ハゼはどうやって釣るの?ハゼ釣りに必要な仕掛けや狙うべきポイント
投稿者:ANGLERりゅーちょい
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「ハゼ釣りってどういう釣りだろう?初心者には難しいのかな…」
「ハゼ釣りに挑戦したいけどどんな仕掛けを用意すればいいんだろう?自分のやり方であっているのか不安だな…」
今からハゼ釣りに挑戦するあなたはハゼ釣りについてほとんど知識がない状態で、「本当にハゼが釣れるのかな…」と楽しみより不安を感じている気持ちの方が大きいでしょう。
しかし、あなたはハゼを釣ってみたいと思っているからこそ、「ハゼ釣りの詳しい釣り方や仕掛けについて知りたいな」と考え、本記事に辿り着いたと思います。
結論から言うと、本記事を読むことでハゼ釣りを始める際に不安に思っていること、悩んでいることは、99%解決できるでしょう。
なぜなら、ハゼ釣りの基礎知識はもちろんですが、詳しい釣り方や仕掛けについてなど、ハゼ釣りをしたいあなたにとって必要な情報をすべて網羅しているからです。
「せっかく準備万端で釣りに出かけても一匹も釣れなかったら嫌だな…」と不安になっている方も、ハゼ釣りについての知識が身につき、明日からは晴れ晴れとした気持ちで釣りに出かけられるはずです。
本記事では、ハゼ釣りの経験が全くなかった私が、ハゼ釣りの方法や仕掛けについて理解し、20センチ超えの巨大ハゼを釣り上げるまでに至ったノウハウを伝授します。
最後まで目を通していただければ、ハゼ釣りに関する不安がなくなり、自信を持って釣りを楽しむことができるでしょう。
ハゼ釣りに挑戦したい釣り初心者の方は、本記事を参考にしてハゼ釣りに関する知識を身につけましょう。
ハゼ釣りのタックル
ハゼ釣りに必要なタックル(釣り用具)は主に以下の通りです。
- ロッド
- リール
- 道糸
- 市販のハゼ釣り仕掛け
以上がハゼ釣りで使うタックルです。特に凝ったものは必要ありません。具体的には以下で解説していきます。
使用するロッド
ハゼ釣りに使用するロッドは軽くて小型のものがおすすめです。
ハゼ自体が小型の魚のため、軽量のロッドでも充分に引きに耐えられるためです。遠投用の長いロッドでも使えなくはないですが、重くて疲れやすくなるので気をつけてください。
だいたい1.8m~2.4mあたりのルアー用ロッドで充分です。天秤などの重りをつけない場合はいわゆる「のべ竿」も使えます。
ハゼ釣りの魅力は気軽さでもあるので、装備が軽くなる小型ロッドを選んでみましょう。
リールは小型スピニングリールで充分
ロッドに合わせるリールは小型のスピニングリールで充分です。
理由はロッドと同じで、ハゼ自体の引きが強くないためです。巻き性能よりも、あくまで軽くて取り回しが良いものを選びましょう。
迷ったときは軽量のロッドとリールがセットになったものを購入すれば間違いないと思います。
特にこだわりがなければ小型のリールを選んでみてください。
スピニングリールとはロッドを真っ直ぐにした状態で横向きに糸を巻き取るリールです。糸絡みが少なく、初心者でも扱いやすいリールとなります。
道糸はPEラインでOK
リールに巻く道糸はPEラインで大丈夫です。
ハゼが食ったときの感触がロッドに伝わりやすく、初心者でも扱いやすいからです。バラす(食った魚が逃げてしまうこと)ことが不安なのであれば、ナイロンラインのほうが食い込みは良くなります。
しかし、ハゼ釣り以外の釣りではPEラインを使うことが多いでしょう。リールの道糸を巻き直すのは手間になりますし、道糸の違いで釣果が大きく変わることもありません。
道糸はハゼ釣り以外でも使えるPEラインを選んでおきましょう。
使用する仕掛け
使用する仕掛けは小型の天秤に市販のハゼ釣り仕掛けを合わせたものがおすすめです。
遠投するわけではないため、天秤につける重りはナス型の3〜5号あたりの軽いもので充分です。釣り場の水位などによって使い分けましょう。
天秤を使用することで糸が絡むリスクが減ります。
また、あらかじめハリスのついたハゼ釣り仕掛けを用意しておくことで、根掛かり(針が岩などの障害物に掛かること)で針をロストしてもすぐに取り替えることができます。
自前の仕掛けでも大丈夫ですが、初心者の場合はハリスを針に結ぶのに手間取り、釣っている時間より準備時間の方が長くなってしまった! なんてトラブルになりますよね。市販の完成品を用意すればスムーズに釣りを楽しめます。
仕掛けはトラブルのリスクが減るものを選びましょう。
餌はアオイソメ
ハゼ釣りの餌はアオイソメ(地域によってはアオムシ、チョウセンムシと呼称)がおすすめです。
アオイソメは虫エサの中でも比較的に大きく初心者でも針につけやすく、一般的な釣具店でほぼ確実に入手できるためです。
針につけやすければ、一投ごとに手間取ることがないため、ハゼの食いが立っている時間を無駄にせずに済みます。
針にアオイソメをつける方法は以下で詳しく解説しています。
釣りエサのつけ方
アオイソメに限らず、虫エサは基本的に口から針を通して、針先を胴体から突き出す感じでつけます。ハリスと針の胴体とエサが直線になるようなイメージです。
ただし、ハゼの場合はアオイソメをそのまま使うと大きすぎるので、胴体から尻尾にかけて適度にカットしましょう。
だいたいタラシ(針先から余分に伸びているエサの長さ)が1cmから2cmあたりがベストです。食いつきが悪いときはアオイソメの頭が硬すぎて吐き出されている可能性があるので、頭側をカットしても大丈夫です。
エサにアオイソメを選ぶのは、状況に応じて大きさを変えられるというメリットがあります。
ハゼのちょい投げ釣りの方法
ハゼの代表的な釣り方といえば「ちょい投げ釣り」です。具体的な手順は以下の通りになります。
- 1.仕掛けを軽く投げて、オモリが着底したら静止し、エサを着底させる
- 2.エサが着底したら、そのまま数十秒、ハゼが食いつくのを待つ
- 3.アタリがなければ軽く竿をしゃくって、仕掛けを軽くジャンプさせる
- 4.また数十秒待ち、仕掛けをジャンプさせるの繰り返し
以上がハゼのちょい投げ釣りの手順です。
5分から10分ほど、ジャンプを繰り返しても反応がなければ、1度仕掛けを巻いてエサの状態を確認しましょう。
フグなどのエサ取りにエサをかじられて短くなっている場合はすぐに取り替えてください。少しボロボロになっているだけなら、逆にエサが柔らかくなってハゼが食いやすくなるときもあります。
反応がないときは1つのポイントにこだわらずに左右にバランスよく投げて、広範囲にハゼを探りましょう。
あわせ方
ハゼ釣りのあわせですが、6月から8月にかけては竿を軽く立てるだけで引っ掛けることができます。
夏場は水温が高くハゼか活性化している時期なので、アタリ(魚が餌に食いつくこと)がわかりやすく竿を大げさに立てなくても向こうから勢いよく食いついてくれるからです。
仕掛けを投げた途端に竿がピクピクと動くことも珍しくありません。
ただし、9月から11月にかけて徐々にアタリの強さが弱まることには注意しましょう。秋から冬にかけては水温が低下し、ハゼの動きもニブくなります。
夏場の勢いのあるアタリを期待していると、知らない間に餌だけ取られてしまったなんてことになりかねません。
ロッドに伝わる微妙なアタリを見逃さずに柔軟にあわせましょう。
アタリの強さは時間帯や潮位によっても変化するので、油断しないことが大切です。
アタリはあるけど釣れないときは針を小さくする
アタリがあるのに何度あわせても引っ掛けられない場合は、針のサイズを小さくしましょう。
ハゼの口よりも針のサイズの方が大きくて、掛かりづらいことが考えられるためです。
まずは5号から6号の針を試してみて、食いつきが悪いと感じれば3号ほどの針にサイズダウンさせましょう。
針の種類はハゼ専用のもありますが、いわゆる「袖針」でも充分に代用可能です。針の種類に関わらず、掛かりが悪いときは号数を小さくするということを覚えておきましょう。
ハゼ釣りで狙いたいポイント
ハゼ釣りのポイントは潮が満ちているときは岸に近い場所、潮が引いた干潮のときは少し深めの場所を狙いましょう。
ハゼは満ちているときは潮の流れで岸に寄ってきますが、ハゼは砂泥を好むため、引き潮のときは深めの場所に移動しているからです。
春の暖かい時期はより浅瀬に、秋が深まるにつれてより深場に移動するので、季節によって距離を微調整するのが大切です。
また、ハゼは基本的には岩場などに身を隠しているため、ポイントの距離に関わらず障害物のある場所を狙いましょう。
人間でも何もない広い空間で過ごすことは滅多にないですよね。魚でも同じことがいえます。
特に釣果が上がる時間帯は朝マズメ(日の出)、夕マズメ(日の入り)です。どちらも小魚の餌となるプランクトンが活性化するため、ハゼに関わらず魚の食いが立つといわれています。
ただし、マズメの時間帯であっても潮止まりのときはプランクトンが流れず、魚の食い気も落ちるので注意しましょう。
ハゼを釣るためには狙うポイントの距離と時間帯を調節することが大切です。
お手軽ちょい投げハゼ釣りを楽しもう
本記事ではハゼ釣りの仕掛けや、ちょい投げ釣りの方法を解説しました。仕掛け自体は容易に入手できるものなので、記事を参考に揃えてみてください。
実際にハゼ釣りを行うときはポイントと時間帯さえ間違えなければ、初心者であっても釣果を期待できるでしょう。
ハゼ釣りは釣りの中でも難易度が低いので、家族や友人と楽しんでみてください。
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