おすすめのスピニングリール20選 | シマノ・ダイワなど有名メーカーを中心に初心者から上級者まで納得のリールを紹介!
投稿者:ANGLERりゅーちょい
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「これから釣りを始めたいけれど、スピニングリールを選ぶ基準がわからない」
「はじめてスピニングリールを購入するが、どれを選んでいいのか迷っている」
釣りをするうえで、ロッド(釣竿)の次に重要なのがリールであるといっても過言ではありません。
リールの選択によって釣果も変わってくるため、どういうリールを選ぶべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
本記事では、釣りの基本となるスピニングリールについて解説するとともに、ターゲット別におすすめのスピニングリールを紹介します。
初心者の方はスピニングリールの基本構造から、具体的な使い方がわかるようになり、釣りに慣れた人も次に選ぶべきリールが何かわかるようになります。
ショアジギングやアジングなど、用途に応じて最適なスピニングリールは変わってきますから、本記事を参考にターゲットや釣法に合わせて、自分にぴったりの製品を探してみましょう。
スピニングリールとは?
そもそもスピニングリールとはどういうものでしょうか?
スピニングリールは釣りに使われるリールではもっとも標準的で、とにかく扱いやすいのが特徴のリールです。
小さいサイズから大きいサイズまで種類もさまざまで、狙うターゲットによって使い分けるのが一般的です。
役割としては、仕掛けを投げたり巻き取ったりすることで、餌釣りでもルアー釣りでも、さまざまな釣り方に対応できます。
各パーツの名称
スピニングリールの各パーツの名称は次のようになっています。
ハンドル
ラインを巻き取る際に回す部分。スピニングリールの場合、左巻き(左手で巻く)と右巻き(右手で巻く)を変えられるのが普通。
ラインローラー
回転することでライン(糸)を巻き取る役割をもつ。
常にラインに触れており、海水が付着して錆びやすい箇所でもあるため、こまめにメンテナンスをする必要がある。
ベールアーム
ラインをラインローラーまで誘導する役割をもつ。ルアーなどをキャストする際はベイルアームを起こしてラインを出す。
スプール
リールにラインを巻いておく部分。リールによってラインを巻ける量や太さが変わってくる。一般的に、番号が大きいほど太いラインを長く巻けるようになる。
リールフット
ロッド本体にリールを装着する部分。
ドラグノブ
ドラグノブによって引っ張りの強さに応じたラインの出方を調整する。
「ドラグ」とは魚が掛かった場合など、一定の「引っ張り」がラインに掛かった際に勝手にラインを送り出してくれる機能のことをいう。引きに応じてラインを送り出すことでラインが切れてしまう(ラインブレイク)のを防ぐ仕組みになっている。
スピニングリールのサイズ
続いて、スピニングリールのサイズについて説明します。リールの大きさは「2000番」や「3000番」など番号で表すのが一般的で、番号が大きくなるほど太いラインを多く巻けるようになります。
狙うターゲットや釣り方によって使い分けるのが基本で、それぞれの番号で次のようなターゲットを狙うのが一般的です。
1000番
トラウトをターゲットにする場合、1000番のリールを使用する人が多いようです。渓流釣りでも1000番程度のサイズの小さいリールが活躍します。
トラウト:ニジマスをはじめ日本では珍しいブラウントラウト、そして渓流釣りでお馴染みのイワナやヤマメなどのマス系の淡水魚を指す。
2000番
アジングやメバリングに丁度よいサイズです。
2500番
バスフィッシングやエギングによいサイズです。
特にバスフィッシングは釣りの中でも特に人気のあるジャンルで、万能型の2500番リールを愛用しているプロも多いようです。
3000番
小型の青物やシーバス狙いに丁度よいサイズです。ちょい投げでカレイなどの根魚を狙ったり、サビキ釣りで同時に何匹もの魚を釣り上げる場合にも役立ちます。
4000番
ライトショアジギングによいサイズです。中型の青物を狙いつつ、シーバスと併用するなどの使い方ができます。
投げ釣りでヒラメやマダイなどの大型の魚も狙え、幅広い釣法に対応できるのが特徴です。
5000番以上
岸から大型の青物を狙うショアジギングや船からのルアー釣りに適したサイズです。
リールが大きければ必ず大型の魚が釣れるというわけではありませんが、シイラやカツオなど大型のターゲットを狙う場合は、はじめから5000番以上のリールを準備しておいた方がよいです。
特に初心者の場合は「シマノの3000番のリール」などと言われても、ピンとこないと思うので参考にしてください。
リールについているアルファベットの種類と意味
さらにリールには2000番、3000番などの番号の後にアルファベット表記がされているのが一般的で、それぞれ意味するところが違っています。
たとえば、シマノの人気リールに「ツインパワー XD C3000HG」がありますが、番号の後の「HG」はハイギアのリールという意味になります。要はリールの特性を示しているわけです。
代表的なアルファベットの種類と意味は次のようになります。
S
「シャロースプール」を意味し、スプールが浅い構造になっている。
HG
「ハイギア」を意味し、ハンドルを巻くことでより多くのラインを巻けるリールのこと。
たとえば、シマノのハイギアモデルの場合、ノーマルギアよりハンドル一回転で10センチほど多くのラインを巻ける。
逆にローギア(LG)の場合、ラインを巻くためにより多くハンドルを回す必要がある。
DH
「ダブルハンドル」を意味し、文字通りラインを巻くためのハンドルが2つ付いているリールのこと。
巻きが安定するメリットがあり、さらにアタリに素早く対応できるようになる一方、シングルのハンドルに比べてかなり重くなるデメリットもある。
スピニングリールの使い方
スピニングリールの各部の名称と役割を説明したところで、具体的な使い方について、特に基本的なところを簡単に説明します。
リールの扱いに慣れている方は、おすすめのリールについて後述するので、ぜひ参考にしてください。
リールの持ち方
まずはリールの正しい持ち方を覚えましょう。
ロッドのリール部分の持ち方は人それぞれと思っている初心者もいますが、リールの構造上正しい持ち方があります。
無理な持ち方をしていると、仕掛けを上手く扱うことができなかったり、ルアーを正確にキャストできなくなってしまいます。
上図のように、スピニングリール(のついたロッド)は中指と薬指の間で握りこむようにもつのが正しい持ち方です。
手の中央部分で握ることでバランスをとりやすくなり、さらにフェザーリングがしやすくなります。
フェザーリング:キャストした際のラインの放出を指でコントロールすることをフェザーリングという。スピニングリールの場合には、主に人差し指をスプールのエッジに当てることで余分なラインが出ないようにする方法が一般的。
特に渓流でルアー釣りをする場合などは、狙ったポイントに正確にキャストし、すぐにルアーを巻き取る(リトリーブ)ことが必要な場合があります。
しかし、正しい持ち方でなければ人差し指がスプールに届かずに上手くフェザーリングができません。
初心者の方は自分の持ちやすい持ち方でキャストしてしまいがちですが、間違った持ち方で慣れてしまう前に、正しい持ち方を覚えましょう。
ドラグの使い方
リールの使い方を知るうえで、さらに押えておく必要があるのがドラグの使い方です。
ドラグの役割については前述したとおりですが、大物が掛かった際にラインが張った状態で巻こうとすると、ラインが負荷に耐えられずに切れてしまう可能性があります。
折角掛かった大物をラインブレイクで逃してしまうのは悔しいですから、上手くドラグを調整してできるだけバラさずに釣り上げられるようになりましょう。
ドラグは時計回りにまわす(=ドラグを締める)とラインが出にくくなり、反時計回りにまわす(=ドラグを緩める)とラインが出やすくなります。
締めすぎると大物が掛かったときにラインが切れやすくなり、逆に緩めすぎると、いくらハンドルを回しても巻き上げられなくなってしまいます。
正確にドラグを調整するには、使用するラインの太さと強度を計算に入れる必要がありますが、実際には自分の経験と感覚で調整している人も多いです。
ただ、適切にドラグを調整することは確実に釣果につながりますから、できるだけ正しいドラグ調整の仕方を覚えておきましょう。
大まかな目安としては、使用しているラインの強さを事前に確認しておき、強度の3分の1程度の重さでラインが出るように設定します。
たとえば1.5号のラインを使っている場合、約2.7kgが強度の限界となるので、2.7kgの3分の1の0.9gぐらいの負荷がかかった場合にラインが出るように調整することになります。
とはいうものの、厳密に強度を計算するためにはバネ測りのような道具が必要となりますから、趣味で釣りをやるのであれば、自分の勘で調整する程度で構いません。
スピニングリールでの投げ方
続いて、スピニングリールでの遠投の仕方です。
投げ方はさまざまありますが、ロッドを振りかぶって投げる方法(オーバースロー)がもっともポピュラーで飛距離も出やすいです。
具体的には、以下のステップでルアーなどの仕掛けを投げ込みます。
- 1.中指と薬指の間でリールフットを握りこむ
- 2.人差し指にラインを引っ掛けてベールを返す
- 3.もう一方の手でロッドの根元をもって構える
- 4.近くに人がいないことを確認してロッドを前に振る
- 5.適切なタイミングで人差し指を離す
それぞれ、簡単にみていきましょう。
1.中指と薬指の間でリールフットを握りこむ
上述のように、まず中指と薬指の間で正しくロッドをもち、適切な長さの「タラシ」をつくります。
「タラシ」というのは、ロッドの先端からルアーやおもり、ウキなどの仕掛けまでの距離をいい、大体ロッドの先端から第一ガイドぐらいの長さにするとよいです。
ただし、仕掛けによってはもっと短くてもよいです。大体30~60cmぐらいを目安にしましょう。
2.人差し指にラインを引っ掛けてベールを返す
ラインに人差し指を引っ掛けます。指に深くかけすぎると適切なタイミングでキャストしづらくなるので、指先と第一関節の間(指先から3分の1ぐらい)に掛けましょう。
指にラインを掛けたらベールを起こして投げられるようにします。
3.もう一方の手でロッドの根元をもって構える
ラインに人差し指を掛けた状態で、もう一方の手でロッドの根元をもちながら後ろにもっていきます。
通常、ラインに指を掛けるのは右手で、ロッドの根元を持つのは左手になりますが、左利きの人の場合は逆でも構いません。
リールを握る手の反対側の足(右利きの場合は左足)を少し前に出すと投げやすくなります。
ポイントとしては、ラインに指を掛ける側の腕の肘を90度ぐらいに曲げて構えることです。
90度未満だと飛距離を出すのが難しくなりますし、逆に90度を超えるとロッドが後ろに傾きすぎて投げづらくなってしまいます。リールの位置を頭のすぐ横にもってくることを意識してください。
4.近くに人がいないことを確認してロッドを前に振る
狙うポイントとロッドの向きをしっかりと合わせ、近くに人がいないことを確認してからキャストの動作に入ります。
初心者の場合、どうしても利き腕の腕力で投げてしまいますが、重要なのはロッドの「しなり」を活かして投げることです。
リールを持つ側の手を前面に押し出し、ロッドの根元を持つ手を自分の方に引き込む感覚で投げます。
押し出す方よりも、手前に引き込む方を意識しましょう。剣道の「面」を打つ感覚で投げると上手くいきやすいです。
5.適切なタイミングで人差し指を離す
最後に適切なタイミングでラインに掛けていた指を離し、仕掛けを投げ出します。大体10時~11時ぐらいの角度で離すとよいです。
離すのが遅すぎると仕掛けが手前に落ちてしまいますし、逆に早すぎても野球の「フライ」のようになってしまい、やはり飛距離が出ません。
何度も練習してベストなタイミングで指を離せるようになりましょう。
ロッドを振り抜いたら、仕掛けがポイントに着水するまでロッドを45度ぐらいに維持してください。できるだけラインの放出を邪魔しないようにすることが大事です。
以上が基本的なオーバースローです。
はじめてキャスティングをする人にとっては難しく感じられるかもしれませんが、繰り返し練習することで、ほぼ無意識に正確なキャストができるようになります。
何度も練習して身体に覚えさせましょう。
ハンドルの左右の入れ替え方
ハンドルの左右の入れ替え方についても説明しておきます。
通常、スピニングリールは左巻き(左手でハンドルを回す)で使う人が多いですが、プロアングラーをはじめ右巻きにこだわっている人もおり、それぞれ理由があるようです。
最終的には自分の好きな方で構いませんが、ハンドルの入れ替え方は知っておく必要があります。
まず、お使いのリールのハンドル部分に注目してください。ハンドルの逆側にキャップがついているタイプであれば、左右の向きを変えられるものがほとんどです。
入れ替え方は難しくありません。キャップを外し、ハンドルを引き抜いて付け替えるだけです。
リールの機種やメーカーによって、キャップの中にあるビスをドライバーで緩めるタイプや、ハンドル側にネジがあるタイプなどがありますが、誰でも簡単に交換できることに変わりはありません。
詳しくはお使いのリールの説明書を参照してください。
スピニングリールを選ぶ際の4つのポイント
スピニングリールの構造や使い方について説明したところで、リールの選び方のポイントを解説します。
リールを選ぶための切り口として、次の4つの点から総合的に判断することが重要となります。
- 1.狙うターゲットや釣り方にあったスピニングリールを選ぶ
- 2.リールのサイズやバランスで選ぶ
- 3.好みのメーカーを選択する
- 4.値段で選択する
それぞれみていきましょう。
1.狙うターゲットや釣り方にあったスピニングリールを選ぶ
リールに限らず値段やコストパフォーマンスで選択するのも大事ですが、まず自分が狙うターゲットは何か、釣り方は何かという基本的なところを押さえることがもっとも重要です。
ターゲットや釣り方によって、次のように最適なリールが変わってきます。
汎用タイプ
さまざまな場面で広く使えるのが汎用タイプのリールです。餌釣りにも幅広く使えます。
遠投タイプ
遠くに仕掛けを投げるのに適した設計になっているリールです。スプールが大型で太いラインを大量に巻き取ることができ、ショアジギングや船釣り向けです。
SWタイプ
大物釣りを想定したリールで遠投タイプとほぼ同じと考えて構いません。ただし「SW」は「ソルトウォーター」の意味で、特に塩害に強いリールであることを意味します。
専用タイプ
アジングやメバリング、エギング、そしてショアジギングなど、それぞれの釣り方に適した設計になっている専用リールです。
汎用タイプはさまざまなシチュエーションに対応できますが、狙うターゲットや釣り方にこだわるならば、専用タイプのリールを購入した方がよいでしょう。
たとえば、ショアジギングだけをやるならばショアジギング用のリールを購入するのが基本であり、堤防でサビキ釣りや餌釣り以外やらないというならば、遠投用のリールである必要はありません。
逆にいろいろな釣りを広く楽しみたいならば、もっともターゲットの大きいものを基準に汎用リールを選ぶとよいです。
リールのサイズやバランスで選ぶ
巻けるラインの太さや長さ(ラインキャパシティー)を考慮することも重要です。
たとえば、4号のナイロンラインを100mしか巻けないリールに150m分を巻こうとしても、スプールに収まりきりません。
逆に、3号のラインを210m巻けるリールに1号のラインを同じだけ巻いても、スプールに溝ができてしまってキャスト時にライントラブルが起こりやすくなります。
ラインキャパシティーはリール本体に記載されているので、購入前に必ず確認しましょう。
加えて、使用するロッドとのバランスも考えることも重要です。ロッドとリールのバランスが悪いとキャスト時の腕の負担が大きくなってしまったり、釣果が悪くなるケースもあります。
ロッドやリールは高価なものほど軽量で取り回しがしやすい傾向があるので、できるだけ両者のグレードを揃えることをおすすめします。
また、ある程度リールの扱いに慣れてきたら、「ギア比」にも注目しましょう。
ラインスプールに付いているギアとハンドルに付いているギアの比率のことを「ギア比」といい、比率が高く(ハイギア)なると、ハンドルを1回転したときのラインの巻き取り量が多くなります。
トータルバランスで考えるなら標準のギア比のリールで構いませんが、ショアジギングなど、常にハンドルを回し続ける釣りの場合は、ハイギアのリールをおすすめします。
好みのメーカーを選択する
求めるリールのタイプやスペックがわかったら、自分の好みのメーカーかどうかも検討に入れるとよいでしょう。
シマノやダイワなど有名メーカーのものは基本的に「外れ」がないため、価格にこだわらずよいものが欲しい場合は、信頼のおけるメーカーを選んでおいたほうが無難なケースが多いです。
一方、新興のメーカーでもコストパフォーマンスに優れたものが多いので、できれば実物を触ってみてから自分に合ったものを選びましょう。
アマゾンなどネット通販を利用する場合でも、まずレビューをよく確認してから購入すると「買ってみたけれど自分には合わない」という事態をある程度は防ぐことができます。
価格で選択
当然、価格を考慮するのも重要です。まず自分が必要とするリールのタイプやスペック、種類を決めたうえで購入する価格帯を決めましょう。
シマノ、ダイワなどの有名メーカー品は無名メーカーのものよりも高いのが普通であり、迷ったらメーカー品を購入した方がよいケースが多いです。
しかし、ターゲットや釣り方によっては安物のリールでも十分対応可能なケースも多いのも実態です。
値段も重要ですが、しっかりと品質が担保されているか確認してから購入するようにしましょう。上述のポイント(選び方の視点)を考慮したうえで、自分に適したリールを慎重に選択するようにしてください。
初心者におすすめのスピニングリール5選
初心者に特におすすめのスピニングリールを紹介します。
上述のように、ターゲットや釣り方によって最適なリールは変わってきますが、初心者は特に扱いやすいものを選択しましょう。
以下では特に扱いやすく、可能な限りさまざまなシチュエーションに対応できるリールを紹介します。
なお、ある程度リールの使い慣れた人やターゲットが決まっている人は、以下で用途別におすすめを紹介するので、そちらを参考にしてください。
シマノ:「セドナ」シリーズ
シマノのエントリーモデルと呼ばれるモデルで、5000円以下で購入できるにもかかわらず、多くのアングラーが頷くスペックをもっているのが特徴です。
老舗ブランド「シマノ」の技術が如何なく発揮されており、非常にコストパフォーマンスに優れています。ロッドとの一体感を生む設計で長時間釣りをしても疲れにくいのが特徴です。
ハンドルを回す感覚もスムーズで、製品自体も軽いため、特に初心者にはおすすめのシリーズです。
ギア比:5.0
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):2.0/3.0
自重:215g
価格:4,164円~
主なターゲット:メバル トラウト アジ
シマノ:「アリビオ」シリーズ
「シマノ」がリリースしているリールの最廉価バージョンです。現状、4000円以下で購入できるリールですが、シマノだけあってコストパフォーマンスに優れています。
巻き心地がスムーズでライントラブルが起こりにくいのが特徴で、2500番ぐらいを購入すれば、簡単な餌釣りからアジング・エギング・ライトショアジギングなどに十分応用ができるシリーズです。
特に初めて釣りをする人におすすめです。
ギア比:5.2:1
最大ドラグ力:3.0kg/29.4N
自重:260g
価格:3,829円~
主なターゲット:アジ メバル イワシ キス アオリイカ タチウオ タイ シーバス ブラックバス トラウト
ダイワ:「レブロス」シリーズ
ダイワのエントリーモデルです。幅広いターゲットに対応できるのが特徴で、1000番~2000番ぐらいはソルト(海釣り)にもトラウトにも使いやすくおすすめで、プロにも愛用されているシリーズです。
軽くて高精度な巻上げが可能で、ライントラブルが起こりにくいのが特に初心者にとってはありがたいところでしょう。デザイン・性能・値段のバランスが良く、非常にコストパフォーマンスに優れています。
ギア比:5.6
最大ドラグ力:2kg
自重:255g
価格:5,488円~
主なターゲット:メバル アジ トラウト カサゴ メッキ カマス ブラックバス
シマノ:「ナスキー」シリーズ
初心者にとってはちょっと高いと感じるかもしれませんが、シマノの先進テクノロジーが如何なく発揮されており、非常に信頼度の高いシリーズです。
特に4000番や5000番はショアジギングをはじめるのに最適なモデルといえます。
ギアの回転も滑らかでリーリング(巻き取り)が非常にスムーズで、ロッドの操作性の向上を実現できるため、長時間ロッドを投げ続けるショアジギングに適しています。
ギア比:6.2
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):6.0/11.0
自重:295g
価格:9,509円~
主なターゲット:シーバス ワラサ イナダ ヒラメ マゴチ マダイ タチウオ
okuma(オクマ):「サフィーナ」シリーズ
とにかく安くリールを購入したい人や、週末しか釣りに行かないので必要最低限のものがあればよいという人におすすめです。2000円台で購入でき、価格に対してかなりコストパフォーマンスがよいと評判です。
国産の有名メーカーなどに比べると巻き心地が重かったり、諸々使いづらいという点はあるものの、ベールの作動やドラグ性能など十分な品質を維持しています。
これからアジング・メバリング・ちょい投げなどをはじめる方におすすめです。
ギア比:5.0:1
自重:240g
価格:2,403円~
主なターゲット:メバル アジ イワシ サバ トラウトなど
【ターゲット別】おすすめのスピニングリール
続いて、釣り方別におすすめのスピニングリールを紹介します。初心者の方はもちろん、リールの扱いに慣れている人も、ぜひ参考にしてください。
アジング・メバリングにおすすめのスピニングリール5選
アジングやメバリングは基本的に軽いロッドを使うため、リールも1000~2000番ぐらいのものがおすすめです。
さらに近年は、超軽量のロッドに対応した500番リールもありますが、初心者の方は、まず2000番ぐらいのリールを選択するとよいでしょう。
シマノ:ソアレBB C2000SSPG
シマノのアジング専用リールです。錆に強いベアリングが特徴で、耐久性の高いギアが快適な巻き心地を実現しています。
ドラグもアジング専用のもので、初心者でもアジングを十分に楽しめるシリーズです。
ギア比:4.3
実用ドラグ力(kg):1 / 最大ドラグ力(kg):3
自重:200g
価格:11,838円~
ナイロン糸巻量(lb-m):2.5-140、3-100、4-90 / フロロ糸巻量(lb-m):2-170、3-95、4-75 / PE糸巻量(号-m):0.6-140、0.8-100、1-70
アブガルシア :REVO PRM 2500SH
アブガルシアのバス釣り用リールですが、アジングやメバリングにも対応できるモデルです。高性能の耐食性素材を採用したベアリングによって、耐久性や滑らかさを向上しています。
ラインの出入りがスムーズなので、ロッドを動かし続けるアジングやメバリングに最適です。
ギア比:6.2:1
最大ドラグ力:3
自重:183g
価格:17,816円~
ラインキャパシティ(m):ナイロン・フロロ/PE:0.165(4lb) 100m / PE 0.6 100m
ダイワ:月下美人17 EX2004C
ダイワのアジング・メバリングのためのハイエンドリールです。塩ガミによるリールの回転性能の低下を抑え、硬いロッドでフッキングしてもショックを吸収してラインブレイクを防いでくれます。
アジングを極めたい人におすすめです。
ギア比:4.8
最大ドラグ力:2
自重:170g
価格:47,058円~
標準巻糸量 ナイロン(lb-m):3-140、4-100 / 標準巻糸量 PE(号-m):0.4-120
シマノ:ストラディックCI4+ C2000HGS
非常に軽量で感度がよいリールです。特にドラグの性能がよく、巻き心地もよいため、アジングやメバリングのみならず、トラウトにも有効です。
ライントラブルを防ぎつつ、飛距離を伸ばすことを実現したおすすめのリールです。
ギア比:6.0
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):2.0/3.0
自重:160g
価格:20,794円~
ナイロン糸巻量(lb.-m):3-125、4-100、5-75 フロロ糸巻量(lb.-m):3-110、4-85、5-65 PE糸巻量(号-m):0.6-150、0.8-110、1-80
シマノ:ステラ 1000SSSDH
シマノが誇るリールのハイエンドモデル「ステラ」シリーズです。ギアの巻き心地に徹底的にこだわっており、滑らかな回転性能を実現するとともに、防水性や耐久性にも優れています。
さらにラインローラーに摩擦を軽減する処理がされているため、ラインの消耗やラインブレイクを防いでくれます。
ギア比:5.1
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):2.0/3.0
自重:175g
価格:63,884円~
ナイロン糸巻量(lb-m):2-100、3-60 フロロ糸巻量(lb-m):2-80、3-55 PE糸巻量(号-m):0.3-120、0.4-90
エギングにおすすめのスピニングリール5選
エギングでは常にロッドを振り続けることになるので、とにかく軽いリールがおすすめです。さらに2500番あたりのリールでシャロースプールのものがよいです。
特に長時間釣りをする場合は疲労との戦いになるので、可能な限り軽いものを選択するようにしましょう。
シマノ:エギングリール19 セフィアSS C3000SDH
ダイワのエギング専用リールです。防水性を強化するとともに、ロッドとの一体感を高めて長時間のシャクリとステイをサポートしてくれます。
他のものに比べてリールの重心が手元に近いため、ロッドとの一体感が増して、イカのアタリもすぐにわかるのが特徴です。
ギア比: 5.0
実用ドラグ力(kg): 3.5/ 最大ドラグ力(kg): 9.0
自重:220g
価格:20,397円~
PE糸巻量(号-m): 0.6-200、0.8-150、1-110
ダイワ:エギング16 エメラルダス 2508PE-H-DH
ダイワのエギング専用ブランド「エメラルダス」シリーズです。快適にエギングを楽しむための基本性能が網羅されているため、初心者にもおすすめです。
アオリイカの引きに追従しながら効き続ける新世代のドラグシステム「ATD」を搭載しており、大口径のスプールでライントラブルも低減します。
ギア比:5.6
最大ドラグ力:7kg
自重:250g
価格:17,998円~
標準巻糸量PE(号-m):0.6-190/0.8-150
ダイワ:イグジスト LT2500-XH
とにかく軽量で、エギングをはじめ、バスやエリアトラウトなど繊細な釣りに広く使えるシリーズです。
リールの中でも特に高価ですが、価格に見合った効果を得られるので、タックルにこだわる人には特におすすめです。
ギア比:6.2
最大ドラグ力:10kg
自重:180g
価格:69,000円~
ナイロン巻糸量(lb-m):4-230 / 6-150 / 8-100 PE巻糸量(号-m):0.6-290 / 0.8-200 / 1-190
シマノ:ヴァンキッシュ C3000HGSDH
軽くて耐久性があり、優れたリーリング感度をもつシリーズです。巻き始めがスムーズで、細かいエギの動きが釣果に直結するエギングには最適です。
長時間の釣りでも疲れにくいので初心者にもおすすめできます。
ギア比:6.0
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):3.5/9.0
自重:195g
価格:50,000円~
ナイロン糸巻量(lb.-m):5-110、6-95、8-70 フロロ糸巻量(lb.-m):4-130、5-100、6-80 PE糸巻量(号-m):0.6-200、0.8-150、1-110
シマノ:18ステラ C3000SDHHG
ギアの巻き心地に徹底的にこだわったシマノのハイエンド「ステラ」シリーズです。より滑らかな回転性能を追求するとともに、防水性・耐久性がアップしています。
ハイエンドモデルだけあって高価ですが、価格に見合った性能を期待できます。
ギア比:6.0
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):3.5/9.0
自重:215g
価格:63,659円~
ナイロン糸巻量(lb.-m):5-110、6-95、8-70 フロロ糸巻量(lb.-m):4-130、5-100、6-80 PE糸巻量(号-m):0.6-200、0.8-150、1-120
ショアジギングにおすすめのスピニングリール5選
ショアジギングで釣れる魚は青物を中心に引きがとても強いため、十分な量の太いラインを負ける4000番以上のリールがおすすめです。
同時に巻き取り量が多いハイギアモデルが一般的で、ドラグの力にも注目する必要があります。
シマノ:ストラディック CI4+ C3000HGM
軽さと同時に巻き心地のスムーズさを実現したショアジギングにおすすめのモデルです。特にライトショアジギングにおすすめですが、エギングなど幅広い釣りに応用できるのが特徴です。
デザイン性・機能性ともに優れており、初心者にもおすすめできます。
ギア比:6.0
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):3.5/9.0
自重:195g
価格:21,498円~
ナイロン糸巻量(lb.-m):8-130、10-110、12-85 フロロ糸巻量(lb.-m):8-110、10-90、12-80 PE糸巻量(号-m):1-220、1.2-150、1.5-135
ダイワ:ブラスト 5000H
ダイワの5000番のハイギアモデルです。スピニングリールで起こりがちな糸ヨレが大幅に解消できるのが特徴で、特に細いラインを使った際のライントラブルを軽減してくれます。
価格も2万円台とミドルクラスでありながら、非常に高い性能をもったシリーズです。
ギア比:5.7
最大ドラグ力:15kg
自重:630g
価格:21,334円~
標準巻糸量:PE(号-m):4-400、5-300
アブガルシア:Revo MGXtreme 3000SH
アブガルシアのショアジギング専用リールで、重さ・巻き心地ともに快適なショアジギングを実現するハイスペックモデルです。
耐久性の高いボールベアリングと独自のコンピュータ解析による滑らかなギアが特徴です。長時間の釣行でも疲れにくいので、本格的にショアジギングをはじめてみようという方におすすめできます。
ギア比:6.2:1
最大ドラグ力:3.2
自重:175g
価格:34,630円~
ラインキャパシティ(m):ナイロン・フロロ / PE:0.235(8lb)-150/ PE1.2-150
シマノ:ツインパワーXD 4000XG
シマノのリールのなかでも、特にショアジギングを楽しむアングラーに人気のモデルです。
安定したパフォーマンスで特にドラグの性能がよいのが特徴で、重心がロッドに近いことで疲れにくい設計になっています。ライトショアジギング専用のリールとして使う人が多いようです。
ギア比:6.2
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):6.0/11.0
自重:290g
価格:37,469円~
ナイロン糸巻量(lb-m)/フロロ糸巻量(lb-m)/PE糸巻量(号-m):3.5-170、4-150、5-125/3-190、4-145、5-115/1-500、1.5-320、2-210
ダイワ:キャタリナ 4000H
ダイワのオフショア向けのスピニングリールです。船からのジギングに最適で、防水性と耐久性に非常に優れています。
ショアジギングの次のステップとして船からの釣りに挑戦してみようという方に特におすすめできます。
ギア比:5.7
最大ドラグ力:10kg
自重:435g
価格:48,114円~
標準巻糸量:PE(号-m):3-300/4-220
ターゲットに適したスピニングリールを選ぼう
スピニングリールの概要と各部位の名称、そして具体的なリールの選び方について解説しました。
はじめてスピニングリールを選ぶ際には、どうしても値段やメーカーにこだわってしまいがちですが、重要なのは狙うターゲットと釣り方に適したリールを選択することです。
ターゲット、釣り方、リールサイズやバランスを考慮したうえで、自分なりに使い勝手のよいリールを選択するようにしてください。ロッドはもちろんですが、リールの選択も釣果に直結する部分です。
初心者でもリールの選択によって大物を釣り上げることは十分可能ですから、釣り方だけでなく、ぜひリールにもこだわってみましょう。
大物を釣り上げて釣りの魅力を存分に感じてください。
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