、もっとも使いやすいMH(ミディアム・ハード)を選択するとよいです。MHは万能型で仕掛けのキャストと合わせがやりやすく、置き竿でも使えるのでおすすめです。
ちなみに、竿の重さはH・MH・Mなどの表記のほか、日本語で表現されているものもあります。購入する際に迷わないように、それぞれの表記を記載しておきます。参考にしてください。
- H(ハード):先調子あるいは硬調子
- MH(ミディアムハード):中硬調子あるいは「7:3調子」
- M(ミディアム):軟調子あるいは「6:4調子」
- L(ライト):本調子あるいは胴調子(極軟調子)
リール
石鯛や石垣鯛(イシガキダイ)などは海底付近にいるため「底物」と言われ、リールも底物専用のものがあります。もっともスタンダードなのは「両軸リール」です。
ラインを巻いておくスプール部分がリール全体に内蔵されるような構造になっている。船釣りでは必須だが、磯釣りでもよく使われる。ベイトリールに形状が似ているが、タナ(魚のいる海層)を探ってフォールして止める、巻いて止めるという釣り方がしやすくなっている。石鯛釣りに最適。
両軸リールは石鯛の強いパワーに負けない力と、スプールの回転を制御できるクラッチがついています。
また、種類によってはタナがわかるカウンターも付属していることが多く、石鯛釣りで重要なポイントとなるタナを探りやすくなっているのでおすすめです。
加えて、リールを選択する際には「ドラグ性能」に注目しましょう。石鯛は針に掛かっても底に深く潜ることもあり、ラインが切れてしまうこともあるので、一瞬の強力な力に対応できるドラグ力が必要になります。
具体的には10kg程度のドラグ力のあるものを選びましょう。リールにはドラグ性能が記載されているので、購入する前に必ず確認してください。
また、後述しますが、石鯛釣りに使用するラインはナイロンラインが一般的で、太さは18~30号程度のものを使用します。
ラインキャパシティの目安としては、ナイロンラインの20~25号が150mぐらい巻けるものを選択してください。他のリールに比べて高額なので、慎重に選びたいところです。
ライン
石鯛用のラインはナイロンラインをおすすめします。
PEラインでも十分釣れますが、引っ張りに強い反面、根ズレに弱いので、スレに強いナイロンラインの方がよいです。上述のように、18号~30号のナイロンラインを選択しましょう。
もっとも汎用性の高いラインで、初心者にもおすすめ。ライントラブルが少なく、低価格で伸張性が高く、伸びや擦れに強いため海底を探る石鯛釣りでは重宝される。
ポリエチレン製のライン。引っ張り強度が強く、アタリが明確に出るためショアジギングでよく使われる。感度・強度ともに他のラインを上回るが、耐摩耗性が低いため石鯛釣りではナイロンラインの方がよく使われる。
ハリス(瀬ズレワイヤー)
石鯛釣りではワイヤーのハリスを使用します。長さは釣り方によって変わってきますが、1m~1m50cmぐらいを目安にしてください。36番~38番ぐらいのものを選択します。
石鯛釣りに慣れている人は仕掛けを自作する人も多いですが、石鯛用のワイヤーハリスとして丁度よい長さのものが売られているので、初心者の方はこちらを購入するとよいです。
仕掛け作りに手間をかけるよりは、まずは釣り方を覚えましょう。
石鯛針
針に関しては専用のものがいろいろ販売されていますが、形状として「伊勢尼型」「宙釣型」「ネムリ型針」があります。
基本的にどれを選択しても構いませんが、大きさは15号ぐらいのものを選択してください。
- 伊勢尼型:販売されている石鯛針の多くが耐久性のある伊勢尼タイプ。針の選択に迷ったら伊勢尼型を選んでおくとよい。大型の石鯛が掛かっても安心して釣り上げることができる。
- 宙釣型:手持ちで釣るスタイルにこだわる人におすすめの針。魚の掛かりがよくて合わせやすい。針の軸が長いのが特徴。
- ネムリ型針:針先が内に曲がっているタイプで、最近は使う人が少ない。特別な理由がない限りは特に採用する必要はない。
おすすめのタックルを紹介!
石鯛釣りに必要なタックルを説明してきましたが、細かい道具の性能よりも「とにかくおすすめのタックルを知りたい!」という人のために、特に初心者におすすめのタックルを紹介します。
迷ったら下記のものを購入するとよいでしょう。
プロマリン:豪腕石鯛540MH
ダイワ:シーライン石鯛 50
fathom:石鯛ナイロンライン DreamLine倭
ガルツ:石鯛瀬ズレ仕掛 遠投天秤
OWNER:手研石鯛 16号
仕掛けは自作しても構いませんが、初心者のうちは既存製品の中から選ぶほうがよいです。
石鯛の釣り方は様々ですが、それぞれの釣り方に合った既製品は多いですから、なるべく手間を減らすことをおすすめします。
石鯛釣りの仕掛けは様々!メインはブッコミ
石鯛釣りに必要なタックルを紹介したところで、より具体的に仕掛けについて解説します。
地域や狙うの深さによって様々な仕掛けの作り方がありますが、磯場などの陸から狙う場合、代表的な仕掛けは以下の3つです。
ブッコミ(捨てオモリ)仕掛け
もっとも一般的なのはブッコミ(捨てオモリ)仕掛けです。
石鯛の好む磯場のような、根がかりの多い場所でおすすめで、錘と三又のサルカンの一箇所を捨て糸で結び、もう一箇所を針のついたワイヤーと結びます。
一番下の錘部分が底に引っかかって切れた場合でも、ワイヤーと針の方は無事に回収することができるため、根がかりしやすい水深の浅い磯場の釣りでよく使われます。
石鯛釣りではもっともスタンダードな仕掛けですから、初めて石鯛釣りをする人も、まずは捨てオモリ仕掛けでチャレンジするとよいです。
誘導仕掛け
本来、誘導仕掛けはウキがライン上を動けるようにした仕掛けのことですが、石鯛釣りの場合は遊動オモリ仕掛けといって、ライン上を錘が移動できるようにしたものです。
錘のテンションがライン全体に掛かりやすい捨てオモリ式よりも、石鯛の食い込みがよくなります。
石鯛が餌に食いついて仕掛けを引っ張った際、錘のテンションが掛からずスムーズにラインだけが出る仕組みになっているので、慎重な石鯛が違和感を感じることなく餌を食べ続けやすくなります。
また、石鯛の食いつきが直接的に竿に伝わるため、他の仕掛けよりもアタリがとりやすいメリットもあります。
水深が浅めのポイントで有効な仕掛けですが、根がかりがしやすいので、使うポイントはしっかりと見極めましょう。
中層釣り
特に磯場の足元を狙うための仕掛けで、足元から深くなるポイントが多い九州地方でよく見られます。
磯から石鯛がいるポイントまでのタナを探りやすいのが特徴で、置き竿ではなく手に持ったまま釣ることも多いため、できるだけ軽めのタックルを選択しましょう。同じ仕掛けで堤防からでも狙うことができます。
石鯛釣りの餌はウニ・ヤドカリ・サザエなど
石鯛釣りでは餌の選択も重要となります。ウニをはじめサザエやアサリ、赤貝などの貝類やカニ、ヤドカリなどが使われます。それぞれの特徴を知っておきましょう。
ウニ
現在、石鯛釣りでは主流となっている餌です。
ガンガゼ、シラガウニ、バフンウニなどが使われており、地域によって使われるものが違いますが、もっとも代表的なのはガンガゼと呼ばれる長い棘のあるウニです。
石鯛の食い込みが早いことで知られており、万能の餌ですが、棘には毒があるので扱いには注意が必要です。釣具屋などで餌用にまとめて販売されています。
サザエ
サザエも石鯛用の餌として優秀で、古くから使われています。
殻をハンマーなどで割って中身を取り出して針を通します。身が柔らかいので石鯛が食いつきやすいのが特徴で、他の餌と組み合わせて使うこともあります。
1日釣りをするならば2~3kgぐらいを用意しておきましょう。春先などには、サザエの代わりに赤貝を使うこともあります。
ヤドカリ
高価で個体数も少ないため、なかなか使う機会はありませんが、とてもおすすめの餌です。
ガンガゼが主流になる前は、ヤドカリこそがもっとも優秀な餌だと考えられていました。
殻を割ってヤドカリを出し、口や尻尾から針を通して使います。手に入りにくい餌ですが、確保できるならば、ぜひとも手に入れておきたい餌です。
その他の餌
上記以外の餌として、磯ガニやマツバガイ、フジツボなど現地で調達できる餌もあります。餌のストックがなくなった場合は、現地で使える餌がないか探してみましょう。
石鯛釣りの方法やコツ
石鯛釣りのタックルや餌を紹介したところで、実際の釣り方についてです。仕掛けを投げ入れてから、アタリをとるまでの具体的な手順とコツを覚えましょう。
1.仕掛けを投入する
石鯛釣りでは、まず餌を置くポイントを把握することが重要となるので、はじめての釣り場ではハリスワイヤーを付けずに仕掛けを投げ入れ、適切なタナを探るのが一般的です。
足元のポイントを狙う場合は仕掛けを横から投げ入れてもよいですが、遠投釣りの場合はオーバースローでキャスティングします。
キャスティングの方法
キャスティングの手順としては、まず仕掛けを一番上まで巻いた状態でリールのカウンターをゼロにします(※カウンターがついた両軸リールの場合)。
リールのクラッチを切ってラインが出る状態にして、狙うポイントに目を向けて竿を振ります。振りかぶる前に背後の安全を必ず確認してください。
スプールにかけている指を離すタイミングですが、早すぎると仕掛けがフライ気味に飛んでしまいますし、遅すぎると仕掛けが手前に落ちてしまいます。
特に初心者の場合、どうしても話すタイミングが遅くなってしまいがちですから、何度も練習して適切なタイミングを身体に覚えさせましょう。
サミングでラインが出過ぎないようにコントロールする
親指でスプールを押さえてラインの出るスピードや放出量をコントロールすることを「サミング」といいます。
ある程度キャスティングに慣れてきたら、サミングを使ってラインの放出量とスピードをコントロールしてみましょう。
具体的には、まず仕掛けが空中にある段階で2~3回ほど軽くサミングしてラインスピードを制御します。
さらに着水した時点でスプールの回転を止め、仕掛けが沈みはじめたら再び親指を離してラインを送り込みます。
ラインのスピードと放出量を制御することによって、ライントラブルを防ぎつつ、狙ったポイントに確実に仕掛けを送り込めるようになります。
2.適切なタナを取る
仕掛けが着水すると、錘の重さで沈んでいきます。ラインの出が止まったら着底の合図ですから、リールのクラッチを入れてラインの放出を止めます。
着底した仕掛けを放置しておくと、餌が岩の陰や海草の中に埋もれてしまうなどして、石鯛が気づかない可能性があります。
そこで着底後に軽く竿を立て、岩の上など目につきやすいところに餌を置いてあげる必要があります。
いわゆる「タナ取り」と呼ばれるもので、上述のように、まずハリスワイヤーをつけない状態の仕掛け(要は錘のみ)を投げ入れ、餌を配置するポイントを見つけます。
「タナ取り」は竿を軽く立てて錘を底で引きながら、変化があるところを探します。
竿を引いたときに重たくなるところが変化のある場所で、特に重い状態からストンと錘が落ちるような場所がシモリになっています。何度か底を探ってみて形状をイメージしましょう。
水面下に沈んでいる岩礁のこと。魚が多く生息しているポイントであり、石鯛も餌を食べやすい場所であるため、石鯛釣りでは底の形状を探りながら餌を置くシモリのポイントを見つけることが重要となる。
ポイントを見つけたら、リールのカウンターの数値を確認します。タナの数値が分かれば、次回のキャストの目安にできます。
ちなみに、海底の形状が複雑な場合は、何度かタナ取りをしてみて数値の平均値をとるようにします。
タナ取りは初心者には難しいですが、慣れてくると竿の感覚などから大体のところがわかるようになってきます。何度もチャレンジして身体に覚えさせることが重要です。
なお、釣果を上げるために撒き餌(コマセ)を活用するのも一般的です。コマセを使った場合には、コマセの効果が十分に出るポイントに餌が配置されるようにしてください。
3.餌を入れてアタリを待つ
餌をつけたハリスワイヤーを仕掛けに接続し、見つけたポイントに投げ入れてアタリを待ちます。手持ちで待つ場合もありますが、多くの場合、竿受け(ピトン)に固定して待つことになります。
うまく餌を置くことができればアタリが来るので、タイミングを見て合わせます。
石鯛は餌を発見すると、軽く口で突いて攻撃し、食いついて大丈夫だと判断したら餌をくわえて逃げる習性があります。
したがって、はじめに軽いアタリがあっても、すぐ合わせてしまうと針が掛からずに逃げられてしまいます。石鯛にしっかりと餌をくわえさせてから合わせるのがコツです。
具体的には、穂先が軽く揺れている段階が石鯛が餌を突いている状態で、竿の穂先がグッと深く押さえ込まれたり、何度か叩かれた後に沖に向かって竿が伸びた状態が餌をくわえて動き出した状態です。
竿とラインが一直線になったタイミングで合わせましょう。
石鯛釣りが難しいと言われる理由はアタリの取り方にあります。
特に初心者の方は「早合わせは禁物」ということをしっかりと覚えましょう。上記のような段階的なアタリがあるので、しっかり見極められるようになれば確実に釣果につながります。
意外と身近に釣れる?石鯛が釣れる場所とベストシーズン
石鯛は北海道以南であれば日本全国釣れるといわれますが、適水温は18~24℃なので、特に四国や九州など南側の地域が釣れやすいです。
小さいものは近場の堤防で釣れることもありますが、多くは「荒磯の王者」と呼ばれるように沿岸部の岩礁域に棲んでいるため、足場の悪い磯場から釣ることになります。
釣り場に行く際には磯靴やライフジャケットなどの基本的な準備は欠かせません。
また、石鯛は1年中釣れる魚ですが、主なシーズンは、
産卵のために餌をよく取るようになる春(3月下旬から5月下旬ぐらい)と、水温が徐々に低下する秋(9月から11月)の2回といわれています。
特に秋は大物が釣れるチャンスですから、これから石鯛釣りをはじめる方は、春か秋を狙うとよいでしょう。初心者でも大物が釣れる可能性があります。
磯の王者石鯛の強烈な引きを楽しもう!
石鯛釣りに必要なタックルの説明や仕掛けのパターン、そして具体的な釣り方について解説しました。
石鯛釣りは初心者はもちろん、釣りに慣れた人にとっても敷居が高いイメージがありますが、必要なタックルを理解し、しっかりと準備すれば、誰でも十分に楽しむことができる釣りです。
他の釣りに比べて、エサを置くポイントやアタリの見極め方など難しい部分はありますが、実地に学ぶことで、身体で覚えるのが一番の早道です。
初心者の方は「釣り場に行って恥をかかないかな?」と心配になるかもしれませんが、基本的なマナーさえ守っていれば、多少失敗しても誰も気にすることはないので安心してください。
むしろ、経験者の人が積極的に教えてくれることも多いです。
石鯛の引きは数ある魚の中でも特に強く、楽しいファイトができますから、ぜひ、この機会にイシダイ釣りに挑戦してみましょう。
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