海でのルアー釣り23種類を大公開!ルアーの選び方や釣り方などを徹底解説

投稿者:ANGLERりゅーちょい

「ルアーを使って魚を釣るのは難しいのかな…初心者でも扱えるの?」「釣れるルアーって狙う魚によって違うものなのかな?選び方を教えて欲しいな」ルアーの種類は豊富なので、釣り初心者だとどのように選べばいいのか迷ってしまいますよね。今回は23種類の魚別に、適したルアーや釣り方などを詳しく紹介していきます。釣りたい魚に適したルアーを使って、釣りを楽しみましょう。

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「海釣りをしてみたいけど生き餌は苦手だから、ルアーを使って釣りを楽しみたいな」

「ルアーを使って魚を誘うのは難しいのかな…初心者でもアクション起こせるものなの?」

「釣れるルアーって釣る魚によって違うものなのかな?釣れるルアーの選び方を教えて欲しいな」

初心者だとルアー釣りに関する知識がなくて、釣りたい魚に適したルアー選びや釣り方など分からないことがたくさんありますよね

「釣り初心者でもルアーをうまく動かせるのかな?」「周りから初心者だと知られたくないな」など、不安に思っていることもあるはずです。

当記事を読むことで、海でのルアー釣りに関する知識が得られ、不安を解消してから挑むことができるでしょう。

なぜなら、ターゲット別に使用するルアーや釣り方などの釣るポイントを詳しく解説しているからです。

今回は、シーバスやアジなどルアーを使った海釣りにハマっている私が、リサーチした情報や実際ルアー釣りを行う上で必要な知識を公開します。

最後まで読み進めていただければ、あなたが釣りたいターゲットに適したルアーのアクションについてよくわかり、実際の釣りに活かすことができるはずです。

適したルアーを使って誘い、大型の魚をたくさん釣り上げましょう!

最近はほとんどの魚をルアーで釣ることができる

最近のルアーフィッシングはどんどん進化して、種類が豊富になっているので青物やタイ・イカなどほとんどの魚を釣ることができるようになっています。

リアルな魚の形をしているルアーを使用すれば、小型の魚を丸呑みして捕食しているような大型の魚も狙えるのも魅力です。

また、生き餌が苦手な人も触れずにすみ、シンプルな仕掛けで釣りができるため初心者でもすぐに行えます。

しかし、ルアーの種類は豊富なので、狙った魚を釣り上げるにはしっかりアピールできるルアーを選び、的確なアクションを与えて誘う必要があります。

次章では、ターゲット別にルアー釣りのポイントを紹介していきます。

ターゲット別ルアー釣りのポイント

ルアーフィッシングで釣れる魚は主に以下の23種類です。

  • シーバス
  • アジ
  • ヒラメ
  • マゴチ
  • カレイ
  • クロダイ
  • 真鯛
  • メバル
  • カサゴ
  • アイナメ
  • ソイ
  • ハタ
  • アオリイカ
  • 青物(ブリ・カンパチ・ヒラマサ)
  • シイラ
  • カツオ
  • 太刀魚
  • サバ
  • マグロ
  • カマス
  • サワラ
  • GT(ロウニンアジ)
  • ハゼ

ルアーを使った海釣りでは、上記のような種類の魚を狙うことができます。  

シーバス

シーバスはスズキのことを指し、北海道から九州まで日本の広範囲に分布しています。

4月頃から水温が上がるためシーバスの活性がよくなり、7月頃からイワシなどのベイトフィッシュを狙って集まってきます。

10月〜12月がシーバス釣りで釣果が出せるベストシーズンですが、一年中釣れるので幅広いアングラーから人気です。

ベイトフィッシュ(餌となる魚)がたくさんいるところは、シーバスが捕食するために集まっています。

シーバスは日中水が澄んでいる場所では、基本的に身を隠せる場所に潜んでいるため、ストラクチャー(岩礁や切り株などの障害物)の影や防波堤・消波ブロック・磯・桟橋・ 橋脚などに隠れているので狙い目です。

特に磯はベイトフィッシュなども多く、大型の魚を釣れる可能性が高くなりますよ。

また、シーバスは夜行性なので夜になると影になっている場所から抜け出して回遊します。

雨が降った後などで水が濁っている河川・河口周辺などは、身を隠せるため日中でもシーバスが浅場に集まりやすく釣れる確率が高くなります。

魚が活性しやすい水門・堰・排水などの水に流れがある場所もシーバスが集まっている場所です。

サーフ(砂浜からの釣り)などからも釣れますが、遠投が必要になるため中級者向けのポイントとなります。

シーバス釣り初心者には、ピンポイントで釣れる場所に連れて行ってもらえる船釣りもおすすめです。

シーバス釣りに使用するルアー

シーバスの釣果を得るには適したルアーを使用することが重要です。

シーバスが釣れるルアーはミノープラグ(リップがついた長いルアー)やバイブレーション(細かい振動でアピールできるルアー)・リップレスミノー(飛距離を出しやすいルアー)・トップウォータープラグ(水面や水面直下を探れるルアー)・ワーム(ラバー素材などでできた柔らかいルアー)などがあります。

釣る場所でシーバスが捕食しているエサや狙っている魚のサイズに合わせて、5cm〜13cmのルアーから選ぶのがポイントです。

50cmのシーバスを狙うなら、7cm〜9cmまでの中型サイズのルアーが適しているといえます。

基本的に浮くタイプのフローティングミノーや一定の水深まで沈むと層を維持できるシンキングミノー、浅場から深場まで探れるバイブレーションを持っていると幅広い層を探れるのでおすすめです。

ワーム以外のハードルアーの場合は、ベイトフィッシュに似たカラーやキラキラしていてアピール力があるようなホロ系(キラキラしているカラー)やパール系(白を基調としたカラー)などを使い分けるといいでしょう。

シーバスをルアーで狙う釣り方

ミノープラグを使用したシーバス釣りを使用した釣り方を紹介していきます。

  • STEP1:ルアーをキャストする
  • STEP2:ミノープラグをただ巻き・ストップ&ゴー・トゥイッチのルアーアクションを組み合わせてシーバスにアピールする
  • STEP3:シーバスが食いついたらロッドを操作して口にフックを掛ける
  • STEP4:ラインを緩めないように巻きながらシーバスを寄せてくる
  • STEP5:足元までシーバスを寄せたらシーバスをネットへ誘導して入れる
  • STEP5:プライヤーを使用して口からルアーのフックを外す

上記のSTEPを踏んでシーバスを釣るといいでしょう。

ミノープラグは2秒に1回巻くだけの「ただ巻き」でも細かく動きながら平行泳ぎをし、ただ巻きをしているときに1秒くらいルアーを止める「ストップ&ゴー」の動きを組み合わせるとさらにシーバスにアピールできます。

また、リールを巻きながらロッドを上下に小さく動かすと、ルアーにイレギュラーな動きを与えられますよ。

ただ巻きをしてみてシーバスが食いつかなかったら、アクションを組み合わせてアピールしてみるといいでしょう。

最後ネットで取り込む場合は、シーバスを誘導しながら頭からネットに入れる必要があります。

初心者だとロッドを操作しながら使うのは難しいので、釣り仲間に手伝ってもらうのがおすすめです。

シーバスの口からルアーのフックを外すときはエラで手を切ってしまう可能性もあるため、プライヤーを使用するようにしましょう。

アジ

アジは北海道南部以南に生息している魚で、アジをルアーを使って釣ることを「アジング」と呼びます。

アジはあたたかい水を好むため、釣るエリアによっても異なりますがベストシーズンは7月〜10月です。

6月〜7月は10cm未満の豆アジが釣れ、10月頃になるに釣れてアジが成長してくるため20cm程のアジが釣れるようになります。

アジは上記のような場所で釣ることができます。

初心者は足元もしっかりしていて安全な堤防からの釣りから始めるといいでしょう。

アジは24時間狙える魚でもありますが、夕マズメ(日が落ちる前後1時間)から夜間・朝マズメ(日の出前後1時間)が釣りやすいです。

日が落ち始めると小型〜中型のアジが漁港(堤防)や港湾・河口・サーフ・地磯などに近づいてきて、30cm越えの大型アジはいつも沖合を泳いでいるため船釣りで狙うことができます。

夜間にアジを釣る場合は、水面を照らしていてアジが捕食するプランクトンが集まっている常夜灯がある堤防がおすすめです。

また、他にもあたたかい水が出る排水周りや隠れやすい水草などのストラクチャー周りにプランクトンがついていることがあるので、アジが潜んでいそうな場所を狙ってアジを釣るといいでしょう。

日中にアジを釣りたい場合は、深場に隠れているためルアーを沈めて深場から探るようにするのがポイントですよ。

アジングに使用するルアー

ジグヘッド単体(ジグヘッドとワームを組み合わせたルアー)を使用するといいでしょう。

ジグヘッドは1g・1.5g・2gのジグヘッドを揃えておくと、深場から浅場まで探れるのでおすすめです。

まずは真っ直ぐ進むなど扱いやすい砲弾型のジグヘッドを使い、アジが釣れないときは他の形のジグヘッドを試してみるといいでしょう。

アジの口は小さいため大きいフックだと口に入れられないため、アジング用のフックを用意するのがベストです。

また、アジング用のストレート系やピンテールなどの真っ直ぐなタイプで、吸い込んで捕食するアジが食べやすい柔らかいワームを選ぶといいでしょう。

長さは5cm〜9cmから選びますが、場所によっても食いつきがいいワームは異なります。

フッキングしないときは短めのワームを使い、アジの活性が低いときはよりアピール力のある夜光やピンク・オレンジなどのカラーや長くて視覚からアピールできるものなどを使い分けるといいですよ。

ジグヘッド単体を使用したアジングの釣り方は以下の通りです。

  • STEP1:ルアーをキャストする
  • STEP2:探りたい層までジグヘッド単体を沈める
  • STEP3:ラインを止めてからロッドを立てる
  • STEP4:ラインを巻きながらロッドを上下小刻みにチョンチョン動かしていく(L字釣法)
  • STEP5:反応があればロッドを煽るようにして軽くあわせて取り込む

上記のSTEPを踏めばジグヘッド単体でアジを釣ることができます。

アクションをしても反応がない場合は、ルアーが着水してからアクションを起こすまでの時間を変えて別の層でチャレンジするようにしましょう。

アジは口が柔らかいのであまり強く合わせてしまうと逃がしてしまうこともあるので、注意しながら軽く合わせるのがポイントです。

ヒラメ

ヒラメは日本全国で釣れる高級魚です。

冬は沖合の水深100〜200mに生息していて、エリアによっても誤差がありますが春になると岸近くの水深20~50mに移動して潮の流れがある砂泥底・岩礁域・砂礫底で産卵します。

9月〜2月までが釣りやすい時期がベストシーズンで、産卵期を控えたヒラメは食べごろになるので、3月〜5月頃だと大型のヒラメも狙えます。

基本的に夜間に捕食をするため、ヒラメは夜釣りで狙う方が効率いいでしょう。

ヒラメは砂混じりの底に隠れているため、ルアーを使用したヒラメ釣りはサーフから狙うのがおすすめです。

他にも砂混じりの底なら好んでいるので、地磯ゴロタ浜などでも釣り上げることができます。

しかし、サーフよりも障害物などで根掛かりを起こすこともあるため、注意しながらヒラメ釣りを行いましょう。

ヒラメ釣りに使用するルアー

広大なサーフでヒラメ釣りを行う場合は、音や振動・アクションなどでアピールできるハードルアーが最適です。

9~13㎝のプラグミノーや、7.5cm程度のワーム、沖の方は遠投する必要があるので飛距離が出る30g程度のメタルジグを使用するといいでしょう。

日中ハードルアーでヒラメを釣るならイワシカラーなどリアルな魚のカラー、日没1時間前後〜夜は夜光などのアピール力が強いカラーがおすすめです。

また、ワームを選ぶ場合はアピール力があるシャッドテールで、下から狙ってくるヒラメに合わせてフックが下向きのジグヘッドやトレブルフックが付いているものがいいでしょう。

サーフからルアーを使ってヒラメを釣る方法は以下の通りです。

  • STEP1:ルアーをキャストする
  • STEP2:まずはフローティングミノー(浮くタイプのミノー)、ただ巻きやリフト&フォールでアクションを与えて水深2m程度を探る
  • STEP3:反応がなければ深2m~5mの所はシンキングミノー・深場はメタルジグなど、探る層に合わせてルアーを変えて探る
  • STEP4:ヒラメが食ってきたら大きくロッドを動かしてしっかり合わせる
  • STEP5:寄せ波に合わせてラインを巻いて引いていく

上記の手順を踏めば効率よくヒラメが釣れます。

反応がなければ、フローティングミノー・シンキングミノー・メタルジグを使って幅広い層を探っていきましょう。

また、サーフから釣る場合は波の影響を受けやすいため、無理やりラインを巻くとライン切れなどを起こす可能性が高くなります。

波のタイミングに合わせて引いてくるのがポイントです。

さらに、フック一本で掛かっている場合、ロッドを立てすぎるとハリが外れて逃がしてしまう可能性があるため、岸際までヒラメを引いてきたらロッドを寝かせながら引きずりあげるようにしましょう。

マゴチ

マゴチはヒラメと同じフラットフィッシュと呼ばれる魚の1種で、日本海側は新潟県以南や太平洋側は宮城県以南に生息しています。

沿岸水深50cmまでの砂泥地に生息していて6月〜9月頃までがベストシーズンとなります。

マゴチが砂で身を隠せるサーフや砂地が隣接した漁港堤防テトラ帯、マゴチが好むベイトフィッシュが集まりやすい沈み根や河口などがマゴチを狙うのに適しています。

特に夏は浅場に接岸してくるため岸や陸から狙いやすくなります。

海岸の波打ち際から沖合に向かってできる流れの離岸流は、マゴチにとってベイトフィッシュを狙っているポイントでもあるのでマゴチ釣りにおすすめです。

マゴチが生息している場所を狙って釣り上げましょう。

マゴチ釣りに使用するルアー

マゴチ釣りでは飛距離が出せボトムキープ(低層を維持すること)できる20g〜40g程度のメタルジグやルアーを泳がせる層をキープできる28g前後のシンキングミノー、巻くだけでアピールできるバイブレーション、昼夜問わずに使用できる10gのジグヘッドと10cm前後のワームを組み合わせたルアーを使用します。

マゴチを狙うなら水が濁っている場所でもアピールできるゴールド系やシルバー系、朝夕マズメや日中などで使えるピンク系、夜間でも光ってアピールできる夜光タイプのカラーなど、どのような場所で釣りを行いたいかに合わせて選びましょう。

複数のカラーを揃えておけば、使い分けることができますよ。

マゴチをルアーで狙う釣り方

マゴチをルアーで狙う釣り方を紹介していきます。

  • STEP1:シンキングミノーなどのハードルアーを使用して深場を狙ってルアーをキャストする
  • STEP2:海底からおよそ1m以内をキープするように、一定の水深まで巻いたら再び停止させ海底まで落下させる
  • STEP3:食いつかない場合はゆっくりとした速度でリフト&フォールでアクションを起こす
  • STEP4:バイトがあったらジグに1回アクションを与えて、巻き合わせ(リールを高速で巻いてラインを引いてフッキングする方法)のようにフッキングする
  • STEP5:サーフから釣る場合は、寄せ波に合わせてリールを巻いて引いてきて、堤防などから釣る場合は網に頭から入るように誘導して引き上げる

ハードルアーでも反応が悪い場合は、ソフトルアーを使用してズル引きアクション(ワームが浮き上がらないようにボトムすれすれを引きずるようにロッドを引いていく)やボトムバンピング(ロッドを細かく振って跳ねあげさせてボトムにぶつけるアクション)をさせてマゴチにアピールします。

フラットフィッシュはアジなどとは異なり、ルアーをかじるように咥えるため逃してしまうのを防ぐためにバイトがあったら巻き合わせのようにしてしっかりフッキングさせるようにしましょう。

カレイ

カレイは日本近海に生息していて、イシガレイのほか、マガレイ、マコガレイなど種類も豊富です。

ルアーで釣るのは難しいとされていましたが、初心者でもルアーで釣れる「カレイング」が人気があります。

秋口から春先に掛けての冬場がメインシーズンとなっていて、冬場の産卵に備えて捕食するため大型サイズのカレイを釣ることもできます。

また、産卵のために接岸してくるため陸からでも釣りやすいのでおすすめです。

カレイは砂に身を隠せるはサーフだけでなく、底が砂地になっている堤防河口などでも狙うことができます。

急に水深が深くなる駆け上がりと呼ばれる場所を見つけて探ってみると、カレイを釣れる確率が高いですよ。

大型のヒラメを狙いたいなら、船で沖から狙ってみるのもいいでしょう。

カレイは朝マズメと夕マズメや、潮が引いて海面の高さが最も低下した干潮前後・潮が満ちきった状態の満潮時・潮が引ききった状態の干潮時に釣ると食いやすくなります。

ヒラメを狙うのにぴったりの時間帯なのでおすすめです。

カレイ釣りに使用するルアー

カレイ釣りにおすすめのルアーは、匂いで誘うことができ口に含んだときに違和感のない柔らかいワームです。

カレイが捕食するイソメに似たストレートワームや、尻尾が動いてアピール力が高いカーリーテールワームなどを使用するといいでしょう。

目立ちやすい赤やピンク、キラキラしているようなカラーがおすすめです。

カレイをルアーで狙う釣り方

ワームを使ってカレイを釣る方法は以下の通りです。

  • STEP1:ルアーをキャストする
  • STEP2:底に沈んだら糸ふけをとって少し巻き、ゴロゴロしているなと思ったら巻くのをやめる
  • STEP3:「こまめに巻いてから止める」を繰り返す
  • STEP4:食いつかない場合は、違うワームを使ってみて様子を見る
  • STEP5:アタリがあったら慌てずにしっかりした力がロッドに伝わるまで待って、糸ふけが出たらしっかり巻き取り口に掛けるようにする
  • STEP6:ロッドを立てながらゆっくり引いていき、網に誘うように入れて引き上げる

カレイはあまり激しく誘いすぎると警戒して食わないということを覚えておきましょう。

また、カレイは口が非常に小さく捕食が下手な魚なので、ルアーに食いつくのにも時間がかかるためしっかり待ってから口に掛けるのが釣り上げるポイントです。

クロダイ

クロダイは北海道南部以南の本州・九州各地・四国に生息している魚で、クロダイをルアーで釣ることを「チニング」と呼びます。

クロダイは沿岸の水深約50mまでの比較的浅い岩礁エリアや砂泥底の海域に生息していて、貝類や甲殻類・多毛類などを食べる雑食性なのが特徴的です。

夜行性で夜が狙い目となっています。

3月〜6月の春〜初夏にかけて産卵期を迎えるため狙いやすく、夏場は活動的になるため浅場でも狙うことができますよ。

クロダイをルアーで釣るなら浅場の河口サーフ堤防などがおすすめです。

また、捕食できる貝類などが多い岸際橋脚周りストラクチャー周りや、船からもクロダイ釣りが楽しめます。

雑食なクロダイはルアーにも食いつきがいいため、ルアー釣りでも十分な釣果が期待できますよ。

クロダイ釣りに使用するルアー

浅場を狙えるポッパーなどのトップウォータールアーや深場を探れる小型ミノーチヌ専用のワーム、ストラクチャー周りを探りやすいバイブレーション、自発的に動けるラバージグなどの幅広い種類のルアーで狙うことができます。

初心者なら狙う層に合わせて1つ選んで、アクションなどを練習しつつクロダイを狙うところから始めるといいでしょう。

また、ピンクやゴールドなどの強くアピールできるカラーや捕食している餌に似ているナチュラル系カラー、水が濁っていても存在感のある夜光タイプを揃えておくと釣る時間帯や場所に合わせて選べます。

トップを泳がせてクロダイを狙う場合は、水面を見上げて惹きつけるため、お腹の色も魅力的だと思われる色にすることが釣果に繋がることを覚えておきましょう。

クロダイをルアーで狙う釣り方

クロダイを底を探れるルアーで狙う釣り方は以下の通りです。

  • STEP1:キャストして底まで沈める
  • STEP2:砂や泥底の場合は、底をゆっくりズル引きするようにリールを巻いてルアーを動かす
  • STEP3:ゴロタ石など根掛かりしやすい場所では、ロッドを立ててリールで2・3回巻き、止めてラインを張った状態で底に沈める(リフト&フォール)
  • STEP4:巻いている途中にゴツッとした重い手応えを感じたら、すぐにフッキングを行いハリを貫通させる
  • STEP5:チヌの動きに合わせて徐々に巻いていく
  • STEP6:手早く網にクロダイを誘導して入れるようにする

場所に合わせてSTEP2か3かどちらか選びましょう。

また、チヌに合わせるときに強引に巻いたり、網に入れる際に手間取っていると逃してしまうことも少なくありません。

クロダイの動きに合わせてやり取りし、焦らずに釣り上げるようにして下さい。

真鯛

鮮やかな暗赤色の体は美しい真鯛は、日本でお祝いの時などに食べる魚としても親しまれています。

日本では北海道以南の水深20~200mほどの沿岸に生息しています。

産卵時期の4月〜6月に春〜初夏と、食欲が旺盛になる9月〜11月の秋頃がベストシーズンです。

真鯛は深場に生息しているため船からの釣りが一般的ですが、潮通しがよくて水深が深い地磯堤防ならルアー釣りで狙うこともできます。

春頃ならカタクチイワシなど真鯛のベイトフィッシュが接岸するため、岸からでも大型の真鯛を釣ることが可能ですよ。

また、春頃は産卵場所を探して団体で行動しているため回遊ルートを見つけると、釣果に繋がるため情報収集を行ってから釣りをすると効率よく釣りができます。

日中でも釣ることは可能ですが他の魚と同じように朝マズメと夕マズメが釣れやすく、潮が動き始めたときなど潮の変わり目に釣ると真鯛が食いやすいので狙ってみるといいでしょう。

真鯛釣りに使用するルアー

真鯛釣りではタイラバ(ヘッドにハリスやスカート・ネクタイが付いているルアー)を使用します。

タイラバには、ヘッドとフックが一体化していて安定した等速巻きが行え根掛かりしにくい固定式と、フックとヘッドがセパレートしていて着底までの時間が稼げ、真鯛に違和感を与えずフッキングができる誘導式があります。

最近では有利に真鯛を釣り上げられる誘導式のタイラバが多く販売されていますが、日本でも大手のフィッシングメーカーであるシマノから固定式と誘導式のメリットを持ち合わせた半固定式のタイラバが販売されているので興味がある方は試してみてください。

また、タイラバのカラーも釣果を左右するのでとても重要です。

真鯛がエビやカニなどの甲殻類を捕食している場所で高活性の真鯛にオレンジやピンク系、暗い深場ではレッド系が効果を発揮します。

さらに、小魚を捕食していて澄んだ水の場所ではゴールドやシルバー系、低活性の真鯛にアピールしたいならグリーンやブラック系、100m以上の深場や水に濁りがある場所ではグロー系などのカラーを選ぶといいでしょう。

一通りのカラーを揃えておけば、釣る場所や水の状態・真鯛の活性によって使い分けることができますよ。

真鯛をルアーで狙う釣り方

真鯛をルアーで釣る詳しい方法は以下の通りです。

  • STEP1:キャストをしてタイラバを海底まで沈めていく
  • STEP2:着底後したら糸ふけが出ないようにすぐに巻き始める
  • STEP3:リールを1秒間でリール1-1.5回転を基準に一定速度で、底から20m程度の層を巻き上げる
  • STEP4:ロッド先からアタリを感じても、等速巻きを続けて真鯛に追わせる
  • STEP5:真鯛がタイラバを食べると、一気にロッドが海に持って行かれたらロッドを立ててアワセる
  • STEP6:ハリをしっかり掛けたら、リールをゆっくり巻いて真鯛を寄せて網に入れて引き上げる

上記のSTEPを見てもわかるように、タイラバを使った真鯛釣りは基本的に巻くだけのシンプルな動作で釣ることができます。

キャストをしてタイラバを沈めている最中にアタリが出ることもあるので、アタリが出たら巻き始めてOKです。

さらに、巻き上げる層は釣る場所によっても異なるため、特に船釣りの場合は船長にポイントを聞いて指示に従うようにしましょう。

メバル

メバルは大きい目と受け口という特徴がある根魚の一種です。

北海道南部から九州までの沿岸域に生息していて、多毛類や甲殻類・小型の魚を捕食しています。

メバルは冬の産卵期後にエサを食べて体力を回復するため3月〜5月の春がベストシーズンといえます。

5月になるとメバルのサイズも大きくなり浅場でも釣りやすくなるため、狙いやすい時期です。

また、9月〜11月の秋から水温が下がるためメバルが釣れ始め、12月〜2月になると産卵期になるため大物のメバルを釣り上げやすくなります。

メバルは日中は岩礁などに隠れている夜行性なので、夜になると積極的に捕食するため夕方から朝方までに釣るのがおすすめです。

沖釣りでも釣れますが、波が静かなエリアに群れているので堤防周り港内のスロープ、捕食するベイトフィッシュが多い常夜灯が照らしている水面周辺などがある漁港は初心者でも狙いやすくなります。

さらに、サーフでは活性が高いメバルが集まるので釣りやすく、小魚やエビなどが多い小磯ゴロタ浜では大きめのメバルを狙うことができますよ。

メバリングに使用するルアー

メバリングに使用するルアーは、5cm前後のワームと1〜2gのジグヘッドを組み合わせたジグヘッドリグがおすすめです。

ワームはピンテールワーム(細いテールのワーム)やシャッドテールワーム(テールの末端が丸い形状のワーム)・クローやホグ系ワーム(エビなどに似せた形状のワーム)がメバリングに適しています。

メバルの活性が高い場合は、3〜7gのメタルジグや5cm前後の小型のミノーでも釣り上げることができますよ。

メバルをルアーで狙う釣り方


ジグヘッドとワームを使用してメバルを狙う釣り方は以下の通りです。

  • STEP1:キャストをする
  • STEP2:少しルアーを沈ませたらゆっくりとただ巻きをして表層を探ってみる
  • STEP3:ただ巻きをしていてアタリを感じたらハリが既に掛かっているため、ゆっくりロッドを煽る
  • STEP4:ゆっくりリールを巻いてメバルを引き寄せ網を使用して引き上げる

基本的にメバルは目線より上を通るエサに反応するため、表層から狙っていくのがいいでしょう。

ただ巻きで反応がなければ、ロッドを軽く煽るテクニック(トゥイッチ)を行ってルアーにアクションを与えると変化が与えられます。

表層を探って反応がなければ、沈ませる時間を長くして徐々に深い層を探っていきメバルが泳いでいる層を探すようにしましょう。

カサゴ

カサゴは北海道南部以南に生息している根魚の1種です。

10月〜5月の秋から春にかけてがベストシーズンで、冬になると産卵のために接岸してくるため12月〜2月までは大物も狙えるため特におすすめです。

基本的に昼夜いつでも釣れますが、夜行性なので夜釣りがいいでしょう。

また、カサゴを陸っぱりからルアーを使って釣るなら初心者でも釣りやすい堤防・身を潜めやすい海藻周りや平磯や地磯などの岩礁帯テトラ帯・捕食する甲殻類などが集まりやすい護岸壁を狙うのがポイントです。

カサゴ釣りに使用するルアー

カサゴを釣るために使用するルアーは、3.5cm〜5cmのワームに2〜7gのジグヘッドを組み合わせたジグヘッドリグです。

ワームの種類はグラブ(芋虫に似たボディにテールが付いているワーム)やクロー・ホッグ系(ザリガニのような形をしているワーム)のワームが主流となります。

カサゴは大きめのワームも丸呑みするため、アピール力も考えて大きめのワームがおすすめです。

ダークグリーンなど甲殻類に似たナチュラル系のカラーを選ぶと釣果に繋がります。

しかし、水が濁っている場所で釣る場合は、カサゴの目を引くためにチャート系のカラーのワームを使用するといいでしょう。

カサゴをルアーで狙う釣り方

カサゴをワームで釣る方法は以下の通りです。

  • STEP1:キャストしてルアーを底から30cm以内に沈める
  • STEP2:根掛かりが好きない場所ならリフト&フォールを行いながら探っていく
  • STEP3:反応がなければ、ボトムバンピングや底スレスレを巻いていくなどのアクションを試してみる
  • STEP4:ゴツゴツとしたアタリを感じたらゆっくり竿を立てていく
  • STEP5:ハリが掛かり重みが出るため、一定速度でリールを巻いて寄せる
  • STEP6:網に入れて引き上げる

上記の手順を踏むことでカサゴを釣ることができます。

カサゴはフォール中や浮かせたときに食ってくることが多いです。

岩礁帯などではジグヘッドのハリで根掛かりを起こす可能性が高いので注意しましょう。

ハリが露出しないようにワームを付けることで根掛かりを回避できる場合もあるので、根掛かりが多い場合は試してみてください。

アイナメ

アイナメは、北海道〜九州まで日本各地の沿岸に生息している魚です。

水深100m以下の浅場に生息していて主に20~30mの岩礁や砂礫底にいますが、秋から冬にかけての産卵期となると浅場に移動するため、9月〜1月がアイナメ釣りにはベストなシーズンとなります。

岩礁帯の底付近テトラポットなどの隙間に隠れていることが多いですが、小型のアイナメであれば堤防からでも釣れるため初心者でも釣りを楽しめます。

また、沖からアイナメを狙う場合は岸からでは届かない浅い水深の岩礁帯を探るといいでしょう。

海水温が安定していたり、潮がよく動いている時に狙うとアイナメの活性が高いのでおすすめです。

サイズは30cm〜50cmとなりますが、北海道や東北地方の寒いエリアでは大型も釣れますよ。

アイナメ釣りに使用するルアー

アイナメ釣りにはワームにジグヘッドやシンカーを装着して使用します。

ワームのサイズは7.5cm〜10cmで、甲殻類に似ているホッグ系やテールが震えてアピール力のあるシャッドタイプカーリーテールなどがおすすめです。

また、ワームのからーはタイプを問わずに水が澄んでいる場所なら赤系、水が濁っている場所なら緑系、活性が高いアイナメにはオレンジ系を使い分けるといいでしょう。

さらに、甲殻類を好んで捕食しているアイナメには、甲殻類に近い茶系のワームが効果を発揮するのでおすすめです。

アイナメをルアーで狙う釣り方

アイナメをルアーで狙う釣り方は以下の通りです。

  • STEP1:狙うポイントにキャストして底まで沈める
  • STEP2:底でズル引きやリフト&フォール・ボトムパンピングのアクションで誘う
  • STEP3:手元でアタリを感じたら糸ふけを巻き取り、一気に魚の口にハリをかける
  • STEP4:ハリをしっかりかけられたら、一気に巻き上げていく
  • STEP5:しっかり寄せてきたら、網を使用して引き上げる

上記のSTEPを踏んでアイナメを釣り上げてみてください。

STEP2のアクションは、どれが一番効果があるのか試しながら様子を見るといいですよ。

また、アイナメはアタリを感じたときから取り込みまで力強く暴れ続けるため、力や体力が必要となります。

力強く引っ張られるためラインブレイクすることもありますがアイナメの動きを感じつつ、いなしながら巻いて寄せてくるようにしましょう。

ソイ

ソイは「クロソイ」とも呼ばれ、ホシナシムラソイやムラソイなどの種類も多く北海道以南の日本沿岸に生息している魚です。

ソイが交尾のために活発に活動する秋〜冬にかけて、出産のために積極的に捕食する春〜初夏にかけては釣るベストシーズンとなります。

磯などの岩礁帯防波堤のテトラ帯など隠れている場所が狙い目です。

日没前後から群れで活発になり出すので、夕まずめから夜間に釣るといいでしょう。

ソイ釣りに使用するルアー

まずはワームの種類を覚えよう
ソイはワームとジグヘッドを組み合わせて釣るのがおすすめです。

7.5cm前後のワームに、3.3〜10gのジグヘッドを装着して探るようにしましょう。

重いジグヘッドを使えば遠投しやすくなるため、沖に近い場所も探ることができますよ。

また、大型のクロソイを狙うなら10cm〜12.5cmほどの大型ワームを使うと効果が期待できます。

小魚や甲殻類などに見えるカーリーテールや食い渋る時にアピールできるピンテール、活性が低い場合は匂いと味でターゲットにアピールできる汁系のワームがおすすめです。

また、ソイは主に夜間に釣るため、ワームを餌と認識させる白やピンク、ソイに認識されやすい赤や紫などのワームを揃えておけば釣る場所やソイの状況に合わせて使い分けられますよ。

ソイをルアーで狙う釣り方

ソイをルアーで狙う釣り方は以下の通りです。

  • STEP1:キャストしてルアーを沈めて着底させる
  • STEP2:糸ふけを巻き取ったら、一定速度(1秒に一回転程度)でリールを巻きワームを泳がせる(ただ巻き)
  • STEP3:反応がなければ、リフト&フォールやボトムバンピング・トゥイッチなどを試してみる
  • STEP4:手元に重みのあるアタリがあったら、落ち着いて口にしっかりハリを掛ける
  • STEP5:焦らずにリールを巻き慎重に寄せてくる
  • STEP6:網を使用して引き上げる

上記のSTEPを踏んでソイを釣り上げましょう。

アワセが早すぎるとワームを食いちぎられたり、遅すぎても逃げてしまう可能性があるので一呼吸置いたくらいでアワセるのがポイントです。

ハタ

ハタは日本海側は北海道〜九州南岸や東シナ海、太平洋側は仙台湾〜屋久島までの太平洋沿岸などに生息している高級魚です。

水深300mより浅場の岩礁に隠れていますが、1mを超えてくると深海を泳いでいるので超大型のハタを釣りたいなら深海を狙う必要があります。

ハタは夏の産卵が終わると浅場に上がってきて体力回復のために積極的に捕食するため、9月〜12月初旬までがハタ釣りのベストシーズンです。

岩礁などの根周りの中層付近を泳いでいますが、活性が高くなる夜に釣る場合は表層にいることもあるので底から探ってみるといいでしょう。

他にもゴロタ場荒磯沖磯テトラ帯沈み根などもハタが釣れるポイントになります。

ハタ釣りに使用するルアー

ハタはメタルジグを使用したジギングで釣ることができます。

狙う水深に合わせてジグウェイトを決め、ヒラヒラと揺れながらフォールしてハタにアピールできるフラット形状のメタルジグがハタ釣りにはおすすめです。

また、メタルジグのカラーはハタのベイトフィッシュ(小魚や甲殻類など)に合ったものを選ぶと釣果に繋がります。

ベイトフィッシュに似ていて反射でアピールできるタイプや、甲殻類に似ていてリアクションバイトを狙える緑や茶色系のカラーを持っていると使い勝手がいいですよ。

ハタをルアーで狙う釣り方


メタルジグでハタを狙う釣り方は以下の通りです。

  • STEP1:できるだけ遠くにキャストする
  • STEP2:着底後すぐに、リールを巻きながらロッドを煽りルアーをスライドさせて3回誘っていく(ジャーク)
  • STEP3:ラインにテンションをかけてカーブさせながらメタルジグを沈めていく(カーブフォール)
  • STEP4:反応がなければ何度か繰り返す
  • STEP5:手元でアタリを感じたら口にハリを掛け、ロッドを立てて一気にリールを巻く
  • STEP6:手早く寄せて、網を使い引き上げる

着底後すぐに誘いの動作に入らないと根掛かりしやすいので注意してください。

STEP2ではハタの活性が高い場合はジャークの感覚が短いハイピッチ、活性が低い場合はジャークの感覚が長いスローピッチにするとしっかりアピールできますよ。

アオリイカ

アオリイカは北海道南部以南の沿岸部に生息しています。

外套膜(がいとうまく)に、半円形の大きなエンペラがあるのが特徴です。

水深20m〜100mほどの岩礁帯に生息していて、春は4月〜6月頃まで産卵のために接岸するため岸からでも親イカを釣ることができます。

また、9月〜10月頃まで孵化したイカが浅場で小魚や小型の甲殻類を捕食して成長するため、小型のイカが狙えます。

基本的にアオリイカは夜行性なので、活性が上がる朝夕マズメや夜間に釣るといいでしょう。

さらに、アオリイカは障害物が多い場所やベイトフィッシュがいる場所に集まるため、海藻のある岩礁帯磯場堤防内(常夜灯周りなど)海岸などを狙うのがポイントです。

初心者なら足場が安定している堤防内から、アオリイカ釣りにチャレンジしてみるといいですよ。

エギングに使用するルアー

アオリイカを釣るために使用するルアーは、エギと呼ばれるルアーです。

大型のアオリイカが狙える春頃のエギングには3.5〜4号のエギを使用し、小型のアオリイカが狙える2.5〜3号程度のエギを使います。

また、薄暗い朝夕や夜にエギングを行う・海水が濁っている場所ならピンクやオレンジの派手なカラー、日中のエギングや海水が澄んでいる場所なら本物のベイトフィッシュのようなカラーを選ぶのがエギのカラーを選ぶポイントです。

背の色だけでなく腹の色でもしっかりアピールできるエギを選んで、アオリイカを釣り上げましょう。

アオリイカをルアーで狙う釣り方

アオリイカをエギで狙う釣り方は以下の通りです。

  • STEP1:エギをキャストする
  • STEP2:エギを着底させたら、緩んだ余分な糸を巻き取る
  • STEP3:ロッドを真上近くまで一気に立てて止める
  • STEP4:糸ふけを取りながらロッドを落として再びエギを沈め、着底したらロッドを振り上げる
  • STEP5:手元に重いアタリを感じたら慎重に糸のたるみを取り、ゆっくりロッドを立てながらリールを巻いていて取り込む

アオリイカでは難しい動作はあまり必要ないので、初心者でも行いやすいです。

アタリを感じて急いでリールを巻いてしまうと、身切れするためゆっくり行うようにしましょう。

また、釣り上げたときにイカスミを浴びる可能性もあるので注意してください。

青物(ブリ・カンパチ・ヒラマサ)

青物とはブリやカンパチ・ヒラマサなどの回遊魚のことです。

メタルジグなどを使用したジギングと呼ばれる釣り方が一般的です。

サーフ堤防からは、青物が好む小魚が活発になる春は大物が釣りやすく、初夏から晩秋はブリやヒラマサなどの青物釣りにはベストシーズンとなります。

また、船釣りは、時期を問わずに楽しむことができるので人気です。

どちらも狙い目の時間帯はベイトフィッシュが回遊する朝夕マズメなので覚えておきましょう。

基本的に青物釣りは狙う魚種を選ばなければ、一年中楽しめるのでおすすめです。

青物釣りに使用するルアー

青物釣りには基本的にジギングと呼ばれるメタルジグを使用した釣り方が人気です。

岸からメタルジグを使用して青物を狙うことをショアジギング、沖からメタルジグを使用して狙うことをオフショアジギングと呼びます。

メタルジグの重さは、磯や水深が深い場所で大型の青物を狙うなら40g以上、シーバスやサゴシなどを堤防やサーフなどから釣りたいなら20g〜40g程度、カマスや小型の魚を狙いたいなら20g以下のメタルジグを使用します。

また、沖から釣るオフショアジギングでは、水深の2倍の重さを基準にメタルジグを選びます。

カラーは派手なピンクやオレンジ、ナチュラルな緑やブルー、シルバーやゴールドなどの反射するタイプ、夜光タイプなどを揃えておくと、海水が澄んでいるか濁っているかや日中や夜狙うかに合わせてアピールできるメタルジグを選ぶことができますよ。

メタルジグの形状によっても動きが異なるため、アクションパターンをチェックしてアピール力のあるものを選ぶといいでしょう。

青物をルアーで狙う釣り方

青物を岸からメタルジグで釣る方法は以下の通りです。

  • STEP1:メタルジグをキャストして、着底を待つ
  • STEP2:着底後にワンピッチジャーク(ロッドを一回しゃくり、リールを一巻きする動作)を3〜4回繰り返して青物を誘う
  • STEP3:糸ふけを取りながら再び底に沈めて、青物が食いついてくるのを待つ
  • STEP4:フォール中にアタリを感じたら素早くアワセを行う
  • STEP5:竿を立てて魚の動きに合わせてラインを出し、こちらに向かって泳いできたらリールを巻いていくのを繰り返す
  • STEP6:手前まで引き寄せられたら、網を使用して引き上げる

青物を釣るには回遊魚がくるタイミングを取るためにも、とにかく根気強くキャストし続けることが重要です。

また、取り込むときに無理やり巻こうとするとバレてしまうため、魚の様子を伺いながらタイミングよく巻くのがポイントとなることを覚えておきましょう。

シイラ

シイラは全世界の温帯海域や熱帯にかけて分布し、表層を回遊している海水魚です。

成魚になると最大で2mで体重が40kgととても巨大になるので、迫力のあるビッグファイトができます。

6月は小さいサイズのシイラを数釣りでき、産卵期である7月〜9月が巨大シイラも狙える釣りのベストシーズンです。

初心者は巨大なシイラとやり取りするのが大変なので、小さいサイズを狙った釣りから始めるといいでしょう。

シイラは主に日中に回遊しているため、明るい時間帯の釣りが向いています。

特に朝マズメの時間帯が釣りやすいのでおすすめです。

また、シイラは沖釣り沖向きの防波堤からも狙うこともできますよ。

シイラ釣りに使用するルアー

シイラ釣りに使用するルアーは、弱った魚の動きで誘えるペンシルベイトや水しぶきを発生させてシイラにアピールするポッパーなど表層を探れるルアーを主に使います。

また、魚の活性が低い時は深場まで探れるシンキングミノーを使用してみるといいでしょう。

ルアーのサイズは10cm~15cmで重さは60g程度のルアーが適しています。

カラーはシイラが捕食するイワシやトビウオなどに合わせたような、シルバー系などキラキラしたルアーを選ぶのが無難です。

シイラをルアーで狙う釣り方


シイラをポッパーで磯から狙う釣り方は以下の通りです。

  • STEP1:ポイントに到着したらポッパーをキャストする
  • STEP2:一定間隔でロッドをチョンチョンと動かしてポッパーからポップ音がなるようにアクション(ポッピング)させる
  • STEP3:反応がなければロッドの動きに強弱をつけながらシイラを誘う
  • STEP4:ポッピングで反応がないなら、ただ巻きでポッパーを跳ねさせて誘ってみる
  • STEP5:アタリを感じたらルアーをアクションさせながら巻き合わせをする
  • STEP6:シーラの動きに合わせて、こちらに向かってくるときにリールを巻き徐々に寄せていく
  • STEP7:釣り上げるときシイラは暴れるため、シイラに掛けて持ち上げられるギャフ(棒の先にハリがついている道具)や網などを使用して引き上げる

シイラは大きいサイズになるほど、暴れる力が強くなるため慎重に引き上げましょう。

またアタリを感じて無理に合わせようとすると、逃してしまう可能性が高いので巻き合わせをするのがちょうどいいですよ。

カツオ

カツオは日本の太平洋沿岸に生息している回遊魚です。

日本近海では釣れるのがまれですが、黒潮に沿って春に北上し、秋に南下という季節的な回遊を行います。

よく釣り上げられるカツオのサイズは50cm程度で、1mを越えると大型となり体重が10kg以上のカツオもいます。

また、遠距離を泳ぐカツオは泳ぎが早く最高で時速60kmになるので、ハリに掛かったときの強さは大きくパワフルなやり取りが必要となりますよ。

カツオのベストシーズンは、初鰹が狙える5月〜6月戻りガツオを狙う9月〜10月までの2回です。

ナブラ(小魚が大型魚に追われて海面に浮いている状態)などがカツオ釣りのポイントですが、船釣りでは船長さんが釣れるポイントに連れて行ってくれ、水深などを指示してくれるため初心者でも釣果が期待できますよ。

カツオ釣りに使用するルアー

カツオ釣りに使用するルアーは、18cm以下のポッパーやペンシルなどのトップウォータールアーや、30~60gメタルジグです。

トップウォータールアーは表層の小魚を追って回遊するカツオを狙え、メタルジグは飛距離が出て素早い動きでアピールすることができますよ。

ブルーやピンク、アカキンなどの定番カラーや、深場に向いているグローカラーのルアーを揃えておくとその日のアタリカラーを探りながら使うことができるのでおすすめです。

カツオをルアーで狙う釣り方

カツオをトップウォータールアーで狙う釣り方は以下の通りです。

  • STEP1:アンダーハンドキャストでナブラの後ろまでルアーを飛ばす(下から振り子のように投げること)
  • STEP2:キャストしたら、見切られるのを防ぐためできるだけ素早く巻き取りカツオを誘う(ファーストリトリーブ)
  • STEP3:アタリを感じたら口にハリを掛けてしっかり巻く
  • STEP4:強い引きに耐えながらカツオとやり取りを行い、徐々に巻いて寄せていく
  • STEP5:周りの人に助けてもらい網を使用して引き上げる

カツオでトップウォータールアーを使用して狙う場合、ファーストリトリーブで誘うのがおすすめです。

絶対にナブラを狙う場合は、中にルアーを直接キャスティングしてしまうとナブラの群れが散ってしまうため注意して下さい。

また、トップウォータールアーをキャストして誘うときに、ゆっくり巻き取るとシイラが食いついてくるためできるだけ素早く巻くようにしましょう。

太刀魚

本州中部以南の各地に生息していて、ウロコのない銀色で細長い体が特徴的です。

岸近くの浅場から100m前後までの砂泥底に群れを泳いでいます。

日中は深場にいますが夜になると小魚や甲殻類・アミ類などを捕食するために表層に上がってくるので、朝夕マズメに釣るのがポイントです。

7月〜12月頃が太刀魚釣りのベストシーズンで、堤防(常夜灯周辺)からも狙えます。

また、船釣りは1年中楽しめ、寒い時期は沖から深場を狙えば大物を狙うことができますよ。

太刀魚釣りに使用するルアー

から太刀魚を狙うなら、60〜200gのメタルジグを使用した「ジギング」が主流です。

また、堤防からは太刀魚釣りはジグヘッドとワームを組み合わせて釣る「ワインド釣法」やルアーや、20g〜40gのメタルジグを使用する「ショアジギング」で釣ることができますよ。

どのように釣るかで適したルアーを選ぶようにしましょう。

太刀魚をルアーで狙う釣り方

太刀魚をメタルジグを使用して狙う方法は以下の通りです。

  • STEP1:ルアーを投げる時の穂先からルアーまでを長くとって、メタルジグを遠くにキャストする
  • STEP2:着水したら底まで沈めて、余分な糸ふけを巻き取る
  • STEP3:着底したら竿を上げるときにリールを半周させて、下げるとき半周させる(スロージャーク)
  • STEP4:1秒間隔でスロージャークを行い、中層までメタルジグがきたら沈める
  • STEP5:再度着底したらスロージャークを行う
  • STEP6:スロージャークでも反応がなない場合は、素早く2〜3回シャクってみる
  • STEP7:アタリがあってもシャクってしっかり口にハリを掛ける
  • STEP8:リールを巻いてタチウオを引き寄せて水面まできたらラインを手で掴んで取り込む

リフト&フォールやただ巻きでも誘うことができるため、初心者でも行いやすいです。

また、太刀魚の歯は鋭く危険なので、エラ付近を持って押さえてペンチなどを使用してハリを外すようにしましょう。

サバ

サバは、北海道南部以南の日本各地の沿岸を群れで回遊する魚です。

4月〜11月の春〜秋頃までがサバ釣りのトップシーズンとなっていて、堤防漁港海釣り施設船釣りなどでも釣ることができます。

11月〜12月に船釣りでサバを狙うと、脂が乗っていて大型のサバを狙うこともできます。

サバが捕食するために活性が上がる朝マズメと夕マズメの時間帯を狙えば、釣り上げることができるでしょう。

サバ釣りに使用するルアー

ルアーでサバを釣る場合は、20g〜30g程度の小さなメタルジグを使用したライトショアジギングで釣るのがおすすめです。

サバが活性の高い時期は、アピール力があり飛距離も出て幅広い層を探れるメタルジグが向いています。

使用するメタルジグのカラーは、ナチュラルな青やアピールできるピンク・反射してアピールできるシルバー・合わせ色のブルーピンクなどを一通り揃えておくとその日に合わせて使用できますよ。

サバをルアーで狙う釣り方

サバをメタルジグを使って、堤防などから狙う釣り方は以下の通りです。

  • STEP1:メタルジグを遠投して、着底させる
  • STEP2:余計な糸ふけを巻き取り、ロッドを1回煽ってリールを一巻きする(ワンピッチジャーク)でサバを誘う
  • STEP3:反応が無いなら、小刻みにロッドを煽りながらリールを早巻きする(じゃかじゃか巻き)でサバを誘う
  • STEP4:アタリを感じたら合わて、リールを巻いてやり取りしながら取り込む

サバはメタルジグが沈んでいるときに食ってくることもあるため、
着底していないのにラインが止まったりなど少しでも違和感を感じたら合わせてみるといいでしょう。

また、サバは群れで動いているため、1度釣れると連続して釣り上げられることもあるのでルアーを何度かキャストしてみてください。

マグロ

マグロは別名クロマグロと呼ばれ、日本近海を広く回遊している魚です。

最大で4mサイズに達し、体重800kgのマグロも存在します。

幼魚なら九州以北で夏から初冬釣りやすく、1歳魚以上のマグロは冬の琉球列島や春と秋の九州以北で釣ることができます。

ルアーを使用してマグロを釣る場合は船釣りが基本で、マグロに追われて逃げている小魚が波を立てながら逃げているのが分かるナブラへ投げるのがポイントです。

マグロ釣りに使用するルアー

マグロ釣りに使用するルアーは、マグロが捕食しているベイトフィッシュによって大きさやタイプを選ぶのがポイントです。

マグロがイワシなど小型のベイトを捕食していてナブラ周辺にキャストするなら9〜14cm前後で重さが40〜100g程度のシンキングタイプ、マイワシやサンマ・トビウオなどを捕食している場合は16〜23cmで重さ50〜120g前後で誘い出せるフローティングタイプがおすすめです。

天気や水の澄み具合や釣る場所によって、食いがいいルアーのカラーが異なるのでベイトフィッシュに似たカラーやアピールできるものを選ぶといいでしょう。

マグロをルアーで狙う釣り方

マグロをシンキングタイプのルアーを使用するときの釣り方は以下の通りです。

  • STEP1:ナブラを見つけたらルアーを遠投する
  • STEP2:海面から飛び出さないくらいの速さで素早くリールを巻いてマグロを誘い出す
  • STEP3:アタリが出るまで根気強くキャストする
  • STEP4:アタリが出たらしっかりマグロの口にハリを掛ける
  • STEP5:マグロを走らせて、頭をこちらに向かせたら巻き上げていく
  • STEP6:電動リールでは無い場合は、ロッドを上下させながら巻いて魚を浮かせていく
  • STEP7:浮かせてきたらハリスを手で掴んでタグり、網を使用して引き上げる

必要以上に走られないようにするため、ドラグは3kg〜5kg前後の締め気味に設定しておくのがポイントです。

ルアーを使用したマグロ釣りでも100kgオーバーの大型を釣ることが可能で、大型であるほど引きが強いためパワフルなファイトができますよ。

カマス

カマスは南方系の海水魚で、熱帯・温帯の海に広く生息しています。

沿岸域に棲息していて、サンゴ礁や岩礁の周囲を群れで活発に泳ぎ回ります。

小魚が接岸しやすい初夏〜秋にかけてがカマス釣りのベストシーズンです。

また、水が暖かくなる時期は朝夕マズメ、秋〜早春の低水温きは夜釣りが釣果が出やすくなります。

カマスを狙うなら捕食する小魚が豊富で潮通しがいい堤防の先端付近や、スロープ周辺船溜まり河口周辺はカマス釣りにおすすめです。

特に夜釣りの場合は、常夜灯周りには中型のカマスが潜んでいることもあるので探ってみるといいでしょう。

カマス釣りに使用するルアー

カマスは、アピール力があるミノープラグや遠投できるバイブレーション、リアクションバイトを狙えるメタルジグでも釣れますが、操作が簡単で汎用性の高い5cm前後のワームと1.5〜3程度のジグヘッドがおすすめです。

ワームを選ぶときはカマスの鋭い歯に食いちぎられるようなテールが付いていないデザインのワームを選びましょう。

また、ピンクやオレンジ・ホワイト・グロー・クリアなどの定番カラーを揃えておけば、選んで使えますよ。

カマスをルアーで狙う釣り方

カマスをワームとジグヘッドで釣る方法は以下の通りです。

  • STEP1:ルアーをキャストする
  • STEP2:ルアーが着水してから5秒数えて、一定の速度でただ巻きをして探る
  • STEP3:反応がなかったら、再度キャストするときに10秒・15秒と徐々に探る層を深くする
  • STEP4:ルアーに重みを感じアタリを感じたら素早く口にハリを掛ける
  • STEP5:カマスとやり取りをしてリールを巻いて寄せてきて、一気に引き上げる

ただ巻きだけでなく、ゆっくり巻いて徐々にワームが沈みながら誘える巻き落としもカマスにアピールできるので試してみるといいでしょう。

カマスは活発に泳ぎ回っていて、釣れる時間帯が長くないため一回釣れたら手返しよくキャストしていくといいですよ。

サワラ

サワラは北海道南部辺りから本州・四国・九州の沿岸に生息している回遊魚です。

出世魚であり体長40~50㎝はサゴシ、50~60㎝はナギ、60㎝以上のものをサワラと呼びます。

サワラのベストシーズンは釣るエリアによって産卵期が異なるため、関東では12月〜2月関西では3月〜5月となり、朝夕マズメが狙うのに向いている時間帯です。

また、船から深場を狙ったジギングや、(堤防の先端部や張り出した地磯の先端部)からサワラを狙うルアーフィッシングで釣ることができますよ。

サワラ釣りに使用するルアー

サワラ釣りに使用するルアーは船釣りか岸釣りかで異なります。

船釣りの場合は60g〜150gのメタルジグを使用して深場を探ったり、岸釣りからは10g〜28gのメタルジグ9~10cmのバイブレーションなどを使用して狙うことができます。

海水が澄んでいるならブルピンやシルバー、海水が濁っているならアカキンやグリーンゴールドなどを持っていると使いやすいです。

また、サワラは派手なカラーを好むため、アピール力が強いピンクやシマシマなどのルアーを選ぶといいでしょう。

サワラをルアーで狙う釣り方

サワラをメタルジグやバイブレーションを使用して、岸釣りを行うときの釣り方は以下の通りです。

  • STEP1:メタルジグを遠投する
  • STEP2:メタルジグを沈める
  • STEP3:フォール中にアタリがなければ、一定速度のただ巻きやピッチジャークなどでサワラを誘う
  • STEP4:アタリがあったら、すぐに口にハリを掛ける
  • STEP5:魚とやり取りをして足元に来たら、ロッドで円を描くように泳がせて網へ誘導して引き上げる

誘いを掛けているときにすぐに合わせられるように、糸ふけを出さないようにしましょう。

また、取り込む時にロッドを倒してサワラを網に入れようとすると、ラインを食いちぎられてしまう可能性があるためコツを押さえて網に誘導させるようにしてください。

GT(ロウニンアジ)

ロウニンアジは日本近海では南日本~琉球諸島、および伊豆諸島、小笠原諸島周辺に生息している海水魚です。

成魚になると全長180㎝・体重80㎏の超巨大魚になり、大海原で単独行動をしています。

また、水深100mくらいまでの浅場を泳いでいて、大型のロウニンアジであるほど特に水深30~40mのサンゴ礁や岩礁などを好んでいます。

7月〜8月の真夏と冬場以外に釣れ、基本的にロウニンアジを釣る専門の船に乗って釣りを行いますが、からも釣ることができますよ。

GT釣りに使用するルアー

ロウニンアジは比較的浅い場所に生息しているので、上層を探れアピールができるペンシルベイトポッパーなどを使用します。

70~200g前後のルアーを使って釣ります。

シマ模様の派手なカラーや反射して輝くカラーなどを選ぶと、ロウニンアジにアピールできますよ。

ロウニンアジを釣る場合重いルアーをキャストするため、ロウニンアジ専用ロッドを揃えるようにしましょう。

GTをルアーで狙う釣り方


ポッパーを使用して船からロウニンアジを釣る方法は以下の通りです。

  • STEP1:船に乗って釣れるポイントでキャストする
  • STEP2:早巻きやロッドを小刻みに振ってポッパーでロウニンアジを誘う
  • STEP3:ポッパーをロウニンアジが追ってきたらアクションをやめて、ロッドでルアーを軽く動かす
  • STEP4:ロウニンアジが食いついたら、ロッドを大きく振って口にハリを掛ける
  • STEP5:強い引きに負けず、ロウニンアジとやり取りをして徐々に寄せてくる
  • STEP6:ギャフや網を使用して引き上げる

ロウニンアジを釣るときはとてもパワフルなやり取りが必要となります。

力も必要なので負けないように根気強くやり取りをするようにしましょう。

ハゼ

ハゼは北海道から種子島まで生息している魚です。

砂泥底を好んでいて、多毛類や甲殻類・貝類・小魚・アオノリなどの藻類も捕食しています。

夏になると孵化してから成長したハゼが浅瀬を泳ぎ始めるため数釣りができ、秋から晩秋になると13cm〜20cm前後にまで成長したハゼが釣れます。

冬になると水温が低下するためハゼが深場に移動するので釣りにくくなりますが、大型のハゼを狙うことができるのでチャレンジしてみるのもいいでしょう。

ハゼは朝夕マズメや夜だけでなく日中でも釣れるため、初心者でも釣果が期待できます。

河川の下流河口周辺河口排水溝周辺の港湾部は、海水と淡水が混ざっていて塩分濃度の低い場所を好むハゼにとって生息しやすく、橋の影部分に隠れられる橋脚周辺はハゼを狙うのにおすすめです。

また、沈んだ岩の周辺では大型のハゼを狙うこともできますよ。

ハゼ釣りに使用するルアー

ハゼは餌釣りが一般的ですが、ハゼは小魚も捕食すため小型のクランクベイトを使用して釣る(ハゼクランク)こともできます。

根掛かりもしにくいため、岩があるような根掛かりしやすい場所でも扱いやすいです。

ハゼは浅場を泳いでいるため上層を探れるような、クランクベイトを選んで釣りを行いましょう。

また、ハゼが食いつくカラーはその日によっても異なるため、アカキンやピンク、シルバーなどを何パターンか持っていると探りながら使うことができますよ。

ハゼをルアーで狙う釣り方


クランクベイトを使用してハゼを釣る方法は以下の通りです。

  • STEP1:クランクベイトをキャストする
  • STEP2:着水したら一気に巻きいて底を探る
  • STEP3:反応がなければ、リールを巻くのを止める(ストップ&ゴー)
  • STEP4:手元でググッとアタリを感じたら、リールを巻いて引き上げる

浅いところにキャストして巻くだけで釣れるので、初心者でも思いっきり楽しめます。

ハゼがなかなか釣れなかったり、ある程度釣ったら狙うポイントを変えるようにするといいでしょう。

ルアーを使いこなして色々な魚を釣ろう

今回は23種類の魚別に使用するルアーや釣り方を紹介してきました。

釣りたいターゲットに合わせてルアーを選び、適したアクションで誘うのが釣り上げるためのポイントです。

初心者でもルアーを使用して楽しめる釣りはたくさんあります。

ルアーを使いこなして、色々な魚を釣って楽しみましょう!


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