3万円で用意できるメバリングのタックル!選び方のコツからおすすめ商品まで紹介
投稿者:ANGLERりゅーちょい
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「メバリングのタックルを用意したいけど、費用はどれくらいかかるのかな」
「手持ちのタックルでメバリングをやってみたら上手くいかなかった。ちゃんとしたタックルを選びたい」
釣りの中ではポピュラーな部類であるメバリングですが、やはり初心者の頃は上記のようにわからないことが多くあります。
他の釣りとたいして変わらないだろうと思って、手持ちのタックルを流用したら通用しなかった人も多いことでしょう。
僕も最初は同じことをして痛い目に合いました。
「メバリングのタックルに具体的な選び方はあるの?」
上記のことを知りたくて、身近な釣り師に聞いてみても、メバリングをする人は職人気質が多くてアバウトな説明しかしてくれないこともありますよね。
たとえるなら、職人に弟子入りしたのに昔ながらの「見て覚える」「経験」といった要素ばかりでさっぱりわからないといった感じでしょうか。
僕も地元の漁師さんの釣り方やタックル選びを四苦八苦しながら覚えたので、気持ちはよくわかります。
ですが、僕はメバリング初心者の人にはやはり優しく知識を共有してあげたいという思いが強くあります。
本記事ではメバリングの初心者がすぐにメバルを釣れるようにタックルの選び方を具体的に解説していきます。
おそらく、記事を読み終わる頃には玄人をもうならせるほどの基本的な知識を得ていることでしょう。
実際に僕が使っているタックルも紹介しているので、記事を読むだけでタックルを揃えることも可能です。
ぜひ、本記事を参考にメバリングのタックルを揃えてみてください。
タックルを揃えてメバリングを実践すれば、メバルの魅力にハマること間違いなしです。
メバリングのタックル
本項目ではメバリングのタックルについて説明します。
詳しくは下記を参考にしてください。
メバリングのタックルを揃えるための予算
まず、メバリングのタックルを揃えるための予算ですが、僕個人としては3万円前後あたりが妥当かと思います。
理由としては3万円で道具を揃えるのが、最もコスパが良いからです。
もちろん、もっと少ない予算で揃えることも可能ですが、あまりに安すぎるものは壊れやすいなどのデメリットがあります。
買い直すなどをすれば、結果的に当初の予算を超えてしまうことがあるでしょう。
また、逆に高価すぎるタックルを初心者が揃えることもおすすめはできません。
なぜなら、高価なタックルは確かにメリットは多いですが、相性もあるからです。
せっかく、奮発して買ったのに使いづらいと感じてしまったら損ですよね。
たとえば、会社の上司などはとても高価なタックルを自慢していたなんてことがあるかもしれませんが、劇的に釣果に差が出るわけではないので大丈夫です。
3万円前後であれば若い人でも、メバリングを始めやすい予算だと思います。
ロッド
メバリングのタックルの中で最もこだわりたいのはロッドです。
メバリングで使うロッドは基本的に短めの軽いロッドを選ぶことが重要となります。
メバルを狙う際は沿岸部の近いポイントを狙ってキャスティング(ルアーを投げること)を繰り返すため、軽いロッドの方が疲れづらいからです。
初心者が陥りやすいロッド選択のミスとして、ルアーの飛距離を出したいからと長くて重たいロッドを使うことがあります。
メバリングは沿岸部付近を狙う都合上、ルアーの飛距離を出す必要はあまりありません。
長いロッドは取り回しに苦労するので気をつけましょう。
また、メバリングのロッドでは竿先が柔らかいものがおすすめです。
理由は竿先が硬いとメバルの食い込みが悪くなるからです。
メバルは餌を丸呑みして一気に潜る習性があるのですが、竿先が硬いと食いついた瞬間に違和感を感じてすぐに餌を離してしまいます。
竿先が柔らかければメバルが食いついたときの抵抗が少なく、メバルの警戒感を薄めることができるのです。
メバリングのロッドは軽くて竿先が柔らかいものを選ぶと覚えておきましょう。
リール
メバリングのロッドに合わせるリールは自重が軽いものがおすすめです。
先の項目でメバリングのロッドは軽いものを選ぶと説明しましたが、軽いロッドに重過ぎるリールは重心のバランスが崩れるからです。
ロッドとリールの重心バランスが悪いと、上手くキャスティングができずに狙ったポイントにルアーを落とすことができません。
選んだロッドに対して、重過ぎないリールを選ぶようにしましょう。
また、メバリングのリールでは最大ドラグ力が弱いものがおすすめです。
最大ドラグ力とはリールが何kgまでの重さまでラインを固定できるかという数値になります。
最大ドラグ力が2kgだった場合、2kg以上の力が加わるとラインを勝手に吐き出すという仕組みですね。
なぜ、メバリングでは最大ドラグ力が弱い方が良いかというと、使うラインが細くて切れやすいからです。
たとえば、最大ドラグ力が強いリールを使うと、メバルの強い引きでもがっちりとラインを固定してしまうため、切断するリスクが高まります。
最大ドラグ力が弱めだと、メバルの引きに柔軟にラインを吐き出してくれるため、トラブルが減るというわけです。
メバリングで使うリールは軽くて最大ドラグ力が弱いものを選びましょう。
道糸
メバリングで使う道糸(リールに直に巻くライン)はPEラインがおすすめです。
理由は細くて、急激な負荷に強い道糸だからです。
メバルはサイズがそこまで大きくなくても、引きが強い魚です。
そのため、食いついた瞬間から強い力が道糸に伝わります。
使う道糸の強度や細さによってはメバルと格闘した結果、引きに負けて切れてしまうことがあるのです。
道糸が切れてしまえば、当然、仕掛けごと海にロストすることになるので余計に出費がかさんでしまいます。
一から仕掛けをセッティングし直す手間も増えるので、良い事がありません。
PEラインはメバルに警戒感を与えない細さながら、急激な負荷に強い特性があるため、切断するリスクを減らすことができるのです。
とくに理由がないのであれば、メバリングで使う道糸には必ずPEラインを選択しましょう。
ショックリーダー
メバリングで使うショックリーダーはフロロカーボンラインがおすすめです。
ちなみにショックリーダーとはルアーと道糸の間に設ける別の種類のラインのことです。餌釣りではハリスと呼ぶことがありますね。
なぜ、ショックリーダーにフロロカーボンラインがおすすめかというと、先に紹介したPEラインの弱点をカバーしてくれるからです。
PEラインは急激な負荷には強いですが、摩擦による衝撃には弱いという欠点があります。
メバルは岩などの障害物の付近に生息しているため、やり取りをしているとどうしてもラインが障害物にこすれてしまいます。
つまり、PEラインに直接ルアーをつけると切断するリスクが高まるのです。
フロロカーボンラインは摩擦に強いという特性があるので、PEラインとルアーの間に設けることで欠点を補ってくれます。
道糸にPEラインを選んでいる場合はショックリーダーとしてフロロカーボンラインも一緒に用意しましょう。
メバル釣りにおすすめのタックル
メバリングで使うタックルを解説してきましたが、初心者の場合だと知識だけ得ても実際に選ぶことは難しいですよね。
本項目では実際に僕が愛用しているタックルを紹介します。具体的には以下の通りです。
- ロッド:月下美人 76UL-S
- リール:スーペリア2000S
- 道糸:G-soul X8 UPGRADE
- ショックリーダー:ライトゲーム
以上となります。
先に紹介したメバリングのタックルの予算通りに組める仕掛けなので、タックル選びに迷っている人は参考にしてみてください。
タックルごとの詳細は下記で具体的に紹介していきます。
おすすめロッド:ダイワ「月下美人 76UL-S」
僕が実際に使っているメバリングのおすすめロッドが「月下美人 76UL-S」です。
なぜ愛用しているのかというと、とにかく竿先が柔らかくて感度が抜群だからです。
先にも説明した通り、メバリングでは竿先の柔らかさが重要になります。
「月下美人 76UL-S」はメバルの食いつきに対して柔軟にしなってくれるので、メバルに違和感を与えず、逃げられることがほぼありません。
食いついたら後はロッドを強く持ち上げてアワセる(ルアーの針をメバルに引っ掛けること)だけでメバルを釣り上げることが可能です。
1万円前後で購入できるロッドですが、値段以上のパフォーマンスを発揮してくれます。
メバリング用のロッドが決められない人はぜひ選んでみてください。
- 商品名:月下美人 76UL-S
- メーカー:ダイワ
- 全長:2.29m
- 自重:92g
- タイプ:スピニング
- 値段:10,496円
おすすめリール:アブガルシア「スーペリア2000S」
「スーペリア2000S」はとにかく長く使えるリールとしておすすめです。
なぜ長く使えるのかというと、内部に撥水加工を施しているリールだからです。
海釣りでは当然、ラインが海水に浸かってしまうため、どうしてもリールの内部に塩分が溜まってしまいます。
普通のリールであれば、長く使えば使うほど、結晶化した塩分によってガリガリと異音が生じ、巻き心地が悪くなるのです。
「スーペリア2000S」は撥水加工によって、塩分が適度に抜けてくれるため、いつまでもスムーズな巻き心地が残ったままです。
メバリング用の初めてのリールとしてぴったりの商品といえるでしょう。
- 商品名:スーペリア2000S
- メーカー:アブガルシア
- 自重:225g
- 最大ドラグ力:3kg
- 値段:7,043円
おすすめの道糸:よつあみ「G-soul X8 UPGRADE」
メバリングの道糸に使うPEラインとしておすすめなのが「G-soul X8 UPGRADE」です。
おすすめする理由は値段以上の品質の高さです。
同じPEラインでも品質はメーカーや商品によって違います。
PEラインは引きに強い強度があるとはいっても、品質の悪い商品に当たってしまうとあっけなく切断してしまうのです。
その点、「G-soul X8 UPGRADE」はメバルとのやり取りをスムーズにこなしてくれるので、強度にかなりの信頼感があります。
少なくとも、僕の使用経験の中では目立ったトラブルはありません。
PEラインの種類が多すぎて困っている人はぜひ選んでみてください。
ちなみにメバリングでは太さ1.5号が使いやすいと思います。
- 商品名:G-soul X8 UPGRADE
- メーカー:よつあみ
- 全長:150m
- 太さ:1.5号
- 値段:1,873円
おすすめのショックリーダー:バリバス「ライトゲーム」
シンプルに使いやすいショックリーダーが「ライトゲーム」です。
メバリングにぴったりの1号の太さで、しっかりとした強度があるためです。
先に紹介した道糸とも相性が抜群で、メバルとのやり取りの中で障害物に少々こすれても、しぶとく持ちこたえてくれます。
コスパが良く、他の釣りにも流用できるので複数個、買い揃えておいてもいいでしょう。
クセがないので、メバリング初心者にぴったりのショックリーダーです。
- 商品名:ライトゲーム
- メーカー:バリバス
- 全長:30m
- 太さ:1号
- 値段:954円
メバリングにおすすめのルアー7選
メバリング用のタックルを一通り紹介しましたが、タックルを一式揃えることができたら余った予算でメバリング用のルアーを用意しましょう。
本項目ではおすすめのメバリングルアーを具体的に紹介していきます。
ルアーは状況によって使い分けることができますし、ロストする可能性もあるので気に入ったものがあれば手当たり次第、揃えてみてください。
ダイワ「月下美人 漂 SOLID 40S 夜光シラス」
汎用性の高さでおすすめのメバリングルアーが「月下美人 漂 SOLID 40S 夜光シラス」です。
本体が暗い海の中でほど良く光る仕様なので、メバルを含め、沿岸部に集まりやすい魚なら何でも誘うことができます。
メバリングに出かけると、どうしてもメバルではなくアジなどの他の魚が活性化しているケースが多々あります。
釣り人であれば、やはり釣れる魚を優先して釣りたいときもあるでしょう。
「月下美人 漂 SOLID 40S 夜光シラス」を使えば、仕掛けを変えることなくメバルでも、他の魚でも同じように誘えます。
汎用性の高いルアーです。
- 商品名:月下美人 漂 SOLID 40S 夜光シラス
- メーカー:ダイワ
- ルアー全長:40mm
- ルアー重量:3.6g
- 値段:874円
シマノ「ソアレ ライズショット DI 46HS XK-S46S」
「ソアレ ライズショット DI 46HS XK-S46S」はメバルの旬の時期である春先におすすめのルアーです。
理由は本体にアミと呼ばれるプランクトンを模したカラーを採用しているからです。
地域によって多少異なりますが、春先はアミが繁殖して、メバルの主食となっていることがあります。
「ソアレ ライズショット DI 46HS XK-S46S」を使えば、アミ狙いのメバルに強力なアピールができるので、他のルアーよりも釣果をあげやすいというわけです。
季節に特化したルアーが欲しいときは選んでみてください。
- 商品名:ソアレ ライズショット DI 46HS XK-S46S
- メーカー:シマノ
- ルアー全長:46mm
- ルアー重量:6g
- 値段:1,749円
シマノ「ソアレ ライズショット スティック 60S AR-C OL-260R」
視認性の良さでおすすめのメバリングルアーが「ソアレ ライズショット スティック 60S AR-C OL-260R」です。
なぜ視認性が良いかというと、本体が蛍光系のグリーンで塗装されているからです。
メバリングのメインとなる時間は夜のため、月明かりや外灯がない場所ではルアーがどの位置にあるのか見えづらい場合があります。
ルアーの位置が確認できていないと、正確なルアーアクションも起こせません。
「ソアレ ライズショット スティック 60S AR-C OL-260R」は暗い海中でも目立つ蛍光色なので、安心です。
メバルの興味を引きつける色でもあります。
釣り場の視界が悪いときは使ってみてください。
- 商品名:ソアレ ライズショット スティック 60S AR-C OL-260R
- メーカー:シマノ
- ルアー全長:60mm
- ルアー重量:7.6g
- 値段:1,705円
ダイワ「月下美人 プリズナーTG 7g ピンクイワシ」
「月下美人 プリズナーTG 7g ピンクイワシ」は大型サイズのメバルを狙いたいときにおすすめのルアーです。
理由は大型のフック(釣り針)が装着されているからです。
メバルは口が大きな魚のため、ルアーのフックが小さいと引っ掛からずに逃げられてしまうことがあります。
「月下美人 プリズナーTG 7g ピンクイワシ」は大型サイズのメバルの口にも適したフックを備えているため、引っ掛かる率がより高くなります。
せっかくいつも以上の強い引きが来たのに逃げられてしまった!なんて悔しい思いをしなくても済むでしょう。
大型のメバルを確実に釣り上げたい人におすすめです。
- 商品名:月下美人 プリズナーTG 7g ピンクイワシ
- メーカー:ダイワ
- ルアー全長:45mm
- ルアー重量:7g
- 値段:700円
ヨーヅリ「エバミノー」
長く使えるタフさでおすすめのメバリングルアーが「エバミノー」です。
なぜ長く使えるかというと、装着されているフックがサビにくい仕様だからです。
メバリングではルアーを海中に投げる都合上、やはり何度か使っているとフックがサビたり、塗装が剥げたりします。
フックがサビてしまうと、異臭を放つことがあるため、メバルからも警戒感を持たれてしまうのです。
「エバミノー」の標準装備フックはサビにくい素材のため、手入れさえすれば何年も使うことができます。
コスパに優れた丈夫なルアーとしておすすめです。
- 商品名:エバミノー
- メーカー:ヨーヅリ
- ルアー全長:55mm
- ルアー重量:4g
- 値段:679円
メジャークラフト「ジグパラ マイクロ スリム」
「ジグパラ マイクロ スリム」はちょっと離れたポイントを狙いたいときにおすすめのルアーです。
なぜかというと、小さなサイズながらも飛距離の出せる本体設計だからです。
メバルは沿岸部に潜んでいるため、飛距離の出るロッドやルアーはあまり使いません。
しかし、まれに海上の波止など、離れたところにポイントがあることがあります。
メインで使っているルアーではどうしても離れたポイントに届かないときは「ジグパラ マイクロ スリム」を使うといいでしょう。
軽く投げても、驚くほど遠くまで飛ぶので、広範囲にメバルを探れます。
狙うポイントが離れているときにおすすめのルアーです。
- 商品名:ジグパラ マイクロ スリム
- メーカー:メジャークラフト
- ルアー重量:5g
- 価格:435円
エコギア「メバル職人 ストローテールグラブ」
餌釣りに慣れている人におすすめのルアーが「メバル職人 ストローテールグラブ」です。
ワーム(ミミズのような疑似餌)タイプのルアーなので、メバルの食いつくタイミングが餌釣りと似ているからです。
普通の金属系ルアーでは餌釣りとメバルの食いつきの感触がかなり違います。
餌釣り上級者でも慣れるまではなかなか釣り上げることができないことも多々あるのです。
ワームタイプのルアーを使えば、餌釣りと似たニュアンスでメバルを誘うことができるので、持っている経験を活かすことができます。
メバルの餌釣りはやったことはあるけれど、メバリングは初心者という人におすすめです。
- 商品名:メバル職人 ストローテールグラブ
- メーカー:エコギア
- ルアー全長:50mm
- 入数:12
- 値段:406円
ライトタックルでメバルの引きを楽しもう
本記事ではメバリングのタックルの選び方を解説しました。
メバリングのタックルは軽いロッドとリールの組み合わせが基本です。仕掛けはPEラインとフロロカーボンを用意することも忘れないようにしましょう。
どうしても選ぶのに困ったときは紹介した僕が使っているタックルをそのまま使えば、ほぼ間違いないです。
ルアーは何個用意しても困らないので、お気に入りのものを色々と揃えてみましょう。
ぜひ、本記事を参考にメバリングのタックルを揃えて、メバルとの熱い勝負を楽しんでみてください。
メバルの強い引きは1度味わうと、病みつきになるほど快感です。あなたも確実にメバルの魅力にハマってしまうことでしょう。
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