カレイの投げ釣りには初心者でも釣果を上げる秘訣がある?!複雑なタックルの基礎知識と上手なカレイ釣りの極め方

投稿者:ANGLERりゅーちょい

釣り好きなら誰もが憧れる、岸や堤防からの迫力ある大遠投が魅力の「カレイの投げ釣り」。 美味な定番ターゲットであることはもちろん、実は「投げ釣り」の入門編として初心者にもおすすめできる「狙いやすいターゲット」の一種です。当記事では、カレイ釣りに必須である専用タックルの特徴や選び方から、誰もが簡単にカレイを釣りあげるためのポイントを丁寧に解説し、「カレイ釣り」デビューへの疑問や不安に全てお答えします。

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「カレイの投げ釣りに挑戦してみたいけど、長竿で大投げしていたら目立ちそう。
もし釣れなかったときの周りの目が恥ずかしいな」

「カレイの投げ釣りを極めてみたいけど、初心者には難しそうだな」

堤防や陸っぱりからのカレイの投げ釣り、遠目から見てもかっこいいですよね。

本格的に陸っぱりからの海釣りをしたいアングラーにとって、攻略したい人気ターゲットの一種であることは間違いありません。

4M近い長竿の遠投げテクニックと、重量感のあるパワフルな引きから、ハードルの高いイメージの強い「カレイ釣り」ですが、時期を狙ってしっかり道具を揃えれば、実は初心者でも手軽に狙うことができ、投げ釣りの入門編としてもおすすめできるターゲットです。

当記事では、カレイ釣りをはじめるために必要なタックルから、初心者におすすめする理由まで、入門編として押さえておきたいポイントをしっかりと解説し、初心者のあなたでも必ずかっこよくカレイを釣り上げることができるようになるための後押し をします。

カレイ釣りのタックル

カレイ釣りでは主に5つのタックルを使用します。

  • ロッド(竿):長さ4~4.5Mの投げ専用で、パワーを備えた振り出しタイプがおすすめ
  • リール:剛性の高い投げ釣り専用リール
  • オモリ:25~30号
  • 仕掛け:「道糸」「力糸」「ハリス」「ハリ」
  • エサ:虫エサ

カレイ釣りでは、仕掛けを思いっきり遠くへ飛ばしてアタリを待ち、ずっしりと重量感のある駆け引きを楽しむため「遠投げ用の竿」と「大きなオモリ」を使用するのが鉄板です。

それでは具体的に購入する場合に押さえておきたいポイントとおすすめ商品について紹介します。

カレイ釣りにおすすめのロッドはダイワ『ダイワ(DAIWA) スピニング ロッド プライムサーフ T25-405』

軽くてよく飛ぶ遠投性に加えて、強さや粘りも追求しているため「カレイ釣り」で欠かせない急流の大物も狙えるパワーをもつ、初心者にもおすすめの1本です。

1万円以下で購入できるコスパの良さも魅力のひとつです。

  • ロッド(釣り竿)タイプ:スピニング
  • 全長(m):4.05 / 仕舞(cm):112
  • 継数(本):4 / 自重(g):370
  • 先径/元径(mm):2.1/23.7
  • 錘負荷(号):20-30

カレイ釣りにおすすめのリールはダイワ『スピニングリール 17ウインドキャスト 4000QD』

魚のサイズは中型に属するものの、100m近い大遠投と巻き上げを繰り返す「カレイ釣り」にはリール自身のタフさやパワーも必須条件なため、投げ釣り専用の大型リールが最適です。

遠投専用リールである『ウィンドキャスト4000QD』は、軽量で秀逸な巻き取り効率を実現化する機能が満載のため飛距離も抜群で、長時間での釣りの場合でもアングラーの負担を軽減することができます。

また、4000QDは不意に大物がかかったときなどにも安心なドラグノブを約1回転するだけで緩める・締めるが可能なクイックドラグや、「カレイ釣り」には特につきものの根掛りなどのライントラブルを防止する機能も搭載しており、まさに万能といえる「カレイ釣り向き」の1台です。

  • スピニングリールサイズ:4000
  • 主なターゲット:キス カレイ アイナメ ベラ ハゼ
  • 付属品:リールバッグ/ゴムシート/調整ワッシャー
  • 標準巻糸量 ナイロン(号-m):4-250、5-200、6-150
  • 自重:630g
  • 巻取り長さ(ハンドル1回転あたり):82cm
  • ギア比:4.1
  • 最大ドラグ力:15kg
  • ハンドル長さ(mm):85
  • ノブ仕様:パワー、ハンドルノブS交換可

カレイ釣りにおすすめのオモリはTAKAMIYA(タカミヤ) 『ヒット天秤II 遊動式 5本入』

安価で、根掛かりなどのトラブルも少なく、初心者でも使い勝手のよいおすすめ商品 です。

カレイ釣りのオモリは重さとしては、25~30号の重みのあるものを使用します。

カレイは潮の流れが速いところを好み、流れが速いほどに大物が潜んでいます。
そのため流れに負けずに海底までエサを届ける、大きめのオモリを準備する必要があるのです。

カレイ釣りでのオモリの種類としては「天秤」型がポピュラーです。

「天秤」はオモリと金具のアームから出来ており、天秤をつけることで仕掛けをより遠くまで飛ばすことが出来ます。

また投げ釣りの場合、仕掛けを飛ばす間にラインが絡まりやすく、どうしても根掛かりが発生しやすくなります。

天秤型オモリを先に飛ばすことで、後に続くラインの水平さや距離間を保つことができ、根掛かりを防止となりますので「投げ釣り」には欠かせないアイテムとされています。

  • サイズ:30号
  • アーム長:約135mm
  • タイプ:遊動
  • 入数:5本
  • 釣り方、フィールド:投げ釣り

カレイ釣りにおすすめの仕掛けはSASAME『特選達人直伝 秘投カレイ』

カレイ釣りに必要な「道糸」「力糸」「ハリス」「ハリ」が一体化して仕掛けセットとなっているため、いるため、初心者でも気軽に取り扱うことができます。

補足として、それぞれのアイテムを使って仕掛けを自作する場合に、必要なサイズとおすすめは下記のとおりです。

  • 道糸(ナイロン:3号〜5号)
  • 力糸(ナイロン:3号〜12号)
  • ジェット天秤 or 遊動式天秤(25号〜35号)
  • 幹糸(モトス)(5~8号)
  • ハリス(3号〜5号)
  • ハリ(カレイ専用鈎12号〜15号/2本バリ仕掛け)

また、カレイは好奇心旺盛ですが慎重な性質のため、目立つようにアピールして興味を引き、しっかりカレイの喉奥にハリを仕掛ける必要があります。

『秘伝カレイ』のハリは従来のカレイバリに比べてフトコロが広く、ハリ先が立ちやすいヒネリを持つ形のため、カレイのノド奥でガッチリと掛かってスッポ抜けしにくい強靭な作りで、釣果UPも期待 できます。

号数は狙うカレイの大きさや釣り場の条件に合わせて13~15号を使い分けるのがベストです。

  • ハリ号数:13~15号
  • ハリス: 5~6号
  • 幹糸: 10号
  • 仕掛け糸全長: 1.2m
  • 入数:仕掛け2本入り
  • 使用鈎:改良カレイイレグ
  • 仕掛けパーツ:フックドスナップ付ローリングスイベル標準装備

カレイ釣りにおすすめのエサは『虫エサ』

エサはカレイの好む「マムシ」や「アオイソメ」などの虫エサを準備しましょう。

カレイは砂地の海底にすんでいるので「ボケ」なども有効です。

大物釣りを狙うときにはカレイの大好物である「マムシ」をおすすめしますが、他の虫エサに比べて高価なため、一般的には「アオイソメ」が多く使われています。

ほとんどの釣り具店に置いてあり、カレイ以外の魚類や他の海釣りでも広く流用できるため、初心者にも向いている虫エサのひとつ です。

カレイ釣りの仕掛け

カレイ釣りでは、砂浜や堤防から65cm~90cmの長い仕掛けを大遠投し、気長にアタリを待つスタイルのため「仕掛け」にも工夫が必要です。

「仕掛け」の工夫のなかでは主に、オモリとエサが重要なポイントとなります。

オモリは上記で紹介した天秤オモリがポピュラーとなりますが「固定式」「誘導式」「半誘導式」の3種類があります。

固定式は飛距離を出したいときに適していて、誘導式はアタリを取りたいときに適しています。
半誘導式は両方の性質を半分ずつ持っています。

違和感を感じるとすぐに餌を吐き出してしまうカレイをターゲットにする場合や、置き竿スタイルの場合には食いつきのよい「誘導式」の方が向いていますので、カレイ釣りでは「誘導式」(遠投の場合)や「ジェット天秤」(近投の場合)(半誘導式)のオモリを使用しましょう。

またカレイはキラキラと光る派手な装飾にも反応する習性がありますので、食いつきが悪い時や曇天の日には、ビーズやエッグボールなどの集魚アクセサリーを仕掛けに取り込むことも効果的なアピール となります。

エサについては、目立つようにたっぷり大きくつけることがポイントとなります。

マムシの場合は匂いでカレイを誘うため1匹で十分です。
まずは頭をカットして、ハリの軸に沿って真っすぐ飲み込むように通し刺し、1cmほどタラシた先はチョン切りしてしまいましょう。

アオイソメなどの細いエサは動きで魚を誘いますので、3~5匹ほどを房掛けすることが一般的です。

ただし、シーズンや場所によってはメロードや甲殻類など、カレイが捕食する餌が変わってくる場合もありますので、近場の釣り具店などで事前に確認しておくことをおすすめします。

カレイ釣りのコツと方法

「カレイ釣り」で釣果を上げるためには2つの方法とコツがあります。

  • 基本は複数の竿を出す(遠距離・中距離・近距離に投げておく)
  • 数分おきに竿を大きく煽り、誘う

基本的に置き釣りとなりますので、タックルを複数準備しておくことがポイントです。

それでは早速、詳しい内容についてみていきましょう。

基本は複数の竿を出す(基本は遠距離、中距離、近距離に投げておく)

カレイ釣りでは「近距離」「中距離」「遠距離」に複数竿を出して、置き釣りにしてアタリを待つスタイルが一般的です。

「シロギスは足で釣れ、カレイは腰で釣れ」という先人の名言が残るほどに、カレイ釣りではうろうろと魚を探し回ることはせずに、一度決めたポイントにどっかりと腰をすえて、カレイが釣れ出すいい潮が来る時まで、じっくりとアタリを待つ必要があります。

カレイは底棲魚のため海底に身を潜めてじっとしていることが多く、エサを見つけてもすぐには飛びつかず、潮の流れにのってゆっくり近づいてから捕食する習性があります。

また小さな群れで行動している魚類のため、一度アタリが出れば周辺を重点的に狙えば数釣りも可能です。

とにかくのんびりとした「カレイ時間」に合わせる必要があり、アタリに時間がかかることや、潮の流れが動き出すポイントを押さえておきたいことから、近場から遠場まで複数竿を出しておくことが、なるべく早くアタリを出すための大きなコツ となります。

数分おきに竿を大きく煽り、誘う

カレイ釣りでは、数分おきに竿を大きく煽る誘いが効果的です。

カレイは海底での砂煙に興味を示して寄ってくるといわれています。
オモリの大きな動きにも敏感に反応するため、まずは砂煙が起こるくらいの大きなこづきを行ない、カレイを寄せる必要があるのです。

ですが大きく煽ってカレイを寄せるだけでは、慎重なカレイがすぐに餌に食いつくことはありません。

大きな誘いでカレイを寄せた後には、餌でアピールするための小さなこづきも行ない、時にはオモリを止めるなどの小技も利かせながら、有効なアプローチ方法を探っていきましょう。

またアタリがでやすいように、道糸は常に張っておくことも重要なポイントのひとつです。

肉厚のカレイを釣りに出かけよう

持ち帰れば家族にも大喜びされる夕食の定番「肉厚のカレイ」を釣りに出かけましょう。

カレイは年中釣ることのできる魚種ですが、浅瀬に接岸してくる時期の方が、そんなに遠くまで仕掛けを飛ばさなくても、十分に肉厚のある美味しいカレイを狙うことができるため初心者にはおすすめです。

カレイが浅瀬に寄ってくる時期には遠くまでの大遠投の必要がありませんので、ハードルは大きく下がりポイントは2つだけとなります。

  • 投げ釣りに特化した道具を揃える
  • 誘いをかけながら、気長にアタリを待つ

まずは「乗っ込みカレイ」と呼ばれる、産卵のために接岸してくる11月中旬~12月までの期間ですが、脂ものって特に美味しい時期で、子持ちガレイをも簡単に狙うことが出来るため、アングラー達にも大人気のシーズンです。

次は「戻りカレイ」と呼ばれる、産後に栄養をとるために接岸してくる3月~4月の期間で、食い気が旺盛で釣りやすくなるため食い渋りに悩まされることなく、ビギナーにも優しいシーズンとなります。

接岸時期の浅場投げでコツをつかんだら、次に遠投げにチャレンジして「投げ釣り」を徐々に極めていきましょう。

「カレイ釣り」とは大竿を使った釣り人憧れのスタイルで、時期さえ上手に狙えば誰でも肉厚な絶品カレイを楽しく手軽にゲットすることができる、 初心者にとっても本格的に大物を狙っていく準備をしたいアングラー達にとっても、 魅力の詰まったまさに極めておきたい「投げ釣りの入門編」なのです。


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